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2025年10月16日木曜日

ネパール開教10周年記念団参 延期について

 











ネパール開教10周年記念団参 延期について


ありがとうございます。

ネパール開教10周年記念団参の延期についてご披露させていただきます。


本年、ネパール開教10周年を迎えるにあたり、11月12日〜19日の日程で団参の募集を行い、15名以上の申込をいただいておりましたが、9月初旬に発生した政府への抗議活動に再燃の懸念があり、残念ながら記念団参の延期を決定いたしました。


報道のとおり、高い失業率と腐敗した政治、特に「ネポティズム(縁故主義)」と呼ばれる政府関係者の家族による汚職や富の誇示に対し若者たちの憎悪が爆発し、抗議活動は過激化、死者75名、2000人以上の負傷者を出すに至りました。首相や閣僚が辞任し、かろうじて暫定政府が樹立されました。9月13日、首都カトマンズの外出禁止令が解除され事態は終息に向かうと期待しておりましたが、警察の発表では刑務所から12,500人以上が逃亡したままで、多くの武器が奪われているとのこと、それぞれその後の情勢を注視しておりました。


10月10日、ネパール側との打合せで現地のコレイア清行師、カドゥカ清地師より再び抗議活動のリスクが高まっているという報告がありました。実際、10月10日付で在ネパール日本大使館より新たな注意喚起が出されました。


・外務省海外安全ホームページ「集会・デモに関する注意喚起」

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=160507


10月下旬、伝統的な祭りの後に抗議活動が再燃する可能性があり、一度抗議活動が始まれば前回同様に空港が閉鎖され、制御不能、危険が高まると予想されます。


寺内で検討した結果、この情勢では団参の皆さまの安全を確保できないと考え、誠に残念ながらネパール開教10周年記念団参について延期を決断いたしました。


延期の時期は来年の3月から4月を予定しております。その時期にはネパール国内の選挙も終わり、混乱も収束していると想定しております。開教10周年記念団参は「中止」ではなく「延期」となりますので、万全の状態で開教10周年の参詣ご奉公ができますよう、引き続き準備ご奉公を継続してまいります。


住職としては単身ネパールへ渡航し、各法要のご奉公をする予定です。

何とぞよろしくお願い申し上げます。

ありがとうございます。


令和7年10月15日 長松清潤拝

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