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2013年6月29日土曜日

長野の珈琲日和さま

今日も目一杯の一日で、有難かったですー。まだ、終わらないのですが。

お助行から始まり、長野へ移動して、そのまま珈琲日和さんに連れて行っていただきました。初めてマスターにお会いできました。やっぱり素敵なマスターでした。

本当に、いいご夫婦。微笑ましい。お二人のお話を聞いていると、こちらまであったかくなります。

実は、今日から明日にかけて、陸前高田のみなさんが長野に向かっています。長野の珈琲日和さんがコーヒー豆を送り続けてきた高田高校仮設住宅の珈琲日和のメンバーです。あの大津波で流されるまで、マスターの中田さんは陸前高田で喫茶店を経営し、珈琲を煎れていた本物のマスターなんです。本当に、素晴らしいコラボレーションが生まれていたんですね。

こうして不思議な縁が結ばられてゆく。そうした中にいさせてもらえる私たちも、本当に有難いです。

そのマスターが「ただ、ありがとうって言いたい」と言って、みんなと一緒に長野に向かってます。片道だけで15時間かかるはず。

長野別院のリョウさんが高田の皆さんに宿を紹介してくださったそうです。リョウさんも、高田の皆さんと深い絆を作り上げられました。

とにかく、珈琲日和のランチ、美味しかったですー。是非、お試しいただきたいなー。もちろん、珈琲は格別です。マスターの焙煎ノートを見せていただきましたが、すごい。アメリカ製の機械に刻まれた目盛りが真剣さの証明ですね。

壁のあちこちに、子どもたちからのメッセージが張ってありました。

「パパへ。ずっと、ずっと、大すき!」って。こりゃー頑張れます。

そして、マスターは「辛い時に書いたんです。恥ずかしいー」と言っておられたけど、壁のメモに感動しました。

一、泣き言を言わない。
一、あわてない。
一、決断をためらったり、先送りにしない。
一、暑い寒いなど天候のせいにしない。
一、条件について弱気にならない。
一、最後まで力をゆるめない。
一、常に後しまつ。

自分に言い聞かせるメモ。大好きです。『雨ニモ負ケズ』だって、自分に言い聞かせるために書かれたメモだったのですから。

別院に戻って別の方のご面会をいただきました。心が締め付けられるお話をお聞きしました。教務である以上、胸が締め付けられるお話を進んで聞かせていただかなければならないですね。その覚悟こそ、佛立教務の覚悟だから。それでも、心が締め付けられて、申し訳なく思います。

必ず、いいご奉公をさせていただきたいと思います。みんなで、そう自分に言い聞かせて。

ホテルに入り、そのまま乗泉寺さまとネットをつないで会議をしています。夕食休憩。19時10分再開です。

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