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2020年5月3日日曜日

乳児院へのマスクの寄贈


このことは、時の経つ前にどうしても書いておきたいと思います。


4月中旬、日本各地で危機的な状況が続き、病院でのクラスター、院内感染、高齢者介護施設でも感染が相次いでいました。


この社会の中で最も弱い立場にいる子どもたち、特に児童福祉施設にいる子どもたちの間で集団感染が発生したらどうなるか。


すでにマスクが足りず、子どもたちはもちろん、先生方の分も足りなくなってきていて、不安が広がっている。施設や団体の代表から監督官庁や国会議員の方にお願いしたものの社会情勢を考えると常に後回しにされてしまうのがこうした施設なのでなんとかできないだろうか。


子どもの置かれた厳しい環境について増沢高先生(子どもの虹研修センター・日本子ども虐待防止学会理事)にお聞きしているうち、そのような話をお聞きしました。


4月初旬、実は日本経済界で知らぬ人のない千本倖生さまが、「このコロナ禍の中、弱い立場におかれている子どもたちが苦しんでいるはずだ、その子たちのために何かできないか」と言われ、そのお言葉に強く背中を押されて、増沢先生とお話をしたのでした。


増沢先生から子どもたちが置かれている状況をお聞きし、このことを100万人のクラシックライブの代表、蓑田秀策さまにお伝えしました。


蓑田さまはすぐさま行動を起こしてくださり、千本さまはもちろん、日本MAセンターの分林保弘会長にもお声をかけてくださり、三人のお力で、最も弱く、大変な立場に置かれている「乳児院」へマスクを寄贈する、と決断くださいました。


増沢先生と飛び上がる思いで喜び合いました。


しかも、本当に残念なことですが、このお話をしていた翌日に、増沢先生が言っておられたとおり、子どもたちの施設で感染者が出てしまいました。数日後、乳児院も同様でした。


とにかく、マスクを届けることは実質的に感染を予防するためだけではないと増沢先生は言っておられました。そのことによって「どれだけ励まされるか分からないのです。」「勇気づけられるのです。」と。普段からそれほど大変な立場に置かれているのだと学ばせていただきました。


先月末、無事に数万枚のマスクが届けられたのです。本当に感激いたしました。


それらは、社会福祉法人 全国社会福祉協議会 / 全国乳児福祉協議会の事務局を通じて全国の乳児院へお配りいただくこととなりました。全国乳児福祉協議会の平田ルリ子会長も大変に喜んでおられるとお聞きいたしました。本当にありがたいです。


事態があっという間に推移してゆくので、この素晴らしい出来事を誰もご披露していないと埋もれてしまうと思い、記させていただきました。


今回、乳児院にマスクを寄贈くださったのは、一般財団法人100万人のクラシックライブとして、三人の方々でした。


千本 倖生(せんもと さちお)さま

株式会社レノバ 取締役会長


分林 保弘(わけばやし やすひろ)さま

株式会社日本M&Aセンター 代表取締役会長


蓑田秀策 (みのだ しゅうさく)さま

一般財団法人100万人のクラシックライブ 代表理事


本当に、ありがたいです。


全国で、あたたかい輪が広がっていると思いますが、その一つをご披露させていただきました。


私は何も出来ていませんが、その一端を垣間見ることができて、心から感激いたしました。乳児院や児童保護施設にいる子どもたちのことも、そこに従事してくださっている先生方のことも学ばせていただき、感謝いたします。


引き続き、よろしくお願いいたします。

ありがとうございます。

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