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2022年1月30日日曜日

呉港を見下ろしながら




広島県呉市、妙泉寺の本通夜式に参列させていただきました。


美しい遺影。純白の絹のよう。やさしく微笑んでおられます。


妙泉寺にお参りさせていただいたのは高校の頃だと思うので約35年ぶりとなります。


呉港を見下ろすお城のように見事な寺観。美しい夜景。


捷代さまのおかげで、久しぶりの久しぶりにお参りさせていただくことができ、ゆっくり御導師からお話をお聞きすることが出来ました。


50年間のご奉公、本当にすごい。ただただ感服、すごいとしか言いようがない。捷代おばちゃん、すごいです。


大正初期からの呉でのご奉公。京都の本山を模した立派な本堂。戦争で灰燼と帰した呉のお寺。マッカーサーから呉市内に集会場のようなものは作ってはならないという布告があり、みんなで民家を改造してお寺の復興を果たしたこと。


高祖700回御遠諱を勝縁として呉の市街地から現在の場所へと移転、大本堂を建立。


藤本御導師は30才で京都から呉に戻り、10年後に移転、新本堂建立という大きなご奉公を成し遂げられました。花の都の京都からおっとしとした捷代おばちゃんも呉へ。ひたすらに御導師をお支えして50年。見事としか言いようのない佛立夫人のご一生でした。


今や白亜の講堂も建立されていて、3階から眺める呉港の夜景は寒さも忘れるほどキラキラ輝いて美しかったです。


今日は小山ご講尊の御一周忌。あれからもう一年。やはり言葉が出てきません。歴史が音を立てて変わっていくようで、恐ろしさを感じます。


すべてを学び、感じ取り、生きてゆかねばなりません。どんなに時代が変わろうとも、変わらないことを見極めて、変わるべきところを見定めて、やっていかなくてはならないから。


松泉院法勲妙持日捷大姉。


南無妙法蓮華経。

ありがとうございます。

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