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2025年11月1日土曜日

11月1日となりました🙏

 

11月1日となりました。10月は例月以上に大切なご奉公が続きました。無事に新しい月を迎えることができて、ホッとしております。


何より、高祖会1000名の参詣誓願が成就したとのこと、すごいことです。自分から進んでお参りする人は少ない世の中で、細やかにお声をかけて、お参りを促してくださる、まさに菩薩のような方々がたくさんおられるということです。


妙深寺の本年度の教化誓願も成就し、この厳しい時代に、大変な前進をしてくださっていること、住職として皆さまに伏して御礼申し上げたい気持ちでいっぱいです。


菩薩の心。本物の仏教、本物の佛立信心。ぜったいに、幸せになるために、ここが大切、これが必要、と思ってくださっていること、尊く、有難いです。涙が出てきます。


この世は片時も止まらず、動き続けています。自分も、周りの人たちも、そのままであり続けることはない。世に謳われる「アンチ・エイジング」は素敵な目標ではありますが、私たちが生ものであることに変わりはありません。うっかりしていると、取り返しのつかない人生になります。


遠回りだと思っていることが近道で、近道だと思っていることが遠回りであることがある。みんなに、悔いのない、しあわせの道を歩んでいただきたい。そのお手伝いがしたい。


大切なものを大切に、大切な人を大切に。お寺と共にある暮らし。暮らしと共にあるお寺。「心のよりどころ」と簡単に言いますが、これほど大事なものはないです。人にはあらず、御法さまに「よりどこれる」こと。


嬉しいこともたくさんあるのですが、季節と同じように、冷たい風がやってきて、いつの間にか逆風となり、体調を崩される御講師がおられたり、すぐに手を打たなければならないことが起きたりしています。季節の変わり目というか、天候の激変。逆風の中を進む船の舵取りは、慎重に、迅速に、予断なく、油断なく、果敢にしなければなりません。


御教歌

今こそは うきゝあらしに吹かるれど 花さく春をたのしみにして


「大変だ」と思うことは、人生誰しもあります。勉強でも、学校でも、お仕事でも、「今は一番つらい」「会社がヤバい」「なんでこんな悪いことが立て続けに起こるんだ」「今が正念場だ」と思うこと、あると思います。そんな時です、そこが大事。


季節のように、大変な時期、人生にはあります。でも、その時も、しっかりと対処して、乗り越えよう、と。その時の乗り越え方、その時の立ちい振る舞い、 その時のご宝前への向い方、お看経の仕方、必ずしっかりと御法さまにお縋りしていれば、大丈夫だ。心にも体にも状況にも、会社にも学校にも何もかも、結果良かったと、そんな日が来る。あの寒さがあったから、あの嵐があったから、気づけた、あの時変わらなきゃいけなかった、あれがなかったら変われなかった、登れなかった、やれなかった、ということがある。


佛立仏教者にとって、ダメなことはただダメじゃない。マイナスなこと、ネガティブなことも、ポジティブなこと、プラスなことに転じるのが、南無妙法蓮華経のご信心ですから、「いま苦しい」「今やばい」となっても、「花咲く春を楽しみにして」、一生懸命、真正面からその厳しい状況に向き合って、素直に改良し、力強くご宝前に向き直し、御題目をお唱えすれば、必ず現証の御利益が顕れる。最大の不幸が最高の幸せに変わる。罪障消滅、定業能転のご信心です。


厳しい出来事が厳しい結果を導くのではない。厳しい状況を迎えて、人間は気づき、鍛え、備え、改め、進むことができる。素敵な教えだな、希望のある、癒される、気付かされる、勇気の湧いてくる、尊い教えだな、と思います。しかも、観念論ではなく、実践を教えてくださるから。


11月はネパールもあります。精一杯のご奉公に努めます。


強い風の中にあっても、ここで体制や体調を整え直し、次の航海に向かいましょう。


南無妙法蓮華経

ありがとうございます。

長松清潤拝

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