今朝、清顕師と清信師、そして秋から妙深寺の近くに引っ越してきた旭くんが、フィリピンに向けて出発しました。遠妙寺さまの支援活動のお手伝いさせていただきたいと願い出た志願兵のような3人。有難いです。
清顕師は本山でアバヨン師と同期生、清信師は8月に黒柳師とご一緒したご縁があるとのこと。旭くんにとっても、貴重な経験になると思います。
自分のことを願ったり、祈ったりするのが「信仰」だと思っていたけれど、人を助けることが「信心」なんだ、と分かる機会になればいいな。つくづく、自分の人生の細々としたことが、吹っ飛ぶくらい、スケールの大きい、有難いご信心、み仏の御本意です。
夕方フィリピンに着いた彼らですが、明日は朝4時40分のマニラ発のフライトでパナイ島まで向かうとのこと。朝2時30分にホテルを出発するそうです。すごいスケジュールですが、限られた時間の中での支援活動ですから当然です。
東日本大震災の支援活動。絶対に先方に迷惑にならないように、細心の注意を払いました。支援期間中の自分の飲食はもちろん、持って行ったものは自分の糞尿ですら持って帰るとか、厳しい妙深寺のルールを決めて現地に向かいました。
本当に、大事なことだから。善意だけでは通用しない世界があります。現地の、被災者のために用意された食品を食べ尽くす支援者、帰りのガソリンが無いと言って騒ぐのもおかしい。日本人だって、あの時ガソリンを奪い合って殴り合いの喧嘩をしていたのです。
清顕師や清信師が見てきたこと、体験したことを、また妙深寺全体で勉強させていただきます。
特筆すべきは、神港教区の高島さんです。実は、高島さんはスマトラ沖大地震が発生した直後、妙深寺まで多額の義捐金をお持ちくださいました。その義捐金を福岡御導師にお渡しし、妙深寺はスリランカに対して迅速な支援活動を始めることが出来ました。
今回も、また高島さんから多額の義捐金をお預かりしました。ご自身も転居をはじめ、いろいろなことがあると拝察しているのですが、本当に、高い意識を持ち続けておられます。さすが、ご信心とともに、社会福祉の世界で生きてこられた思想や哲学が表れているのだと思います。
藤本御導師の妙深寺での御法門の内容、海援隊の『閑愁録』の内容、天下の乱れは仏法の乱れによるということ。現在の状況を考えると、これからは天変地異に追いついていけないかもしれませんが、できることは精一杯させていただくべきだと信じます。妙深寺では3人の無事を願って、朝から夜までお助行しています。
そんな自分は、またまた情けないことにオーバーヒートで、今朝病院に行ってきました。唾を飲み込むだけで喉が痛く、熱はないので大丈夫だと思っていたのですが、ギブアップしました。
カルテに1ヶ月前の記述が。ダメだなぁ。先生も半ば呆れておられました。養生をせずに薬を飲む愚か者。
それでも、今日は10時間を超す手術を受けられる方がいて、ご面会や会議を挟みながら、13時過ぎから22時まで、本堂でお助行させていただくことが出来ました。有難かった。
そして、先ほど手術が終わったという連絡がありました。詳細はまだ分かりませんが、取り急ぎ有難いです。
喉が痛く、体もフラフラしていますが、御題目に包まれて、幸せな一日でした。
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