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2011年8月9日火曜日

航、22才

京都から陸前高田に行ってくれた航。29ersの一員として謙志くんと。

新幹線の中からもらったメール。あまりにも感動したので、ご紹介します。22才の大学生。彼の感性、素養、すごい。

行動を起こすことは難しい。同じことをし、同じものを見ても、感じることは難しい。そして、感じたことを、言葉にするのはもっと難しい。さらに、言葉を、文字にすること、文章にすることは極めて難しい。

航、すごい青年です。彼の文章に、思わず、うなりました。

航からのメール1
「おはようございます。

この度は炊き出し活動に参加させていたただきまして、本当にありがとうございました。

少し不安な気持ちもありましたが、長松さんのお仲間は皆さん優しくて、とても親切にして頂きました。

僕自身、初めて被災地を見て、いろいろ考えることや感じることがありました。

また、この活動に参加させていただけたのも母のお店で長松さんにお会いできたことから始まり、倉田さんと妙深寺さんの企画を紹介して頂けたからだと思います。

そう考えると多くの人が僕の成長に力をわけてくれていると感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。

正直、今まで自分主体の人生を歩んできましたが、多くの人がいるからこそ、僕が僕らしく生きることができています。

今回、活動に参加させて頂けて得た感情や感性は多くあります。

この感情や感性をどう活かしていくのかが一番大切だと思うので、何事も全力でアグレッシブに挑戦していきます。

小泉さんともお話しさせて頂いたのですが、 また機会があれば直接 長松さんに会ってお話しを聞きたいので、よろしくお願いします。

本当にありがとうございました。皆様にもお伝えください。

失礼します。 」

航からのメール2
「お忙しいのに返信ありがとうございます。

ほんとに参加させて頂いてよかったです。

僕の小さな不安も吹っ飛ばすようなスタッフの方々で、我を崩さずに参加できました。

今回の震災でTVの中で自然の力を感じ、活動の中で人の力を感じることができました。

多くの命が犠牲になった今回、震災以降の自分自身を振り返ると、その重大さを頭で考えても、体全身では感じていられなかったと思います。

そう気づいたのも、今回参加させて頂いたからです。

また、今回の活動で一つだけ見えなかったことがあります。それは、心の部分です。

お祭りということもあって楽しさは沢山溢れていたんですが、 テントを張る場所に到着した際に一人の女の子が歩いていました。空はすごく晴れている中であの女の子は俯いたまま、どこか寂しそうにしていたのが今でもすごく気になります。

妙深寺の方もおっしゃっていたのですが、話す相手が欲しい人が沢山いるようです。

人の心ほど難しいものはないと思いますが、人の心ほど大切なものもありません。

この自分の中の課題を解決できるように頑張ります。 」

ありがとうございます。日本、大丈夫だ!

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