白銀の雪国から、東京、そして京都へ。
乗り換え時間は8分。
頑張らないと。
今夜は、今年最後の長松寺のお総講。
しめくくり。
少し早い雪景色。
キラキラと舞うパウダースノー。
キュッ、キュッ、っと鳴る足音。
ありがとう。
今朝、長野別院のご宝前で、御礼のお看経をさせていただきました。
今年一年の御礼と、お懺悔を。
年末は、心も、大掃除。
すずしく、すがすがしく、一年をしめくくり、一年を始めるのです。
今日も、御講を勤めさせていただきました。
清和会の御講です。
清和会とは、教務の家内の会です。
その御講の御法門は、私の勤める御講の中で、最も厳しく、最も鬼気迫るものとしています。
大切なことは、いつだって、そう簡単に分からないのです。
真実は、いつだって、最後にならないと気づけない。
人間は、自惚れ屋で、いつだって、偏っています。
「本門佛立宗だけはコリゴリです。」
「本門佛立宗は、お金がかかる。」
「先祖を人質にされてるようなものだ。」
そんな言葉を、教務にはもちろんですが、教務の家内である清和会にも伝え、厳しい、厳しい、両祖、開導聖人の御教歌、御指南をいただきます。
今日も、そうした清和会の御講、年末の御礼御講でした。
御法門を説かせていただきながら、涙が溢れて、止まらなくなりました。
十巻抄の御教歌。
ゆっくり、静かに、拝唱させていただくと、開導聖人の状況、お気持ち、心中に触れて、涙が溢れます。
かたらはむ
友こそなけれ
わがあふぐ
みのりの道の
などて淋しき
だからこそ、異体同心が、大切なのです。
自惚れろという御教歌ではない。
孤立を促すものでもない。
さみしい道です。
末法で、凡夫だし。
本当に、出会えて、よかった。
茨の道だろうと、みんなと、一緒に、ご奉公させていただけることを、嬉しく思います。
何べん灼かれても構わない。
いま一人でないこと。
お寺は、御法さまからお預かりしている法城。
異体同心で、ご奉公に励むこと。
今日いただいた御指南を、心腑に染めて、刻み、銘じて、心の奥底から共感して、涙を流せたら、まず今生のご奉公の、半分は成就します。
共に、励もう。
「人間には生れ難く、
法華経には値難し。
正師にあひ難く、
正師に値ふとも信心起り難く、
喜んで聞難く、
みな過去の謗罪の障りなり。
懺悔すべし。
若し、此事を聴て、
さんげの心を起し、
随喜の涙を流すに至らば、
其なみだの雨にて、
謗罪のけがれを洗ひ、
すずしく、
信心のまなこをひらき、
二世の大願、
ここに成就するものなり。」
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