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2024年6月3日月曜日

宝くんの絵








6月2日、朝参詣を終えて、午前11時から本門佛立宗 米国教区ロサンゼルス組親会場で月始総講を奉修させていただきます。


昨夜は小百合さんと久美さんにご供養いただきました。ずっと実際に拝見したかった宝くんの絵(勝手にそう呼んでいます)の飾ってあるマサさんのお店に連れていってくださり、美味しい日本料理を頂戴いたしました。本当に、ありがとうございます。


昨年9月、小百合さんの亡くなったお子さんのご遺骨を妙深寺にお預かりしました。今、妙深寺の第二本堂の納骨壇に眠っています。


2009年12月28日、妊娠8ヶ月で亡くなってしまった宝くん、本照水子という法号をいただかれています。小百合さんのご信心、御題目とご奉公の功徳、今生人界のかけがえのない御縁をいただいて、永遠の命を生きていると信じます。


「娑婆の夢三月、かりそめの父、清風」


開導聖人のお記しになった一文。「かりそめの父」という言葉が胸を締めつけます。しかし、だからこそ、今生でいただく御縁の尊さに想いを馳せることが出来ます。


久美さんは薫化会の代表、今回の三祖会で発足証書を受け止めてくださいました。どれだけ大変なご奉公か、本当に頭が下がります。これからも末永く活動が続くように、みんなで無理をしないように、力を合わせてご奉公いただきたいです。


久美さんの家でさせていただいたお看経は忘れられません。お看経で宙に浮くというか、ぶっ飛ぶような一座でした。なにがピタッとしてそうなったのか、立耕師、久美さん、小百合さん、私の御題目が完全に一体になって、次元を超えました。ありがたい経験、思い出です。


何よりも、英美さんが元気になってくださって、本当に、本当に、よかったです。まだ手術から間もないのにすぐに仕事に復帰されて頑張っています。このお店は英美さんのお店です。たくさんたくさんご配慮いただきました。心から御礼申し上げます。ありがとうございます。


順子さんも合流してくださいました。レオン君のお参詣がどれだけありがたかったか、ゆっくりお話ができてよかったです。みんなが幸せになることこそ、私たちの教えです。たくさんの壁や山があるけれど、強く、明るく、正しく、楽しんで、みんなで進んでゆきましょう。


つくづく、ご信心はご信心なのだけど、心に任せていては続かないし、出来ません。心、気持ち、気分に任せるのがご信心ではありません。ご信心とは約束です。約束だから続けてゆけるもの、離れずに出来るもの。凡夫の心はそれほど弱いし、迷いが深い。大切な約束を忘れず、功徳を積み重ねてゆけたらと思います。


今日の御法門、先ほどやっと完成しました。


御教歌「御法味の絶ぬ家こそたのしけれ 守護の諸天もはなれ給はず」


別の御教歌にも「信心をする人のすむ家なれば 悪鬼悪魔の来るたよりなし」とあり、あるいは「信心を忘るゝ折ぞ油断なる それがすき間に鬼は入るなり」ともお示しです。


開導聖人の御指南。

「病神、貧乏神、疫神、三人兄弟。此経行者来れば三人去る。謗法あれば行者はしらねど守護諸天来たり給はず。その人しらねど三人いなす。終に死す。」11-278 「いなす」=「去らせる」


「病神、貧乏神、死神の三人兄弟。この三神を追払うふに術あり。自力は全くかなはず。其術とは所謂上行所伝の要法也。故に御弟子旦那は信心を第一と思ひ定むべし。さて我信行をかためて家族従者等にも及ぼすべし。」11-302


「末代凡愚の信心とは口唱行也。日々の営みは信謗共に人間のつとめ也。二世安楽の大法にはあらず。なさであられぬ人間の作業也。この妙法はまれに人身を得たるも。容易にはあひ奉り難き秘要の法なり。口唱の行怠らざれば一心の玉、経力の光りを放ち、家に病神、貧乏神の隠れすむ慮もなし。是諸大菩薩。諸天の来臨影響ましますが故也。」9-414


ありがとうございます。

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