ページ

2024年10月22日火曜日

人生は妙不可思議になる




















磁力で引き寄せられるように自然と一つになってゆく。人間たちの想像をはるかに超えて。僕たちは大きな宇宙の中の小さなピースに過ぎないから。本当に、不思議です。誰がシナリオを書いているんだろう。


今日、サンフランシスコの淳子さんが妙深寺にお参詣くださいました。まったく知らなかったです。幕張で行われるコンベンションのために来日されたとのこと。ラジオでもご紹介した淳子さん。ビルが好きだったヴァン・モリソンの曲を流しました。


本堂に行くと大きく美しい御題目の声。5月のロサンゼルスにもお参詣してくれたシュコアとミーナも一緒でした。本当にありがたかったです。お数珠、とても素敵です。しっかり護持してください。南無妙法蓮華経。


何よりも妙深寺の本堂で小百合さんと淳子さんがピッタリお会いできました。同じ米国本門佛立宗、正法教会のお二人がこの本堂でお会いするなんて、このタイミングでこんなことが起こるなんて、信じられないことでした。


実は、10月20日の夜、小百合さんのお父さまが寂光に旅立たれました。心臓が2度止まり、ダメと断言されていたところから、愛する家族や大切な方々とかけがえのない時間を過ごために戻ってきてくれました。小百合さんともたくさんお話しできたそうです。


何より、意識を取り戻した後、ご自身の筆で御本尊拝受願いを書かれました。それほどの方はなかなかおられません。死の淵から生還し、自分でしっかりと整えて、旅立たれるなんて。


14日、僕が病室に駆けつけた時は、完全に目覚めておられました。懐中御本尊さまを枕元に奉安し、お参りさせていただきました。今生人界の瞬間です。記念写真の時には、にっこり満面の笑みを浮かべてくれました。本当にありがたいです。


20日の夜、19時半に妙深寺を出て病院へ向かいました。病院の直前で訃報が届きました。家族全員、お父さんの旅立ちを見守ることが出来ました。本当に、ありがたいです。時間こそ命、何ものにも代え難い宝物をいただいたのだと思います。


お父さんと共に妙深寺に戻り、枕経の一座を勤めさせていただきました。何もかも、感謝しかありませんでした。十数年前に白血病を患い、それからここまで頑張ってくださいました。妙不可思議な現証にひたすら感謝し、しっかりとお見送りのご奉公をさせていただきます。


その翌日、すってんころりん、転倒。ホッとし過ぎたのですね。日曜日まで怒涛のスケジュールで、その夜に小百合さんのお父さんが旅立たれ、ここからお見送りのご奉公。予定表を見直してもここしかないタイミングです。小百合さんのLAへの帰国日程もあったのです。すごいですー。


ロサンゼルスではラシャーンさんが義父のためにお看経してくださっていました。正法教会までお参りし、一人でご宝前に向かい、ひたすらお看経なさっていたそうです。後ろ姿、泣けます。


そして、今日はロサンゼルスの小百合さんとサンフランシスコの淳子さんが妙深寺の本堂で出会う。涙を流しながら抱き合うお二人を見て、胸がいっぱいでした。10月3日に淳子さんもお母さんが旅立たれたそうです。千羽鶴のお母さん。シュコアとミーナも一緒にみんなでご回向させていただきました。


実は、先週はハワイ別院からマイさんとエリックが来てくださっていたのです。あまりにも怒涛でアップできませんでした。マイさんにもエリックにも常日頃のハワイ別院護持のご奉公について感謝の時間を過ごしたくて、やっと想いが形になりました。


何も予定していない、お呼びしたわけでもないのに、こうして米国教区の皆さんがお参詣くださり、大切なご奉公が続いていくということが、妙不可思議であり、尊く、ありがたい御法さまのお導きだと思っています。


長々と申し訳ないです。頭を打ってるから、いつも以上に長くなっているのかも(笑)。本当に、頭から飛んでアスファルトに打ち付けられたのに、カスリ傷だけなんて、おかしい(笑)。右の頭、右の肩、左手、右足、左足、グルグルと転がって傷だらけなのに、この程度で済んで本当に御法さまのおかげです。死んでてもおかしくなかった。


さらに感謝して、生き直します。ベースを変え、ステージも少しずつ変えながら、バージョンアップできるように、努力します。こうしたタイミングをいただいたのだから、最大化します。


夕方、身体を引きずりながら、杉野宣雄先生のアトリエまで伺いました。妙深寺から車で5分なんです!開導聖人の御真筆御本尊さまをお供しました。またまた、無理難題を杉野先生にお願いしてしまいました。


妙深寺ネパール別院カトマンズ親会場のために、大御本尊さまの表装を杉野先生にお願いしています。古今東西、前代未聞、押し花による大御本尊さまです。ブッダガヤのオリジナル菩提樹の葉、白蓮(プンダリーカ)、蓮根、紫陽花などで謹製くださるとのことでした。


生きていて、よかった。ご心配をおかけして申し訳ございません。今夜は事務局会議です。明日23日は18時から通夜式、24日は12時から告別式を奉修させていただきます。本門佛立宗の正式によってお見送りできることが何よりもありがたいです。


僕たちは、つくづく偉大な宇宙の小さなピース。自分が出ればバラバラになるけれど、南無妙法蓮華経に気づけば無限の一つになる。


南無妙法蓮華経

ありがとうございます。

0 件のコメント:

コメントを投稿