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2011年11月15日火曜日

「おいら、悟空!」

「おいら、悟空!」

当時、この乗り物の普及と安全指導のために学生連盟を作って活動していました。

みんなで始めた黎明期のアクション・スポーツやエクストリーム・スポーツは、徐々に社会的地位を確立するようになってゆきました。

若い僕たちにとって、これは魔法の乗り物でした。天候に左右されず、雨でも、雪でも、嵐でも、台風でも、飛んだり、潜ったり、自由自在に動き回ることができます。湘南の海、葉山、江ノ島、茅ヶ崎を、ウィンドサーフィンやヨットなどと一緒に、縦横無尽に走っていました。

それはまるで悟空が乗っている「キントウン」でした。本当に、この不安定極まりない物体を、手足のように、思い通りに操れるようになった時、それは自分にとっての「キントウン」になりました。

最終的には、仏さまや父の手のひらで走り回っていただけなのですから、そこも孫悟空のようなものですが、あの時、僕たちにとってジェットスキーは、まさに「キントウン」だったのです。

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