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2020年8月28日金曜日

入道雲とブラックスワン








入道雲。坂東太郎。それぞれ巨大な積乱雲の俗称です。


昨日の朝は息を呑むほど空が綺麗でした。紺碧の空に真っ白な雲。積乱雲が出ていると天候が急に変化するので心配ですが、昨日に限れば落雷や大雨の被害は少なかったようです。


「過去最悪」「過去最大」という言葉を毎年更新している今の地球人。オーストラリアに引き続きカリフォルニアの山火事も毎年のように最大規模を更新しています。


米国では大統領選挙がクライマックスに突入し、トランプ氏の妄言を聞く機会が増えました。傲慢で偏狭で、威勢と調子のいい愚かなアメリカを象徴する人物。


気候危機もフェイクニュース、これに対する国際的な枠組みもすべて脱退、自国第一、自分第一。幼稚で笑ってしまいますが、彼を大統領にしてしまった現代地球人すべてが幼稚になっているということです。


その言動やスタイルは子どもたちにどんな影響を与えるでしょうか。「いいことは自分の手柄、悪いことは人のせい」という生き方を貫いて出世した人物はどんな世界でも薄っぺらで、本人が不幸であるだけではなく周囲の人生も結局は台無しにしてしまう。これまでも、浅く、薄っぺらな成功者が社会を退廃させてきました。


アベノミクス?日銀が使ってきた魔法は、解き方を知らないヘタな魔術師による禁じ手ではなかったか。痛い目を見ながら歴史が証明するのでしょうか。お金持ちはもっとお金持ちに、貧しい人たちはもっと貧しくなっただけのように感じます。


新型コロナウイルスによって、これだけ経済指標が最悪の数字を出しているのに株式市場だけ活況、コロナなどなかったかのように高い水準を維持しています。魔術師がお金を湯水のように印刷したので、行き場を失ったマネーが投資先を求めてマーケットに流れ込んでいる。金の価格も跳ね上げている。まるでチキンレースのようです。


ブラックスワンは見たくない。今回のブラックスワンは人間が生み出した制御不能のモンスターになります。


とにかく、狂った世界に生きていることを自覚して、為すべきことをするしかありません。


戦後まもなく、ブラジルに行った日博上人が撮影した映像。日水上人の御姿。いま山のような16ミリフィルムやVHSビデオから探し続けています。


世界をより良くしようと生きた人びとを目標に、生き直すべき時です。

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