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2013年12月3日火曜日

後悔

ゆうべ、教務会が終わってから、20時過ぎに、大井町まで行って、高校時代の友人たちと会いました。

高校時代、ほとんど一緒にいたタケ。

飄々としていて、波乗りが好きで、踊りが好きで、ジゴロのようで、玉突きがうまくて、料理もうまくて、上からモノを言う奴で、いい加減なことばっかり言う奴で、仕方なかった。

でも、誰からも愛された。

本当に、魅力に溢れた、憎めない奴だった。

いつも一緒にいたな。

真っ青の、青春だったと思う。

バカなことも、たくさんした。

そのタケが、末期の癌になり、今は緩和病棟にいると言う。

あいつは、いつものように、飄々と、もう誰にも会わないつもりで、そこに入ったという。

もう、見舞いにも、行けない。

あいつなりに、苦しんだのだと思う。

俺たちが、自分のことに追われていて、目一杯で、あいつと会える時間を、作らなかった。

作れば、作れたはずだ。

でも、スケジュールがいっぱいで、作れないと思っていた。

時間は、待っちゃくれない。

タケの病気は進み、タケの人生は進み、タケは自分で決めたんだ。

俺たちは、それを聞いて、後悔でいっぱいだ。

バカだった。

これから、緩和病棟に見舞いに行こうとしても、それはきっと、タケのためじゃなくて、自分のためだ。

タケは、携帯電話を壊したという。

もう、誰ともメールしなくていいって。

だから、押しかけるのは、やめよう。

そう話し合った。

ご両親に伝えた。

俺たちが、思っていることを。

俺たちが、祈っていることを。

俺たちが、待っていることを。

緩和病棟の病室で、紙に書いて、タケに伝えてくれた。

タケは、それを読んで、涙を流したと聞いた。

タケ、ごめん。

本当に、ごめん。

2月、お前、電話してきてくれたのに。

飛んでいけばよかった。

いつものように、大丈夫なんて言うから、安心してしまった。

待ってたなんて、そんなことは言い訳だ。

俺は、失格だ。

タケ、ごめん。

昨日、河田が音頭を取って、大久保も、大滝も、棚橋も、関も、北川も、本澤だって来た。

みんなで、ずっとタケのことを、話してた。

あの頃、本当に青かったけど、精一杯やってた。

あの子にとって、高校時代が一番幸せだった。ご両親が言っていたと聞いた。

言葉、無いわ。

尾崎豊の卒業。

高校時代の自分を思い出す。

東京の、五反田の校舎を、思い出す。

思い出したよ。昨日も。たくさん。今日も。

とにかく、毎朝、本堂でもお前の名前を呼んでいる。

お前の名前を、御題目をお唱えしてる。

タケ。




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