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2024年11月22日金曜日

今日は飛行機、明日は電車


今日は飛行機を使わせていただいて、明日は小倉駅から新幹線、京都駅でサンダーバードに乗り換えて敦賀、敦賀で北陸新幹線に乗り換えて長野へ向かう予定です。


小倉から京都は591キロで148分、京都から敦賀は94キロで52分、敦賀から長野は353キロで110分だそうです(乗換案内さんが教えてくれました)。総行程は1041キロ、5時間32分の移動です。


日曜日は長野 本晨寺の高祖会を奉修させていただきます。本晨寺は自分にとって特別な場所、特別なご奉公で、本晨寺のご宝前に向かうといろいろなことが心に浮かんで、涙が出そうになります。一年に一度、本当にありがたいご奉公です。


日程調整がなかなかできず、明日は北九州、明後日が長野となってしまいました。月曜日の朝、横浜に向かい、夜は常さんのお通夜を勤めさせていただきます。


ありがとうございます。

2024年11月21日木曜日

幸の湯、常さん、北九州


帰国後、成田空港から常さんの枕経へ直接向かいました。


穏やかな、安らかなお顔でした。こんなにハンサムだったかなと思いました。御題目を唱え、手を握り、ご挨拶できて、よかったです。とにかく、よかったです。


帰国して、そのまま伺うことがいいのか悩みました。海外のウイルスを万が一ご自宅へ持っていってはいけないし、特にネパール帰りの汚いままではとても申し訳ない。


渋滞だったので朝10時過ぎでしたが、常さんの家の近くに「幸の湯」という銭湯があって、そこで身体を清め、服を着替えてから伺うことにしました。


洗うだけなら10分、トイレを入れたら15分、パッと入らせていただきました。なんと大田区の住宅街にあるのに天然温泉、入浴料は550円。越後湯沢の 「山の湯」と50円しか違わない。ありがとうございます。


きれいな身体になって、常さんに会いに行きました。お看経しながら、常さんの話を聞いているような感覚になりました(涙)。お昼前に妙深寺に戻り、御礼のお看経をさせていただきました。


昨日は水曜日だったので横浜ラグーンの放送もありました。一人でも多くの方々に「仏教は捨てたものではない」と思っていただければとありがたいです。


国内外の社会情勢に戦慄します。至るところで既存の権威は失墜し、不信感と不満感が世界中に溢れているように見えます。


ロジックよりトリックやレトリックが先行し、プロパガンダやアジテーターが流行し、権実雑乱、玉石混交、真実を見つけることが極めて困難な新世界に突入しています。


はかない世界に、つたない自分。師弟共に凡夫、三毒強盛の悪人、と日蓮聖人は『如説修行抄』にお諭しです。虚しくなりますが、死ぬまで死なないし、死ねないわけですから、せめて少しでもご奉公させていただきたいものです。


明日、午後のフライトで北九州に向かわせていただきます。明後日23日(土)10時から小倉 不軽寺さまで令和6年度 北九州布教区の婦人会研修会でお話をさせていただく予定です。少しでもお役に立てるように頑張ります。


ありがとうございます。

2024年11月20日水曜日

帰国しました


無事に帰国いたしました。いま大渋滞の湾岸線を羽田方面に向かっています。


カルパのプレゼンテーションは素晴らしかったです。あなたがダイヤモンドを見つけたとします。あなたはそれを拾います。少し先にもダイヤモンドが落ちていて、あなたはそれを拾います。少し先にまた、さらに少し先にもダイヤモンドが落ちていて、全部拾っていたら両手で持てなくなりました。


あなたはどうしますか?


きっと、最愛の人、愛する家族、友人に連絡して、一緒にダイヤモンドを拾おうと言うはずです。


だから、お教化は大切だと思います、と言っていました。この感激というか、カルパの随喜がすごいんですよね。ありがたいです。


カトマンズの空港までみんなに見送っていただいて、ありがたかったです。みんなのポジティブなエネルギーを感じながら帰国することが出来ました。引き続きよろしくお願いいたします。


南無妙法蓮華経

ありがとうございます。

ラストメッセージ

























今夜21時すぎのフライトで帰国します。空港に到着し、チェックインしました。搭乗を待っています。


今回、無事にカトマンズ親会場を開設することが出来ました。しかし、これは一つの到達点ではありますが大いなる挑戦です。ホテルのオープニング、親会場のオープニング、スケートバークのオープニング。希望に溢れたご奉公が続きました。


最終日は朝参詣にパッキング、14時からカトマンズ親会場で御礼の一座を奉修しました。空港方面に向かい、15時にパシュパティナート、ここでスニルに会い、

15時50分からスニル宅でお助行、16時30分からジーバンの家でお助行、今回最後の一座を奉修させていただきました。奥さんのレヌさんも本当にしっかりした婦人信徒で謗法なども一切ありません。お父さまのご回向もさせていただきました。


今回最後のメッセージとしてみんなにお話をしました。いつも最終日に感動して帰るけれど、そこが頂点でどんどん下がる、問題が出てくる。そこは末法だから問題もウェルカム、想定内だが、覚えていて欲しい。


現証はデリバリーされてこない、誰も運んできてはくれない、自分で取りに行く、自分の手で、足で、頂戴するものであることを、忘れないでいてほしい。家で待っていても、ベッドで寝ていても、幸せは訪れない。素敵なことなど青い鳥すら運んできてくれない。自分が行く、自分でやる、行うしかない。


異体同心の本当の意味も忘れないでいてほしい。ただの仲良しではない。好きだから近くにおいで、嫌いだからどこかへ行け、ではない。バックグラウンドの違う、強い人も、弱い人も、賢い人も、そうでない人も、阪神ファンも、巨人ファンも、保守も、リベラルも、誰だっていていい。ブディズムはもっと超巨大な目標を共有してる。目標に向かって力を合わせよう。遥かな旅を続けよう。


いい仲間が残っています。


日本人だし、経済的な格差もあるから、そういう面で、あるいはファッションで、近づく人もいるし、だからこそすぐに離れてしまったりする人もいます。それはそれでいい。プロモーディアルだし、恥ずかしそうな信心ではないし、こちらは正々堂々、ひたむきなご奉公を続けるしかない。


御教歌

「さくと見て おつるもいづれあるならひ 実になる花の数はすくなし」


み仏の時代すら五千退席。メンバーが去っていくのは寂しいけれど、それ以上に大勢の新しい、本物のメンバーが集まってくれている。本当に、いま残っているメンバーの本気度、本物の存在感、使命感、覚悟が、ありがたいです。ありがとうございます。


もう一つ、心から嬉しいのはINSの一致団結、異体同心、再スタートの約束です。「INS」とはインド・ネパール・スリランカのことで、8年前にネパールでカルパが名付けました。「これからはINSで団結してご奉公しよう」という言葉から生まれました。


この8年間、カドゥカ清地師がインドのナーランダ大学に入学してくれたり、様々な試みをしてきましたが、INSの3ヶ国が本当に結びついてご奉公することはありませんでした。継続的に。


しかし、今回、スリランカから良潤師、カルパ、ランガの3名が来て、インドからシェーカーが来て、ネパールの清行師やナランやビカスやユブラージ、ジーバンやギャヌ、イショールやラジャンと深く交流してくれて、生まれました。初めての一体感。初めての約束。ここから先が楽しみになりました。


今生人界のネパール。本当に、ありがとう。ここまで出来たことが奇跡だと思います。倒れずに、事故もなく、トラブルもなく、この超過密なご奉公を全て終えられたことは、もはや自分の今の体調を考えても、あり得ないことでした。宇宙法界がギリギリの自分を助けてくださって、ようやく動けたのだと思います。ありがとうございます。


生きている間、まだ役に立つ間は、お使いください。そのような気持ちでご宝前にお願いしています。


旭が亡くなって9年。あの日の旭、あの日の自分。ネパールでの支援活動をスタートさせた自分を責めたこともありましたが、旭のご両親、小原家の皆さま、御法さま、すべてが巨大な力に導かれて、ここに生きています。


小さくなった地球の上で、僕たちは仏教史に残る壮大な旅の途中です。南米に伝わった仏教が花開いているように、仏陀の生まれた国・ネパールでも50年後、100年後には景色が違っていることでしょう。そう願います。


まずは、これまで。今回は、ここまで。これで、帰国します。


ネパールのみんなにはフルパワーの信行ご奉公を期待します。日本で連綿と続く現証のお話を待っています。


今朝未明、常さんが亡くなったと連絡が入りました。午前2時15分でした。ネパール前に会いに行けばよかった。でも、後悔しては常さんに申し訳ない。朝の一座でご回向の言上をさせていただきました。ネパールのご宝前でも、日本の方々のご祈願、ご回向を続けています。


いつか、みんなにネパールに来てもらいたい。ちょうど1年後は福岡日雙上人にお出ましいただく特命巡教を頂戴します。その時にはカドゥカ清地師もいてくれるから、ネパールはさらに重厚なご奉公体制になっているはずです。


来年は「来てください」という団参の募集はやめようと思います。「来ないでください」というのは変だけれど、観光気分では期待に応えられないと思います。旭が亡くなった国です。まだまだ危険も伴いますし、期待に応えられません。


ですから、海外旅行の延長線上にあるものは別の機会にしていただいて、本物の佛立弘通、国際弘通の最前線を体験したい方だけ、そのご覚悟のある方々だけ、ネパールにお越しいただき、ご奉公いただければと思います。


是非、みなさまのお力をお貸しください。ネパールのみんなの大変な励みになります。本物が、本物を生みます。是非、本物の方々に、本物のご信心、ご奉公を、教えていただきたいです。


よろしくお願いいたします。

これからフライトします。日本まで9時間。空港からそのまま常さんの家へ向かいます。


南無妙法蓮華経

ありがとうございます。


2024年11月18日月曜日

9年後のカトマンズにて







































スケートボードパークのオープニングセレモニーから午後はカトマンズ市内で御本尊のご奉安のご奉公、そしてギャヌの自宅へお助行に行きました。


ビラジ・バーラ君はユブラージが教化親です。お戒壇もユブラージが護持していたものを譲りました。この日を待ちに待っていてくれました。ビラジは本当に真面目なHBSメンバーです。お父さんも弟くんもお参りしてくれました。


カトマンズに親会場をオープンしたタイミングでカトマンズ在住の人の家に御本尊をご奉安できたことは極めて重要なことだと有難く感得しています。ありがとうございます。


続いてギャヌの家に行きました。ギャヌ。今までたくさんのことがありました。一年前、ネパール別院のご宝前で彼のお懺悔を受け入れました。還俗のお懺悔は並大抵ではありません。しかし、事実、HBSネパールの歴史の中で、数年間は彼や妻のプジャが支えていたことに間違いはありません。


クオン、そして9ヶ月の長女イエスウィニーちゃん。名前が「イエス」&「ウィニー」とは不思議です。かわいいです。お母さんも、アパートのオーナーさんもお参りくださり、ありがたかったです。


プジャのご宝前のお給仕はさすがでした。ネパール別院のご宝前を、クオンの子育てをしながら頑張ってきたのです。ありがとう。再びしっかりご信心、ご奉公に励んでもらいたいと願っています。


移動中、大渋滞に巻き込まれながら遅めのランチをいただきました。カトマンズで有名なモモのお店です。さすがに美味しかったです。


18時前にカトマンズ親会場まで戻ってきました。

ありがとうございます。

まさかのスケートボードパークのオープニングセレモニー




















エクストリームスポーツのプロデューサーだったことがご奉公のプラスになるとは思ってもいませんでした。


今回、カトマンズ初のスケートボードパークが完成し、オープニングセレモニーを奉修させていただきました。オーナーは15年間もアメリカで生活をしていて、そんな中でスケートボードの魅力というか、若者たちが夢中になっているこのスポーツにとても感動したそうです。そしていつか母国ネパールにスケートボードパークを作りたいと夢を抱くようになりました。


コレイア清行師が建設中の施設を訪ねてオーナーと出会い、オープニングセレモニーをお願いされるまでになったのです。出発前、この予定が入っているのを聞いてびっくりしました。運命的な巡り合わせを感じました。


清行師はブラジル時代からスケーターだったし、僕はジェットスキーのプロからエクストリームスポーツのプロデューサーをしていました。そんな2人が、ネパールのスケートボードパークでご奉公するなんて、ストーリーとして出来過ぎです。


Sports-i ESPNで番組の企画書を作成し、須田さんとスポンサーを探し回り、サロモン&テーラーメイドの林さんが手を挙げてくださり、「X-Sports」という番組をスタートしました。伝説的な番組となり、多くのエクストリームスポーツの選手に刺激を与えました。


米国のESPNが主催する「X GAMES」は最大のコンテンツで、テレビ東京で2時間の特番も制作放送させてもらい、ESPNで放送したX GAMESでは解説を担当したりしました。クライマックスは日本オリジナルのエクストリームスポーツの総合イベント「X-Sports Core Xtreme Games」の企画開催でした。


まだ、人間になる前の、野獣のようだった頃のことですから、ご奉公とは結びつかないと思っていました。しかし、今回、なんとネパールで、スケートボードパークを建設、運営する人からお願いがあるなんて、ビックリ仰天しました。本当に、ありがたいです。


なにかスケートパークの記念になるものはないかと考えて、宝物の一つだったトニー・ホークのサインをプレゼントすることにしました。カリフォルニアのオレンジカウンティで開催されたスケートボードの大会へ取材に行った時にもらったサインです。


オープニングセレモニーには、ネパールのチャンピオンやトップアスリートたちも集まってきてくれて、とても喜んでくれました。日本とネパールのスケートボードの交流ができればとても素敵だなと思いました。本当に考えられないような巡り合わせです。


法要の後でみんながスケートを見せてくれました。すごく上手でした。これからもっともっと上手になると思います。言上文には安全はもちろん、この場所から素晴らしいプロ選手が輩出されたり、多くの子どもたちの幸せが生まれることを言上させていただきました。


清行師もスケートを見せてくれました。このランプ、なかなか難しいと思います。素晴らしかったです。


今回のご奉公はオープニングが多いです。嬉しいことです。ありがとうございます。


We hereby conduct the Skaters park Nepal opening ceremony, in front of the sacred object of worship, the true identity of buddhas and all the other  beings and the supreme law, which is revealed in the Primordial Chapters of the Lotus Sutra.

May this place be safe and prosperous.

May this place will produce many professionals and bring happiness to many children.


Namu Myo Ho Ren Ge Kyo,,,,,

人生の喜び









































人生は長い短いではなく、どう生きたかに尽きる。自分の満足や納得ではなく、愛する人を愛せたか、愛してくれた人を幸せにできたかに尽きる。


今生人界のネパール。再びネパールに来ることができて、今回は首都カトマンズに弘通拠点を築くことができました。一年ごとの寿命を想定しているから本当にありがたい。ここまでできると思わなかった。本当にありがたい。


コレイア清行師のご奉公によってネパールに上行所伝の御題目、南無妙法蓮華経、プリモーディアル・ブディズムは確実に根を張りました。現地のメンバーのおかげで素晴らしい開堂式になりました。


9年前、僕たちは愛する大切なメンバー、小原旭くんを失いました。そこで諦める道もあった。ただそれは間違った選択であると信じた。この国は仏陀の生まれた国。旭は英雄になることを求めた。彼の命を最大化する道を選択した。


僕たちの選んだ険しい道はコレイア清行師の命がけのご奉公によって成し遂げられ、ここにたどり着いた。ありがとうございます。


実は、昨夜も話していましたが、9年前から1年前までの8年間は、試行錯誤、トライ&エラーの繰り返し、むしろ失敗の方が多かったと思います。デコレーションとイミテーションもたくさんありました。でも無駄なことは一つもなかった。


全てを含めて、この一年間が最も大切だったと思います。数ヶ月前には壮絶な出来事もありました。コレイア清行師がバージョンアップするために絶対に必要だったお懺悔と改良の誓い。彼は教務を辞めるギリギリのところまで行きました。しかし、心からお懺悔し、改良を誓いました。そして究極のバージョンアップ。


本当に景色が変わりました。素晴らしいセレモニーでした。遥か彼方の山の奥からお母さんたち、婦人会のメンバーもお参詣くださり、カトマンズのメンバーも参集して、この地域の区長さんやオーナー、スケートパークの社長も来てくれて、本堂満杯、溢れ出る素晴らしい開堂式でした。


カルパのスピーチ、素晴らしかった。みんなが誇りです。本当にありがとう。みんなの存在が宝物です。思い残すことがないほど。ご奉公してきてよかったと思いました。


人生は長い短いじゃない。メッキは剥がれる。イミテーションは崩れる。長い目で見て、本当に価値ある命の使い方をしたい。そう思ってきましたが、本当にみんなの素晴らしいご奉公を見て、その存在価値の偉大さを感じて、僕は嬉しくなりました。


そんな素晴らしい、今回のネパールのクライマックス、開堂式でした。


今朝は4時に起きて、5時にカトマンズ親会場を出発し、再び題目塔まできました。実は数日前のお助行で行けなかったお宅の方々が悲しくて、寂しくて落ち込んでいると聞いたので、来ました。


南無妙法蓮華経

ありがとうございます。