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2008年10月18日土曜日

カスン君のオフィス

 準備ご奉公で忙しいスリランカの青年たち。
 未来を担う彼らからのメッセージは、第2回青少年の一座でも紹介された。スリランカという国情不安定な国に生き、御題目の信仰に出会い、真実の仏教を実践する青年たち。いま、彼らが最もご信心の尊さを肌で感じている。
 自分自身が現証の御利益を実感していることはもちろん、生きた仏教が国に弘まることによって、故国に平和をもたらし、人々が心豊かになると確信している。ディリーパ君やカスン君はそのリーダーであり、日夜に仕事や勉学に励んでいる。今回の10周年記念ご奉公も彼らの尽力によるところが大きい。
 特に、カスン君には驚いた。彼は、コロンボのメインストリート沿いに自分のオフィスを構えている。3Dを駆使して建築デザインやパンフレットを作るのだが、これが世界レベルのクオリティーなのだ。本当に、これはすごかった。我々が宿泊しているコロンボのホテルに隣接する超高層ビルのデザインも、カスン君によって為されたという。社会の中で自己実現していくと共に、ご信心によるご奉公を忘れていない。スタッフも大勢忙しそうに働いている。ゴールから出てきて一人暮らし。会社を興して社員を雇い、事業を拡大している。
 今回、彼は、スリランカ本門佛立宗のウェブサイトをデザイン、開設した。私の写真などもアップされているのだが、これが変な顔。恥ずかしい。しかし、いずれにしても、素晴らしいご奉公だ。
 準備ご奉公の合間、BMICHへの視察を終えて、カスン君のオフィスに寄った。小さなオフィスだが、ハイスペックのコンピューターが並び、カスン君は記念大法要で放映するオープニングビデオの映像を編集していた。小さな蓮華の花が咲き、カメラが俯瞰していくと次々に蓮華の花が咲き始めて、上から見ると「仏丸」になる。DVDのパッケージも製作しており、団参がスリランカを離れるまでに記念大法要の模様を編集し終えて配布できるようにするという。
 その他、ディリーパ君もこのオフィスを使って準備ご奉公をしてくれていた。日本語でのウェルカム・メッセージをカードで作り、一人一人に配りたいという。清顕が日本語をチェックしながら準備を進めた。後ろで眺めながら、未来は明るいと確信を持った。
 本当に、ありがたい。



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