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2020年2月29日土曜日

『Life on the Longboard と人間再生展』オープニングトークイベント
















もう少しで横浜に着きます。


無事に、今日のオープニングイベントを開催することが出来ました。厳しい情勢の中、わざわざ京都新聞さまが取材に来てくださり、感謝でしたー。


無観客イベントでいいと思っていたのです。でも、次回展示の白井貴子さんとホンチさんも応援に来てくださいました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。


太秦の撮影所から高岡早紀さんも駆けつけてくださり、本当に感謝、感激でした。記念写真、いつになく緊張しましたー。会場を飛び出して横浜に向かう直前で、普段着(涙)。高岡さんがわざわざ来てくださったのも、喜多監督の人徳ですね。ありがとうございます。


トークイベントそのものも、不思議な御縁が重なってきたことを中心に、お話ができました。


人間再生をテーマにしてきた監督。看護師でありながら女優の道を歩む奈佑ちゃん。


大杉漣さんのエピソードも、映画にかけた監督や奈佑ちゃんの想いもお聞きすることが出来ました。


生きている間、いくらでもチャンスがある。一人ひとりを元気にすること、人も社会も再生できることを信じて、行動してゆくこと。そんなトークイベントでした。


新型コロナウイルスは私たちの暮らしに東日本大震災よりも大きな影響を与えるかもしれません。本当に、どうなるか分からない。


しかし、この危機にも意味があり、ここからより良い何かを生み出さなければなりません。


罹患した方々の回復を祈り、医療関係者の皆さまの職務完遂、一人ひとりの安全、感染しないこと、感染させないこと、私たち佛立教講のご奉公成就を祈っております。


18時半から横浜で家族御講です。

伊藤さんのおじさん

















おじさん。


昨日、伊藤利男さんが亡くなられました。先住がお怪我をされた時の妙深寺の事務局長、いわゆる総代だった方です。


人にも家族にも社会にも、困難な時が来るものです。その時にどうしたかで人生も国や世界の行く末も変わる。


今から27年前の私たちがそうでした。


人生波乱万丈。ほんとうに。


もう文章にしたら現実味がないのだけれど、脳挫傷と頭蓋骨、頭蓋底骨折の父は49日間意識不明で生死の境を彷徨っていました。


この49日間、妙深寺に泊まり込んでお助行を続け、みんなの先頭に立って現証の御利益を顕してくださったのが事務局長だった伊藤利男さんでした。


大正15616日生まれ、数え年ですと95歳でしょうか。


本当に、永らくご奉公いただきました。筋金入りの方々が次から次へと寂光にお帰りになられて、本当にこれからどうするのか。


いま、また新幹線に乗って京都に向かっています。今週は3回も往復しなければなりません。もうこんなスケジュールは組んではいけないと言いながら、大切なご奉公が重なるとこうなります。


50才になったら、ブログやSNSを止めて直接お会いする方とだけお話しするとか、新幹線を使わず京都と横浜を2日くらいかけてゆっくり移動するとか、いろいろ言っていたのにまだかかるようです。


27日は京都でアメリカのご奉公を再起動させるための会議。28日は六本木で台湾の会合。今日は京都で喜多一郎監督の特別展「Life on the Longboard と人間再生展 ~サーフィンも人生も大切なのはバランスとタイミング~」のオープニングです。


夜は18時半から横浜で特別御講があるので終了したらまた新幹線。


カーボンニュートラルな生き方へ早急にシフトします。


ある先生は「今回の新型ウイルスのようなことは、これから毎年あると思っていい。」と言っておられました。警鐘は鳴らされ続けていました。それも無視してきたし、またしても対策は不十分だったようです。


冬のウイルスだけではなく、気候変動によって夏はデング熱や蚊の媒介する病気が増えています。


先日、パタゴニアの企画した映画の上映会と講義に参加しました。「アーティフィッシャル」を考えるイベントです。


『アーティフィッシャル』は、人びと、川、そして野生魚の未来とそれを支える環境のための闘いについての映画です。


映画では、絶滅へと向かっていく野生のサーモン、魚の孵化場や養魚場がもたらす脅威、そして自然に対する私たちの継続的な信頼の喪失について追求していました。


その講演で「ここまで来ると新しい技術でこうした問題を解決できると考えることも間違いです。まやかしになり、遠回り、問題を複雑にするだけ。」という話が出ていました。


もちろん、人間ですから、科学技術で何とかしようという希望は捨てられない。しかしもう間に合わないということです。


「いつか新しい技術が開発されて、なんとかしてくれるだろう。なんとかなるだろう。」と考えることが全くの間違いなのです。それはビジネスであり、それは幻、妄想に近い。


もっと本質的なこと、根本的なこと。僕たちの心のことだというのです。もっと思想的なこと、もっと宗教的なことのように感じました。


心を何とかしないと、この世界は何ともならない。そのことを確認することが出来ました。


だから、立正安国なのだ。心なのだ。なにを信じて、どこに行こうとしているのかなのだ。そう思いました。


だから謗法は意味のないことであり、害のあることであり、未来を奪うことになる。


人の立てた宗教ではなく、仏陀の立てた教え、人類が到達した普遍思想の結晶・法華経本門の教えをお伝えしたいと思いました。


長々、すいません。


ということで、これからトークショーに入ります。


おじさん。本当に、ありがとうございます。


今朝、朝参詣の後、京都に向かう前、枕元でお看経させていただきました。鼻が高くてハンサムでした。いつも優しかった。


僕のスマホにはおじさんの写真がいっぱい入っていました。


ありがとうございます。

『Life on the Longboard と人間再生展』@京都佛立ミュージアム




















本日より京都佛立ミュージアムにおいて

「映画監督 喜多一郎 特別展

Life on the Longboard と人間再生展』~サーフィンも人生も大切なのはバランスとタイミング~」

が始まりました。


展示期間中は喜多監督の作品を毎日放映いたします。


1030分からは『ライフ・オン・ザ・ロングボード』、1330分からは『喜多一郎監督作品』となります。


また本日14時より

「横浜ラグーンIN京都!?トークライブ」が開催されます。


神奈川県を中心に関東全域で発信されているラジオ局「FMヨコハマ」で、当ミュージアム館長がメインパーソナリティを務め、好評配信中の番組「Yokohama Lagoon」。館長と一緒にパーソナリティを務めていられる、女優松原奈佑さんと、番組構成を手掛ける喜多一郎さんが、京都に集合!


オープニングにふさわしい夢のトークライブが実現します!


<<イベント情報>>

229日(土) イベント開催】

YOKOHAMA LAGOON IN 京都!?トークライブ」

開場 1300

開演 1400


*トークライブの前に、12時から映画『ライフオンザロングボード』の上映会を致します。


開館およびイベントを開催いたしますが、新型コロナウィルス感染症対策として、館内ではスタッフのマスクを着用と、来館いただく皆さまには消毒液を設置し、手指の消毒を推奨いたします。


皆さまお気をつけてご来館ください。


新型コロナウィルス感染症対策本部での政府方針を踏まえ

31日(日)、37日(土)、38日(日)に予定しておりましたイベントを中止とさせていただきます。


以降の予定につきましては、今後の状況を踏まえ改めて決定し、ホームページ及びSNS等で周知いたします。


ご迷惑おかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2020年2月27日木曜日

力を合わせて




















ついに新型コロナウイルスが南米のブラジルまで到達したとのこと。


一昨日の朝、ブラジルとウェブ会議で話していましたが、これほど早いとは。イタリアもそうですが、ラテン系の国はコミュニケーションが濃厚なので心配です。特に今はカーニバルの真っ最中。


新型コロナウイルスがもたらす影響ははかりしれませんが、とにかく出来ることを速かに、適切に、行ってゆくしかないと思っています。


自分自身が感染しないように努めつつ、誰にも感染させないように心がけて、そのとおり努力しなければなりません。


考えてみると潜伏期間14日とは長いです。国内感染が始まっているとしたら、どの時点で、誰から感染したか、分からなくなります。


昨日、妙深寺では行事の中止や延期、お参詣の規定を設けるなどの対策を発表しました。本門佛立宗としても公式な指針が発表されました。大変参考になります。ありがとうございます。


この数日、保育園の開園式や、FMヨコハマでの収録、永田町や新宿でも会合や打ち合わせがありました。FMヨコハマのスタジオからはベイブリッジの向こうに停泊しているダイヤモンド・プリンセス号が見えます。


実は、妙深寺の窓からも横浜ベイブリッジ、その向こうに停泊しているダイヤモンド・プリンセス号の帆先が見えるのです。朝焼けの中、写真を撮りました。


永田町では新型コロナウイルスに対する雰囲気を肌で感じさせていただくことが出来ました。何度かお目にかかっていますが、伝説的な経営者である千本さまと親しくお話できたのも尊いことでした。


新宿では「国連平和の鐘を守る会」の高瀬聖子代表とお会いしました。ニューヨークの国連本部に置かれた日本の鐘楼「平和の鐘」。終戦75周年にあたり、様々なことをお聞きできました。本当に、あっという間の2時間でした。


昨日は一般財団法人100万人のクラシックライブの理事会がありました。心の底からエネルギーが湧いてくるような会議でした。この社会を底辺から良くしてゆこうという透きとおった理念があります。


いま、京都に向かっています。


防護服姿の人を見ると、9年前の東日本大震災を思い起こさずにはいられません。


あの時も見えない恐怖と戦っていました。放射能の恐怖でした。


あの時、私たちは変わろうとしたけれど、変われなかった。どうでしょうか?変われたでしょうか?いや変われなかったと思います。


いつも、欲と何かが相撲を取って、欲が勝ってしまいます。そちらを選ぶことで大切なものを失うことばかり。


今回も、大きな試練です。負けるわけにはいきません。しかし、小さな戦いに勝って、大きな戦いで負けるようでは意味がありません。


じっくり、しっかり、乗り越えられるように、本当の意味で勝てるように、みんなで力を合わせたいです。


よろしくお願いいたします。

南無妙法蓮華経ー。

2020年2月24日月曜日

月曜日は横浜ラグーン






月曜日の朝はFMヨコハマのYOKOHAMA LAGOON(横浜ラグーン)‼️


朝が苦手という方はradikoで聴いていただければ有難いです。


新たな一週間の始まり。世界へ出航する皆さまの一助となるべく、祈りを込めてお送りしている番組です。


特に今は、本当に厳しい時代、困難な局面です。


どうか、よろしくお願いいたします。


YOKOHAMA LAGOON | FMヨコハマ | 2020/02/24/月 | 05:30-06:00 http://radiko.jp/share/?t=20200224053000&sid=YFM


番組への感想やご意見もお待ちしています。


lagoon@fmyokohama.jp


よろしくお願いいたします。


YOKOHAMA LAGOON(横浜ラグーン)

毎週月曜日午前5:30~6:00

FM YOKOHAMA

番組 MC : 松原奈佑(女優)、長松清潤(住職)


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2020年2月23日日曜日

振り返る
















父が亡くなって今年で20年。


忙しかった父と出掛けた記憶はなく、家族で旅行した思い出もありません。


しかし、強烈に、猛烈に、父の生き様というか、信念が、頭から離れず、残っています。


死んでも生き続けるということはこういうことかもしれないですね。


父と比べたら僕は息子たちといろいろな場所へ行き、それなりに多くの時間を一緒に過ごしてきたと思います。


でも、それがどのくらい彼らの心に残るか。それは分からない。


数日前、長男が写真を送ってきてくれました。大人の顔になった息子の写真を見て涙が出そうになりました。自分と父親の関係を重ねるからかな。


50才までにしなければならないこと。しようと思っていたこと。


間に合わなかったことが多く、この1週間はゆっくり、じっくり、振り返ることが出来ました。


住職となってすぐ、ニューヨークで同時多発テロがあり、時代の大転換を覚悟させられました。


アフガニスタンへの侵攻、イラク戦争。複雑に絡み合った宗教と人間の欲望による争い。200311月、一人でイスラエルに入国し、ガリラヤ湖、エルサレム、パレスチナ自治区を歩き、仏教者として彼の地を見て、仏教僧として世界の問題に向かおうと思っていました。


あの時、30才を過ぎて少し経った頃でした。妙深寺の皆さまにはいつも御心配をおかけしてきました。


しかし、本化仏教が負う使命を再認識することを肝に銘じてきました。


東日本大震災から激化する自然災害、気候危機。


そして、新型コロナウイルスの感染拡大。


三災七難、盛んに起これり。


で、どうするのか。なにが出来るのか。


南無妙法蓮華経ー。


口唱、折伏、経力、現証。


答えはそこにあるけれど、みんながそこに至るためには人が人として言葉にしなければ、唱えなければ伝わることもない。


法に依りて、人に依らない。しかし、法は人によって弘まる。


出会い、ふれあい、認め合い。受け止めて、伝えて、を繰り返し。


覚悟して、臨みます。


ありがとうございます。

2020年2月17日月曜日

日曜日の門祖会




















日曜日、館山廣全寺の柏日胤御導師のご唱導をいただき、無事盛大に門祖会を奉修させていただくことが出来ました。


まさに三災七難が立て続けに起こっている時世の中で、これほどお参詣しにくい御会式はなかったと思います。


仏教の説く「災難」は神による「天罰」ではなく因果の道理に基づいた人間の心や所業の結果、その表れと教えていただきます。


「三災」には大と小があり、それぞれが「火災」「水災」「風災」や「穀貴」「兵革」「疫病」とあります。


世界情勢を重ね合わせると、アマゾンやオーストラリアの大火災、集中豪雨による大洪水、台風15号や19号による深刻な被害などが思い当たり、「穀貴」とは「五穀の高騰」であり「兵革」は「戦争」、「疫病」はまさにウイルス性の伝染病の蔓延を指しています。


柏御導師の御法門では「家族を守るご信心」の大切さを力強くお教えいただきました。


ご挨拶でもお話をさせていただきましたが、柏御導師は私のような者に、根気よく、慈悲深く、ご指導いただいてきたのです。尊い御縁は日博上人のおかげを感じます。深く感謝しております。ありがとうございます。


そして、廣全寺のあびる様から千葉県を襲った超巨大台風の恐怖と、その中でいただかれた現証の御利益についてお話をいただきました。


まさに「家族を守るご信心」でした。幼いお子さまのいる若いお母さんとして、本当にガラスを突き破る強風は恐ろしく、また御法さまのお守りは有難かったのだと思います。涙を流しながらお話してくださいました。


土曜日に550名、日曜日には450名のお参詣をいただきました。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、1000名もの方々が真摯にお参詣、ご奉公くださったこと、心からありがたく思います。謹んで御礼申し上げます。ありがとうございました。


しかし、海外のトップニュースも日本の感染拡大についてです。どうか、しっかりと、うがい、手洗いを心がけ、日本人として早期終息を達成いたしましょう。引き続きご祈願させていただきます。


ありがとうございます。