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2010年2月28日日曜日

伊豆からの便り

伊豆の伊東から素敵なメールが届きました。この季節、早咲きで有名な伊豆の「河津桜」の写真。今の妙深寺境内は梅が満開ですが、やはり本化桜の開花は待ち遠しいですね。恋いこがれます。

前川さんのメールを読んで、少し調べてみました。この「河津桜」は、1955年に飯田勝美という人が静岡県賀茂郡河津町田中で原木を偶然発見したことが由来であるといいます。当初、発見者の飯田氏の屋号から地元では「小峰桜」と呼ばれていたそうです。素敵な名前ですね。

その後、学術調査で新種と判明し、1974年に「カワヅザクラ(河津桜)」と命名されました。それ以降、河津町の木に指定されています。現在も樹齢50〜60年の原木が河津町にあるそうです。河津駅近辺には3キロも「河津桜並木」が続いていて、毎年2月10日前後から3月10日前後にかけて「河津桜まつり」が開催されているとのこと。夜にはライトアップされるそうですから、きれいでしょうね。

本当に、うれしいメールを、ありがとうございます。

見事なお天気

無事に横浜に戻りました。素晴らしい青空で、驚きです。ありがたいことですね。

さ、明日の準備します。原稿も山積みにたまっています(汗)。

花束を

妙現寺の門祖会で、サプライズ。御法門の前に花束をいただきました。有難いことです。

明日、誕生日ということで、妙現寺のご住職やご信者みなさまにお祝いしていただいてしまいました(汗)。

実は、弟子のくせにお師匠さまの鈴江御導師と誕生日が一緒(汗)。妙現寺の方々は、鈴江御導師へのお祝いをされ、わざわざ私にまで花束を用意してくださったのでした。本当に、すいませんでした。

明日、心して誕生日を迎えます。「信心は年がよるほど若返れ」との御教句があるますから、また一段、初心に返ります。

門祖会、盛大に奉修されました。ありがとうございました。

南米チリで、また大きな地震。今は津波の警報が出ていて、被害が心配です。マグニチュードは8を超えていて、阪神淡路大震災の700倍のエネルギーに相当すると聞きました。恐ろしい自然の猛威です。大自然の前では無力な人間ですが、だからこそ力を合わせて支援の輪を広げてゆきたいものです。

お寺と共にある暮らし

今日は日曜日。2月の最終日ですね。ほんの数日のことですが、2月は短すぎて大変です。明日、もう3月なんて。1日は30時間、1ヶ月は40日くらいあったらいいのに(笑)。

昨夜は23時過ぎまで皆さんとお話をしていました。彩乃ちゃんが彼氏を連れてきてくれていたり、古屋さんもお友だちを連れてきてくれていたり、本当に新しい御縁がたくさんありました。

いつも叱咤激励をくださる伊那谷の先生のご家族も初参加、京都からも神田さんとエイジくんが初参加。魅力的な神田さんのご主人は3週連続で京都から横浜に来てくださっていて、本当に有難いです。こちらが元気をもらっています。

英ちゃんは、演劇仲間だった野上さんを連れて、貴子ちゃんも親友を連れてきてくれて、黒崎さんや山崎先生も会話に加わり、本当に、楽しかったし、嬉しかったです。

不思議なお寺。お寺で、新しい、そして素敵な縁が結ばれて。暮らしの中に、もっと自然にお寺があれば、世の中の人も幸せなはず。暮らしの中にお寺がないことの方が不自然であることを知っていただきたいです。葬式や法事で行くだけじゃ、もったいない。お寺が果たす本当の役割を知っていただきたいです。

そして、何と言ってもキヨくんが彼女を連れて初参加してくれたのが嬉しかったです。ひろし君がいてくれて、みんなで深い深いお話をすることができました。ありがとうございます。

今朝は、これから相模原・妙現寺の門祖会に向かっています。お師匠さま、鈴江御導師のご自坊で奉修導師のご奉公、緊張してしまいます。精一杯、ご奉公させていただきます。

ありがとうございます。

2010年2月27日土曜日

結局二日間

結局二日間、パソコンの修理と設定にかかりました。朝までかかって。本当に、申し訳ない。

これから口唱体験会、青年会の英ちゃんと打ち合わせ、19時からバーです。

2010年2月26日金曜日

デジタルとアナログ

何時間も、パソコンの修理にいそしんでいました。これを直しておかないと、いろいろなご奉公が円滑に進みません。無理だとしても、ある程度なんとかしておかなければなりません。何とかデータを取り出せたのは救いです。ありがたい。

いや、本当に、このタイミングであったことが救いでした。だましだまし使えていても、来月6日からの海外出張中に壊れたら、最悪の事態でした。最近、メールの返信も遅れていますし、集中力は発揮できても、パソコンやデジタル機器が壊れてしまったら効率と速度が極端に落ちます。このタイミングで、態勢を立て直して、再スタートできるなんて、最高に有難いことです。

デジタル機器とは長い付き合いです。とにかく、デジタル全盛、パソコン全盛の時代が幕を開けた時から、ただただご弘通のために、置いていかれないように自分や周りの教務を鼓舞してついてゆきました。

当時はパソコンも高かった(汗)。まず個人で買ったのを記憶しています。「佛立魂」という本を書いた時は、まだワープロでしたから、その後ですね。

そして、妙深寺はホームページを開設、英語ページも作成して海外にも情報を発信し、国内外との情報交換を開始してゆきました。

そうはいってもプロもいないし、予算なんてないし、「そんなことしなくてもご弘通はできる」という意見が大勢を占めていて、前に進んだのが不思議なほどでした。モ妙深寺最初のデスクトップパソコンは瓜生さんからのご有志で購入させていただいたのを覚えています。こうして次の時代の扉が開かれてゆきました。

もちろん、パソコンなんて道具に過ぎません。ご弘通は、やはり「フェイス・トゥー・フェイス」、顔を見合さなければ出来ません。

しかし、今や、携帯電話やメールなくして、ご奉公は進まないというほどになってきています。私たちだけならいいですが、お教化させていただきたい方や悩んだり苦しんだりしている方、次世代の方々が、こうしたデバイスやメディア、ツールを使っておられるのですから、なかなか避けては通れない。

とにかく、新しいパソコンを買って、一刻も早く以前と同じようにご奉公させていたたけるようにします。たくさんの方にご有志を申し出ていただき、有難く思いました。お気持ちだけ、しっかりお預かりいたしました。

デジタルな時代だからこそアナログ、アナログが大切だからこそデジタルを使って縁を広げたり、深めたりしてゆきたいものです。最後は、フェイス・トゥー・フェイス。ご信心、心、人間性。日頃からの訓練を怠らす、頑張りたいと思います。

これから住職会です。大和に向かっています。

2010年2月24日水曜日

本当に悲しい

いつも一緒にご奉公してきたノートパソコン君が壊れて、本当に悲しい。

インターネットエクスプローラの8を入れてから変な動きがはじまり、ウィンドウズアップデートで自動更新が行われ、何度も何度も再起動を要求されるから仕方なく再起動したら立ち上がらなくなるなんて。なんのアップデートやねん(涙)。

古いまま、インターネットエクスプローラを使っておけばよかったなぁ。

セーフモードでもダメ、前回正常に起動した時と同じように立ち上げようとしてもダメ。完全にウィンドウズの問題かな。分かりません。

みんなに言うと「寿命ですよ」と言われるけど…、今回の問題はそうじゃないと思うんだけどなぁ。マイクロソフトの陰謀?って思ったくらいです(涙)。

ビスタもマイクロソフトの大失敗作だと思っているし、ウィンドウズ7も似たり寄ったりじゃないかと思っていたんです。

だから、まだまだ使える、と、叩いたり、さすったりしながら、大切にしてきたのに。落としたり水につけたりして壊れたなら仕方ないけど、これじゃ悲し過ぎます。

とにかく、会議に向かい、少し遅刻しましたが、出席させていただきました。パソコンの中に資料がたくさん入っているので、本当に困りました。

電気屋さんでパンフレットを見たりしたこともありますが、富士通さんも東芝さんもソニーさんも、どの大手メーカーたちも、開発や販売戦略が迷いに迷っているのを感じます。これじゃ、誰も買わないわって思ってしまう。

パソコン販売が低迷する中だから、過渡期なのかなぁ。携帯電話のメーカーさんと同じように苦悩してるのが分かります。だから、買い替えたくなかったのに(涙)。

メーカーは常に苦悩しますよね。それも分かります。LEDも、メーカーにとっては何十年も寿命がもったら困ると聞きます。エコにはいいけど、買い替えがなかったら困る。メーカーの経営からすれば狂おしい問題です。今はLEDも価格が高いけど、また海外勢に煽られてすぐに下落してしまうはず。狂おしい。

どんどん企業の戦略が矮小化して、近視眼的になります。

ターゲットが多様化するから商品や機種も多様化して、結局、コストと手間がかさみ、売上はあっても利益が少なくなる、という悪循環に陥るのでは、と心配してしまいます。

オリンピック特需も、昔なら家電メーカーが中心。スポーツマーケティングの世界では当たり前のデータです。以前のオリンピックでは開催前に家電メーカーの売上は爆発的に伸びたもの。日本のテレビの普及率はオリンピック毎に飛躍的に伸びてきたのだから。でも、最近のオリンピックは、だめですね。

パソコンの話からは外れてしまいますが、冬期のオリンピックの競技には理解できないスポーツばかりだとは思いませんか?カーリング、分からない。アスレチックスポーツがたくさんあります。

オリンピックは、そのビジネスを成立させるためにアスレチックスポーツだけではなく最近のアクションスポーツも積極的に競技種目に入れていますね。Xゲームのビジネス的な成功に魅力を感じたのかもしれませんが、選手が本当にかわいそう。

家電メーカーだけではなく、オリンピックは完全にビジネスですから、まず放映権料、その他の番組コンテンツとしても貢献し、マーチャンダイズィングや関連ビジネスでも大変な収益や事業の効果を発揮します。

それなのに、日本では特に選手へのサポートが少ない。彼らは、その保障のレベルでいえば使い捨てのようになってしまいます。本当にかわいそう。税金ではなく、こうしたイベントで収益を上げている企業が彼らの保障を請け負えばいいのに。それも出来ないし、国民も特別に何もしてないのに、好き放題言って。僕は國母くん、かわいそうだったと思います。

大相撲よりも悲しい現実が待っている、オリンピック。スポーツマンの情熱を、利用してるように感じてしまう。

とにかく、選手たちには頑張ってほしい。オーガナイザーも国民も、楽しむなら楽しむなりに、本当に根っこから彼らを支えたらいいのに。日本のスポーツ大会の会場にジャニーズを呼んで盛り上げている場合じゃありません。一過性のカンフル剤は、後が怖い。

何を書きたいかと言うと、本当に、消費者目線の商品は少ないということです(涙)。パソコンが壊れて、つくづく、そう思います。

メール、しばらく返事が遅くなります(涙)。

壊れました

ついに、ノートパソコンが立ち上がらなくなりました(涙)。自動で行われたウィンドウズのアップデート後の再起動で、立ち上がらなくなりました。なんでやねん(涙)。マイクロソフト、どうして?

新しいパソコンって、ウィンドウズ7なんかにしたくもなかったのに。ビスタも使いにくいし、だからXPで頑張って、大切に使ってきたのに(涙)。帯に短し、たすきに長し、で選びようがありません。

アップデートなんてしなければよかった(涙)。どうしよう。これから多摩川の信行寺で会議なのに。

研究

研究の内容は、青少年の一座で寄せられた約500人の声を分類して、ご奉公に活かせるデータや指針にすることです。

若い方々の苦しみや悩みに、どのように向き合い、どのように寄り添い、一緒に支え合って、現証のご利益を感得してゆけるか。そういうことをまとめています。

逆に、これほど素晴らしいお薬である御題目をいただきながら、もし彼らの心に届けられないでいるとしたら、それは如何なる理由によるのか。こうしたことを明らかにして、改良点を示します。

また、それぞれの項目に提言も盛り込んでいます。

同じ病気で苦しんでいる人が、どうやってご信心でご利益をいただき、乗り越えたか。それを知ることができれば、御法門を何回聴聞するより力強い励ましやご信心増進のきっかけを得ることができるかもしれません。

「ご信心体験バンク」ではありませんが、 自分の所属するお寺では見当たらなくても、全国、いや全世界の誰かが、同じように悩んだり、苦しんだりしていた、それをこうやって乗り越えた、ということが分かれば、よりご利益がいただきやすくなると思うのです。

就職の悩み、学校生活のこと、家庭環境の問題、結婚や夫婦の問題、霊についての不安やトラブル、薬物のこと、心のこと、病気のこと、恋愛や性に関係することなど、プライバシーを守りながら、そのような苦しみや悩みを共有したい、共有できたらいいと提言します。

以前もあり、問題や課題もあったと聞いていますが、結婚紹介や婚活サポートなどのユニークな提案もあります。

特に昨日から今日は「お折伏」について考えさせられました。私たちの「言葉」への配慮が足りないという指摘です。ご信心を長くしておられても、それが形ばかりになると、優越感や独善的な気持ちばかりが前に出て、言葉が粗雑になったり、上から目線になったります。結局、その人の言葉は誰にも届かなくなり、教化も人助けも、当然青少年の育成もできなくなります。これでいいわけがありません。そんな風に「お折伏」を形骸化させている人がいた、大変です。

これは難しい問題です。結局慢心しているのですから、自分で気づくことが難しいからです。

そうしたことを議論して、普遍的な活かせる研究結果が出るように努力しています。頑張っています。

ありがとうございます。

2010年2月23日火曜日

直せません(涙)

 なぜか、画面の隣にあった枠が、ずれてしまいました。自分では直せません(涙)。

 困りました。清従師、どうしたらいいの?


京都は梅の薫りに

満ちています。京都は梅の薫りに。

会議が終わり、少しだけ近所の梅林に寄りました。

今日の京都は、春のように暖かく、コートやマフラーもいらないほど。夜は冷えるかもしれませんが、もう春はすぐそこまで来ていることを感じられました。

見事に咲き誇る梅の花たち。周りを蜜蜂が待ち構えていたかのように、忙しく、嬉しそうに飛び回っています。寒い冬を乗り越えて、今日のような春を待っていたのでしょうね。頑張って、と言いたくなりました。

先日、梅の薫りについて書きましたが、やはり梅林となると素晴らしい薫りです。本当に、着物に梅の薫りが移ってくれそう。素敵ですね。

昨日、最終の原稿を書き上げて、今日は他の方の原稿のチェック。もう少しで、出版されます。内容は研究論文ですが、時間をかけたものですから役に立つものになっているはず。楽しみです。

これから月末。また原稿に追われて忙しくなります。そうしたら、すぐに海外でのご奉公。韓国、台湾、スリランカ、シンガポールと巡ります。

2010年2月22日月曜日

京都だから

昨日は横浜で大きなご奉公、今日は朝から京都でご奉公。必殺のスケジュール、ありがたいことです。

妙深寺 門祖会 御法門

 門祖日隆大聖人550回御遠諱・先住松風院日爽上人御13回忌 報恩ご奉公 平成22年度 門祖会「信徒大会」が晴天の下、盛大に奉修されました。お参詣、ご奉公をいただいた皆さま、ありがとうございます。心から随喜しております。
 お参詣総数は、現在の集計では妙深寺所属の教区合計1267名、寺内とボーイ・スカウト、ガールスカウトを合わせて1311名、他寺院の合計が13ヶ寺62名でした。総合計1373名とのことでした。重ねて御礼申し上げます。本当に、ありがとうございます。
 各座の冒頭、今回の門祖会のために作られた映像を観ただけで、涙が溢れてきました。第一座の御控之間で、すでにクールな正教師までが涙を浮かべておられ、それを見て私も涙が出てしまいました。導師役と鑒座の二人が泣いていて、このまま奉修できるのだろうかと心配したほどでした。
 とにかく、土曜日から日曜日にかけての門祖会が、無事に終了いたしました。清々しい気持ちです。本当に、これからの3年間のご奉公が、素晴らしい形でスタートできました。皆さまのおかげです。ありがとうございます。
 本日いただいた御教歌。
「ころも着てかしらまろめて人だます 寺住のもの僧と思な」
 お会式で拝見するのは極めて珍しいかもしれませんが、大変に重要な御教歌をいただきました。
 本年に入り、如説修行抄に関する御教歌を拝見して参りました。1月の教区御講、2月の月始総講、教区御講、高祖総講と、続けて拝見させていただき、そして、この門祖会を迎えました。
 御教歌の選定には苦慮しました。「妙深寺信徒の誇り、喜び」とテーマの下、お参詣の方々、本門佛立宗に、妙深寺に所属する方々が、何に、「誇り」と「喜び」を最も感じられるのか、さらに、佛立教講は、何を「誇り」や「喜び」とするべきであるか、熟慮に熟慮を重ねて、第一座から第二座、第三座まで説かせていただく御法門の筋、御教歌を選ばせていただきました。それは、門祖日隆聖人の御意をも、いただいたものでなければなりません。
 開化要談九、日扇聖人全集 第13巻234頁。
御教歌の御題。
「真実の僧の寺にあるは宥清寺斗也。当講内には名ばかりの信者を除くべし。」
 そして、御教歌をお示し。
「ころも着てかしらまろめて人だます 寺住のもの僧と思な」
 御教歌に続いて、以下の御指南が続く。
「在家に養われて、その御礼に地獄へおとす也。
悪知識阿蘭若に住む。末法悪世には三類の強敵多く寺に住めり。人を助けるにはあらで、己たすかる也。無道念の者也。
法の邪正は、寺の大小によらず。利生の有無を以てわかつ。
もし力士を撰ばんには、その形の大小によらざるがごとし。
実語経に云く、山は高きに貴からず。樹あるを以て貴しとす。
出家と在家とは、其の形によらず。人を助けたるを以て出家とす。頭を丸めて、衣着たりとて、人を助けぬをば、出家とせず。在家と云ふべし。
猫の鼠取らぬは形のみにて猫に非ず。
(乃至)
妙楽大師に曰く、弘決第二本十丁。
それ出家をば無為の法と為すと。二死(生死名利)の家を出るをまさに無為と名づく。若しかしらを剃るを以て出家と為すと云わば、これ我人に着する也(我は出家、人は在家と着する也)。故に知りぬ、形服は真の出家に非ず(ニセモノ也、ダマシ也)。文。
門祖隆尊上人御撰。本門弘経抄第十九に云。其の形、在家也と云へども得道の者(信心経力折伏の要義を心得たる者)は僧と為す可き也。縦ひ出家僧形たりとも、未得道の者(如説修行信心折伏経力宗の要義を心得ざる者)は俗衆と名づく可き也。以上。
是れ門祖の御教誡也。御門流の出家在家ともに此の御教へを用ひず、従はざる者は、破門すべき也。
されば当講の代諭、諸組の信徒も同断也。」
 以上の御教歌、前後の御指南をいただいて、妙深寺の平成22年度 門祖会 「門祖日隆聖人550回御遠諱 先住松風院日爽上人御13回忌報恩ご奉公 ~信徒大会~」を奉修させていただきました。遠くからお参詣くださった方々、佐久本さん、本当にありがとうございます。高田さん、本当に感謝いたします。
 特に、悦子さん、ありがとうございました。何より、悦子さまのお参詣を御法さまに感謝いたします。妙深寺の教務全員、ご奉公をしてくださっていたみんなが、悦子さんのお姿、お話をお聞きしただけで、ご信心を改良させていただくことが出来た、と口々に感謝していました。
 ここに、お恥ずかしいのですが、清従師が御法門の動画をアップしてくれているので、掲載させていただきます。同期(同時刻のLIVE中継)のウェブ御法門はいいと思うのですが、こういう形での御法門の配信は、あまりいいことだと思っていなかったのですが(汗)。
 でも、まず、妙深寺に所属されておられる方へ。信徒大会の大切な御法門です。ご奉公部署などで弔問できなかった方は、今一度、ゆっくりと聴聞していただきたいと思います。
 ありがとうございます。







2010年2月20日土曜日

妙深寺信徒の喜び

 今日、平成22年度の妙深寺門祖会が奉修されました。
 お参詣者は442名ということでした。毎回のことですが、第一座のお参詣としては多すぎるほどです。明日も、万難を排して是非ともお参詣いただきたいと思います。
 今回の門祖会も、本当にがんばって準備ご奉公をしてくださいました。今朝、徹夜組が映像を完成してくれました。「今朝」といっても、第一座の開始、数分前に出来上がったということで、DVDに書き出すこともできなかったというタイミング。すごいことです。
 結局、DVDには書き出せなかったので、パソコンとプロジェクターをつなげて、そのまま放映しました。少しパソコンの不具合で映像が停止した部分があり残念でしたが、それでも、ここまで映像をまとめてくれたら、何も言うことはありません。ありがとう(涙)。
 今回の門祖会。本年度から始まった今後3年間のご奉公の開始にあたり、妙深寺に縁のあるご信者全員が集まる「信徒大会」として奉修させていただいています。妙深寺の信徒大会ですから、これまでの歴史を振り返る映像が欲しい。そういう話の中で、今回の映像が制作されました。
 本年度からの妙深寺は、初代ご住職・日博上人のご訓示、そして先住松風院日爽上人の佛立魂をもって誓願とさせていただきました。だからこそ、ここで、私たちが「妙深寺に出会えた」ことの有難さ、尊さを、感じていただきたいと思いました。どうしたら伝わるだろう。独りよがりでもいやだ、一方的でもいやだ。御導師方が素晴らしいだけではない。そこには、たくさんの御講師方、ご信者の皆さま方の心血を注いだご奉公があってこそ、今の妙深寺がある。
 妙深寺に受け継がれ、流れているDNAを、みんなに感じていただければと思い、作られた映像です。私は、奉修の前にお控えの間で観ていて、涙が出て仕方がありませんでした。是非、ご覧ください。ありがとうございます。

動画

今日は440名のお参詣をいただき、盛大に奉修させていただきました。ありがとうございます。

明日も、9時半と11時から、奉修されます。是非とも、お参詣ください。

いま、動画をアップしようと苦労しています。なかなか難しいです。

寝顔が

かわいい。ホッとした瞬間、寝顔を見るとやすらぎを感じます。

起きたら、大変なんだけど(汗)。だから、さらに可愛く思えるのかもしれませんね。

スタジオ

まだまだ、準備ご奉公中です。

藤村さん、杉崎さん、稲葉さんも英ちゃんもひろし君も、先ほどまでご奉公くださっていました。ありがたいことです。

教務室はスタジオ状態です。まだ、映像を編集してくれています。明け方にナレーションを入れるとか。

すごい気合いです。

2010年2月19日金曜日

源平咲き ~世にも珍しい梅の花~

 今日、準備ご奉公中の、妙深寺の境内地で撮影しました。素晴らしいでしょう。咲き始めました、妙深寺自慢の梅です。

 この梅の名前は聞いていません。ただ、以前も書いたように、妙深寺のご信者さんで有名な植木職人であった山忠さんのおじさんから、「住職、この梅はすごい梅だから、絶対に切っちゃなんねぇよ。大事にすんだよ」と言われたことがあります。

 私は知識もあまりないので、品種も正確な名前も分からないのですが、今朝この写真を撮ってから自分なりに花びらの形状などを見比べてみました。

 「蓮久」かなぁ。「八重松島」かなぁ。分かりません。でも、みなさんもアップで見てください。まだ、満開にはほど遠いのですが、素晴らしく可憐で美しい。「五色梅」とか「思いのまま」「巻立山」「楠玉」という梅もあり、少し似ています。

 いずれにしても、こうした咲き方は、『源平咲(げんぺいざ)き』と言うそうです。昔から日本では大きく二つに分かれて戦う時、「紅白戦」とか「紅白対抗」と言いますが、もともと源氏の旗が「白」、平氏の旗が「赤」だったことからそう呼ばれるようになったそうです。つまり、『源平合戦』なのですね。

 品種改良や接ぎ木を重ねて、こうした咲き方をさせることもできますが、本当に素晴らしいのは、自然に育つ中で、こうした『源平咲き』をする梅の木だそうです。だから、山忠さんは「大事にしろよ」と教えてくれたのですね。

 こうした源平咲きは、梅に限ることではありません。桃やツバキ、皐月や白粉花などにもあるようです。少し調べてみると、当たり前のことですが、一本の木は遺伝子が一種類。ですから、一つの木(株)に形も色も同じ花が付くのが普通です。

 しかし、「源平咲き」は赤やピンクの花の木に突然変異で色の違う細胞が混ざって、一本の木に2色の花や斑入りの花が咲きます。一本の植物に、2種類以上の遺伝子のある物を、植物学では「キメラ (chimera)」と呼ぶそうです(「接ぎ木」の雑種も「キメラ」というそうですが、ただの「接ぎ木」を「キメラ」とは呼ばないそうです)。

 キメラ植物は、一代限りで、出来た種を植えても、2種類の色や実がなることは無く、元の色が出るそうです。増やす時は、挿し木や、株分けで苗を作らなければなりません。ですから、妙深寺にあるこの『源平咲きの梅』も、本当に貴重なのですね。

 ちなみに、この「キメラ」という語源は、ギリシャ神話に出てくる怪物の名前にちなみます。頭がライオンで胴がヤギ、尾がヘビという「キマイラ(Χίμαιρα, Chimaira)」から取っているそうです。少し怖い。ギリシャ神話とは、そうしたものですが。

 また、『源平咲き』の梅が、法華経本門の教えをいただく妙深寺の境内地に咲いていることにも感激です。法華経の教えというのは、「右か左か」という二元論を超越した教えです。法華経本門の教えの前では、実は「小乗仏教」も「大乗仏教」もなくなってしまいます。仏教という枠も超えて、世界を、いや宇宙を、一つに結ぶ教えが説き明かされているのが「法華経」の教えです。

 つまり、「源平」も「紅白」も、宇宙法界のDharma(法)、上行所伝の御題目の下で、互いに共生し、見事に、美しく、生まれ、咲き、実れる。源平咲き、本当に見事です。

 とにかく、明日、明後日の妙深寺の門祖会にお参詣していただき、三ツ沢の丘の上に咲く、世にも珍しい梅の花を見ていただきたいと思います。池の近く、池を見て左側にある背の高い梅です。本当に、不思議な気持ちになります。青空であれば、もっともっと気持ちが良くなります。

 もしかすると、満開になるのは、今月末くらいになるかもしれません。百日参詣をはじめて、梅の咲くのを楽しみにしても良いですよね。毎年毎年、あっという間に過ぎてしまいますが、花の成長や開花までの日々を楽しみにして過ごす春なんて、素敵でしょう。

 昔、日本人は、この季節に着物を新調したと言います。そして、新しい着物が来たら、その着物を梅の木に掛けておいたり、わざわざ新しい着物を着て梅の花を見に行ったりしたといいます。そうすると、新しい着物に梅の薫りが移って、それを楽しみにしたのだそうです。すごい感性ですね。「昔の人は鼻がよかったのかもしれません」と正教師も仰っていました。それにしても、日本人の豊かな感性、文化性は、やはりすごいです。

 この春、僕たちも、少しは感性を磨いてみましょう。妙深寺の『源平咲きの梅』で。

三ツ沢名物カレーライス

明日は、妙深寺の門祖会 第一座が、10時から奉修されます。今日は、9時半から準備ご奉公でバタバタ、バタバタ。

まず、妙深寺の本堂、御本尊さま、御尊像へのお給仕を中心に、本堂内、第二本堂、教養会館、庫裡、境内地等々を清掃、準備させていただいています。今回の門祖会は私が奉修導師としてご奉公に当たらせていただきますが、先ほどのお看経後のご挨拶でも「僕だからって、手を抜いたらだめですからね(笑)」とご挨拶したら、本堂内は大爆笑でした。そんな、大爆笑の中で準備ご奉公がスタートしています。

これからお昼のご供養。妙深寺の婦人会さんが作るカレーは、もう絶品です。美味しくて、美味しくて、お店でも出せるんじゃないかなと思うくらい。ブログのアンケートで、「一ヶ月間、同じ食事をしなければならないとしたら何を選びますか?」と聞かれたので、迷わず「カレー」と答えました。カレー、美味しいですよね。

インドやスリランカのご奉公では、現地のカレーをいただきます。これも、本当に美味しくて大好き。スリランカのストリング・ホッパーにかけて食べるカレーも、最高です。でも、やはり日本のカレーライスはすごい。何とも言えない絶妙な味わい。世界に誇れる日本の味になっています。

とにかく、楽しく準備ご奉公が進められています。ありがたい。

明日の御法門は、特別の思いを込めて説かせていただきます。三座連続ですから、どこで何が飛び出すか、自分でも分かりません(汗)。いや、そんなことはありませんが、是非お参詣いただき、御法門を聴聞していただきたいです。

さらに、今回は、スペシャル映像が制作されています。これは素人の域を完全に超えていて、見応え十分。音楽がいいなぁ。選曲が最高。映像も、横浜・妙深寺の歴史を振り返り、涙が出てきます。

お楽しみに。

あー、三ツ沢名物の妙深寺特製カレーライス、本当に美味しいです。婦人会の皆さま、ありがとうございます。

ありがとうございます。

2010年2月18日木曜日

『ファイヤー・ファイター』 妙深寺報 2月号

 彼らのことを現代では「消防士」と呼んでいる。今でこそ官僚的なイメージもあるが、厳しい訓練と情熱がなければ続く職業ではない。

 江戸時代は、消防組織や構成員のことを「火消し」と呼んでいた。「武家火消」「町火消」などと分別されるが、彼らはそれぞれ独特の気風と気骨をもって知られていた。危険を顧みず、炎が渦巻く現場に急行する彼らを、人々は畏敬の念で見つめていた。

 この時代、「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉が生まれた。「当時の江戸は火事と喧嘩が多かった」と考えるのは早計らしい。ここでいう喧嘩とは街中で起こる小競り合いや侍同士の斬り合いではなく、火事と喧嘩が別の場所で起こっているのでもない。これは、火事場で起こる喧嘩、命懸けの消火活動の中で起こる火消し同士の喧嘩、生命を張った喧嘩のことを謳っているのだという。

 江戸時代の火消しは、昔ながらの武家火消しと新興の町火消しが対抗意識を燃やしていた。火事場では、火事による被害を最小限に抑えるため、消火と延焼の阻止が目的となる。そこには封建社会の身分の違いなど関係ない。武士も町人も関係なく、ただひたすらに「消火」「人命救助」という目的のため、命懸けの働きをするのみ。それが出来なければ、「火消し」の使命は消え失せてしまう。

 大都市である江戸が大火に悩み、享保の改革からついに消防制度は町人に向けられた。組織化された町火消しは、命を張って消火することを誇りとして発展してゆく。反面、古くから存在していた武家火消しにはその気概も使命感もないと反発するようになっていった。

 こうして火事場での喧嘩は歌に謳(うた)われるようになった。それは、封建社会に反発する江戸庶民の声を代弁していたと言える。

 英語圏の人々は、消防士のことを「ファイヤー・ファイター」と呼ぶ。「炎の戦士」とでも訳したらいいだろうか。アメリカンフットボールの選手を彷彿とさせる屈強な巨漢が多く、その誇りの高さと使命感の強さに誰もが敬意を払う。「市民を守る勇敢な戦士たち」が憧れの「ファイヤー・ファイター」たちである。

 火事は何も残らない。残してはくれない。人間は火を扱うことによって他の動物よりも優れた存在になったとされるが、火によって苦しんでもきた。普段は何気なく過ごしているが、消防士、火消し、ファイヤー・ファイターの存在があればこそ安心して暮らせている。

 度重なる火災で全てを失う人々を救うため、すぐ側にいて準備を怠らない。全てを焼き尽くす炎の現場も厭(いと)わない。私たちは、その存在と仕事に敬意を払い、そこにある気骨から学ばせてもらいたい。

 ここに、御仏の言葉がある。

「世界はどこも止まっていない。どの方角も揺れ動いている。私は安住の地を求めたが、すでに死や苦しみにとりつかれていないところはなかった。殺そうと争う人々を見よ。武器をとって打とうと したことから恐怖が起こった」

「全てのものは燃えている。欲望と怒りと愚かさによって」

 御仏の御眼から世界を見れば、いたるところで火災が起きており、人々の身体も心も、炎に焼かれていると見えたに違いない。御仏は、その恐ろしい炎を消そうと、法を説き続けられたに違いない。

 世界が燃えている。人が燃えている。子どもが、若者が、家族が燃えている。争い合い、奪い合い、罵(ののし)り合い、傷つけ合って、燃えている。御仏がそうされたように、人々を焼き尽くす炎の消火活動に従事する者だけが、御仏の教えを受け継ぐ者と呼べるのではないか。

 お祖師さまや、門祖日隆聖人や佛立開導日扇聖人、偉大なる先師上人方は、この炎と戦い、人々を焦がす炎を消火するために、上行所伝の御題目を掲げて、命懸けでご奉公された方々ではなかったか。

 死者の弔いをするのが仏教ではない。生きている人々を火災から救い出すのが仏教であったはずだ。

 平成二十一年十二月三十一日、大阪良風寺の藤本御導師がご奉公の最中に命を落とされた。まさか。驚天動地の出来事に言葉を失った。

 藤本御導師は大晦日という最も忙しい時に、「助けてください」という緊急の電話に躊躇することなく、お助行に出掛けて行かれた。そのお助行先で凶行に遭い、絶命された。耐え難い出来事に、ただただ無念で仕方がなかった。

 藤本御導師は、本山の御宝前で何度も三日四晩の百本祈願をされ、日々これほどお看経される御導師を私は知らない。宗門のご弘通が低迷している昨今、藤本御導師の良風寺は活気に満ちあふれていた。本当に、この時代の中、学ばせていただきたいと、お慕いしていた御導師だった。

 その御導師のご遷化には必ずや深い意味がある。御宝前にお縋りする中で問い続け、それが命懸けのお折伏に違いないと確信するに至った。私たちを救ってくださるためのご遷化であり、地獄の蓋をするためのご遷化に違いない。

「如説院(にょせついん)日(にっ)修(しゅう)上人(しょうにん)」。藤本御導師の院号である。この院号が、全てを教えてくださっている。

「此(これ)等(ら)の人人を如説(にょせつ)修行(しゅぎょう)の人(にん)といはずば、何(いず)くにか如説修行の人を尋(たず)ねん」(如説修行抄)

 お祖師さまは如説修行抄の中でお諭しになられた。もし御導師が如説修行の人でなければ他に誰がいるというのか。誰もいはしない。そこまでのお看経、ご弘通ご奉公ができていると言えるか。そんな教務がいるか、と聞いてみたい。

 藤本御導師のご遷化の報に接し、長女の悦子さまは哀しみを堪えて、

「お父さんの本望だから。教務さんで、ご奉公で死ぬのが」

と言われたという。この言葉だけでも御導師の偉大さを痛感する。

 儀式が上手でも知識が豊富でも、声が良くても上品でも意味がない。火事で役に立たない者など、佛立教務たり得ないのだ。オプションばかりに気を取られて、本道から外れているからご弘通が衰退する。

 泥臭くてもいい。恐ろしい災(わざわい)に命懸けで挑む者、日夜厳しい訓練を怠らず、出動を待ち構えている。その気風や気骨、使命感を抱きながら生きるのが本物の佛立教務のはずだ。

 いま必要なのは教えを「説く人」ではなく「体現する人」であろう。仏教諸宗の僧侶とは、全く異なる真実の仏教の教えを、机上や紙上ではなく、まず教務の生き様から体現してゆかなければならない。

 末法の「ファイヤー・ファイター」。

 御導師のお折伏を決して忘れない。

今週末は妙深寺の門祖会、信徒大会です

 今週末の20日(土)・21日(日)は、妙深寺の門祖会が奉修されます。平成22年度は、ご奉公が大きく切り替わりました。ご信者の皆さまにも、今年から新しい「総祈願」が配布され、ご宝前にお上げしていただいていると思います。そうしたことを念頭に置いて、この度の門祖会は「信徒大会(しんとたいかい)」と名付けて奉修させていただくこととなっています。

 第一座、第二座、第三座と、住職の私が奉修させていただくことになっております。「信徒大会」ですから、「妙深寺のご信者さん」には何としても全員お参詣いただきたい、そういう思いから「信徒大会」と名付けたのです。是非、万難を排して、お参詣させていただきましょう。

 今月の妙深寺報の2月号は、この門祖会に合わせて発行させていただきました。また、内容がスペシャル・バージョンということもあり、例月他寺院にお送りしているのを控えなければならないと会議で決められました。残念で、申し訳ありませんが、どうかご理解ください。既に妙深寺には置いてありますが、門祖会でお参詣者に配布させていただきます。よろしくお願いいたします。

 2月7日、本山のご宝前でこれから3年間のご奉公の誓願式が行われました。海外は除きますが、全国からご住職や事務局長が顔を揃え、誓願させていただいたのです。この誓願書は、これから3年間、本山のご宝前に桐箱に入れられてお供えされます。3年後、箱を開けさせていただいて、もし内容と全く違う結果、ご奉公が成就していない、ということであれば、舌を抜かれてしまうかも知れません。そのくらいの覚悟で、本山の御法さまにお誓いを立てさせていただきました。

 門祖会で、そのような難しいことを御法門するつもりはありません。しかし、特別の御法門を拝見し、ご信心をさせていただいていることの喜び、意味を感じられるように、頑張って説かせていただきたいと思います。

 これからの3年間のご奉公が円滑に進められますように。他寺院のみなさま、寺報をお配りできず、申し訳ありません。

 ありがとうございます。

2010年2月17日水曜日

ほっこり

ゆかさんから、心温まるメールと、ほっこりするゆかさんアートの写真を送っていただきました。

ほっこり。ありがとうございます。

2010年2月16日火曜日

ありがたいぜよ。

やっぱり、今日の空は綺麗ぜよ。

と、土佐弁(笑)。龍馬伝、毎週オンタイムでは観れてないけど(涙)。

今夜は、京都の長松寺で御総講。中浦さんもお参詣くださるようで、ありがたいぜよ。

たくさんのお参詣をいただければ、京都の寒さも吹き飛びます。

空が綺麗だと、それだけで嬉しい。

明るい空

久しぶりに明るい空の色。まだまだ雲は多いし、北の方では雪が降るらしいのですが。

とにかく、空や雲を見るのは大好きです。

京都

 今日は京都です。午前中から会議があり、夜には長松寺の御総講があります。

 大森、京四季、柊屋、炭屋、俵屋。麩屋町の通りには歴史あるたくさんの旅宿やお店がありますね。

2010年2月15日月曜日

ラ・ボエム

徹夜明けですが、何とか必死に頑張りました(汗)。

今日は渋谷の乗泉寺で関東近郊の第4、第5、第6支庁の教務大会(勉強会のようなもの)が開催されました。

今日の教務大会では、つい先日まで来年お迎えする日教上人の100回御遠忌について講演をいただくことになっていました。ところが、講演をお願いしていた御導師に別のご奉公が入ってしまいました。1月末、そのことが判明。代わりにビデオ放映などのプログラムが組まれたと聞いていましたが、先日第4支庁の支庁長からお電話をいただき、私がお話することになってしまったのです。困りましたが、山村支庁長からのお話をお断わりすることは出来ません。泣く泣くお引き受けいたしました。

とにかく、連日連夜のご奉公が続いており、空いた時間は締め切りを引き延ばしに引き延ばして原稿を書いていたので、本当に、今日の講演までは手が回らず、準備不足で困っていました。しかし、何とか御法さまのお力をいただいて、ご奉公させていただくことができました。ありがとうございます。

若い御講師方も、たくさんおられました。どうか、佛立の戦士、ご弘通の戦士になって欲しい。そのためには、まず先輩である自分がしっかりするしかないですね。分かっています。

乗泉寺を失礼してから、仕事をしていた頃によく使わせていただいていた代官山の「ラ・ボエム」に行き、またご弘通について語り合いました。これから、もっともっと、頑張らせていただきたいと決意をあらたにしました。

ありがとうございます。

仮眠

やってしまった。こんな時間までかかってしまった。少し仮眠しないともたない。今日お話する内容、原稿は手付かず。別の原稿のみ、出来上がりました。しかし、校正する力が残されていません。清従師、バトンタッチします。

2010年2月14日日曜日

毎日4席

さすがに、声が少し枯れました。

連日の教区。たくさんのご奉公があって幸せですが、1日に4席とは心身ともにハードになります。当たり前ですが、一席一席ごとに、全身全霊でご奉公させていただくのですから、声も枯れてしまいます。修行が足りん(汗)。

今日、午後ね2席で約50名のお参詣でした。寒い中、また遠い中、本当に、ありがとうございます。

2月の教区御講が終わりました。さ、明日は、また大変です。準備しないと。

最後の随行は清康師。運転、荒くない?

新湘南バイパス

12時の御講に引き続いて、一気に海を目指して南下です。

新湘南バイパスの茅ヶ崎中央で降りました。海の近くは、やはりドキドキします。久しぶりに海風に当たるのも気持ちがいいでしょうね。帰りに清康師に連れていってもらおうかな。着物だけど。

沈丁花

玄関の両脇にある花、沈丁花です。もう少しで、きっと素晴らしい薫りを楽しませてくれます。本当に、大好きです。

虹の日の朝参詣、とても賑やかでした。その後、親友の赤ちゃんの尽七日忌とご納骨の法要。これからは、僕たちがしっかりお守りします。

これから御講です。

希望の朝

今日は虹の日です。希望の朝です。

2010年2月13日土曜日

第三京浜から妙深寺

第三京浜で、保土ヶ谷料金所を出て、少し真っ直ぐ行きます。岡沢町、鶴見と書いてある標識にしたがって、側道に入ります。少し走ると左が岡沢町と横浜新道、右が鶴見。その左車線を選びます。そのまま約100メートルほど行くと新横浜道路に出ます。左折して右側2車線を走り陸橋へ。2つ目の信号が片倉町入口で、そこを右折します。2つ目の横断歩道を右に曲がると、もう妙深寺です。

明日は虹の日

土曜日。今朝は朝から高祖総講。御法門を終えて、家に戻りました。

これから教区御講です。新横浜教区と青葉教区。精一杯、頑張ります。

特に14時から奉修される青葉教区の千代さんの御講席では、今回関西のご実家から千代家代々が護持してきた御戒壇を迎えられ、これを機会に御本尊をはじめ丁寧にご修復されました。

先月末、和世さんは実家のお父さまをお教化され、本当にありがたいです。今日は、たくさんの御礼が言上されます。楽しみです。

明日、妙深寺は「虹の日」です。家族みんなが揃ってお参詣する日です。妙深寺には子どもから青年、スカウト、お父さんやお母さん、お年寄りまで教養会7会があります。「7会」だから「虹」になったというわけです。

家族みんなでお参詣くださいね。

2010年2月12日金曜日

毎月、必ず

横浜に戻りました。ホッと一息。

息子たち、かっわいい。次男坊が「ベッド、行こうよ」というので、三人でじゃれますた。長男が携帯をいたずらしながら、「セルフタイマーにして。僕か写真撮るから」ということで、男チームで撮りました。

明日は6時半から高祖総講です。そして、横浜市内で2席の御講。夜は19時から本堂で住職御講があります。

お仕事をされている方が平日昼間の御講にお参詣するのは極めて難しい。所属する教区や部の御講が平日の場合、1ヶ月の教区御講の御法門が聴聞できないことになります。今の妙深寺のご信心、ご奉公をさせていただく上で、この教区御講の御法門を聴聞せずに前に進むことは一歩もありません。それは、あまりにももったいない。

「家族が代わってお参詣してます」「私は仕事してるから仕方ない」ではなく、毎月必ず教区御講の御法門は聴聞していただきたい。必ず、です。そのために、今年から「夜の住職御講」という特別な教区御講を本堂にて奉修することになりました。

今月、どうしてもお参詣の都合がつかなかったという方は、万難を排してお参詣ください。また、明日も、明後日も、他の教区でも御講があります。とにかく、毎月、必ず教区御講にはお参詣し、御法門を聴聞くださいますように。

長野の名物は?

実は、何度も長野に行かせてもらいながら、長野を観光したことがありません(汗)。ご奉公ですから当たり前ですが(涙)。

どんな場所があるのか、名物は何か、ご信者さんを通じて教えていただいています。移動中の短い車中でも、石田さんは地理や歴史を踏まえて、町や山の名前はもちろん、著名な出身者や名産物、木々の種類から経済情勢まで教えてくださいます。岡田さんは山や石のプロだし、すごく勉強になります。

長野で行った場所といえば限られていますが、長野自慢の食べ物は、美味しいりんごやお蕎麦、市田柿、野沢菜などなど、ご供養としていただきました。本当に、美味しいです。

しかし、「長野名物」と言われていても、これだけは一度もないのが、七味。自分で買ったことも、お土産やお盛物でもお供えでもありません。

なぜかというと、長野名物の七味には、残念ながら、善光寺の絵が描かれているんですね。歴史は歴史ですが、これでは手が出ません。駅のお土産屋さんにも並んでいるので、今日あらためて近づいて見てみました。

あ、本当だ、お寺の絵が描いてある。これは買う気がなくなってしまうなぁ。ポリシーとプリンシプルのある仏教徒(笑)、仏教系男子(笑)としては、これは買わない。いくら歴史があって名物でも、求める気持ちは起きません。

なるほど、長野のみなさんは、しっかり分かっておられる。ほとんど見たことがないです。たしか岡田さんの家の近くでお蕎麦をいただいた時、お店のテーブルにこの容器の七味が置いてありました。そこで見たかなぁ。もちろん、迷わず使いました(汗)。

長野名物はたくさんあるし、わざわざ七味を買うことはないですよね。

それこそ、京都は七味や山椒が有名です。なんとも言えない黄金律があるんです。本山の前にも美味しい七味屋さんがあります。最近、原了郭さんという七味が有名です。ご紹介をいただいて、スリランカ大統領へのプレゼントを用意してくださったのが、原了郭さんの七味でした。その節はありがとうございました。スリランカの方々はスパイスに詳しいし、日本ならではのスパイスをご紹介しようと考えました。

とにかく、長野は、人も自然も名産品も素晴らしいです。ただ、七味は京都で。よろしくお願いします。