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2011年7月4日月曜日

母は、特別です。

もう少しで、タジのお母さんの告別式が始まる時間です。

仕事をしている時、タジは頼れる右腕でした。とにかくキャパが大きく、誰にでも優しく、無理難題に完璧に応えてくれる男でした。

亡くなる直前、息子が如何に優れたプロデューサーになったか、お母さんにお伝えしました。嬉しそうだった。「あの子は小さな時からそうでした」と誇らしげに仰っていた。母として、こんな嬉しいことはありませんよね。忙しい中、大震災の支援活動、陸前高田まで炊き出しにも行ってくれた、と。写真もお見せした。

横浜の元町でF1を走らせたのも彼、横浜の空に戦闘機を飛ばしてでショーをさせたのも彼。番組からイベントまで、力持ちのプロデューサー。立派です、と。

自宅のご宝前の部屋でお母さんは息を引き取られた。チャラチャラした話や筋の通らない話が多い中で、人間として為すべきことを為してゆく彼を、私も誇りに思います。

親孝行も、ご信心も、特別なことじゃない。人は、そうしなければならないし、それがあるから人間らしく生きられる。しないで「楽だ」、無いから「自由だ」と思っていると必ず道を間違ってしまう。

母は、特別です。別れはいつか来るものだけど、母との別れは特別です。堪え難い。

しかし、きっと感謝してる。田島にも、千晶ちゃんにも。ものすごく。

これから、お父さんへの親孝行も考えて、お母さんが教えてくれたことを忘れずに、また、しっかり生きて欲しい。活躍して欲しい。家族が、一つに。

俺は、います。今は住職として、そんなみんなを見守っていきたいと思います。

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