それは西暦2700年のことらしい。
ゴミだらけの廃墟の街に、1台のロボットだけがカタカタと動いてる。
いったい、どんな映画なのだろう、ファンタジーかな、SFかな。子どもが観ている横で眺めていました。
どっぷり、たっぷり、ほっこり、感動しましたー。
もう何年も前に観たのですが、何度観てもいいんですよねー。
荒廃した地球に、独りぼっち残されている地球型ゴミ処理ロボットの
「WALL・E(ウォーリー)」。
ひとり寂しく暮らすウォーリー。
そこに、宇宙からロケットが降りてきて、きれいなロボットが出てくるんです。
ウォーリーは、スクラップの中から古い古い映画を見つけて、観ていました。
そこに、手をつないだり、人と人が愛し合う姿を見て、憧れていたんですね。
ウォーリーは、宇宙から降りてきたロボット・イヴに恋をします。
切ない恋心。
イヴは強くて、頼もしい。
ウォーリーはシンプルな古い機能しか持っていませんが、何よりも純粋な思いがある。
イヴを追いかけて、ウォーリーはロケットにしがみつき、宇宙へと向かうんです。
果てしない宇宙は、本当に壮大で、美しく描かれているんです。
でも、一方で、人間たちが汚し切った地球は、宇宙から眺めても汚れています。
「宇宙ゴミ」というのか、地球の大気圏の上空には、壊れた人工衛星が無数に浮かんでいます。
まさに、地球は、廃墟になったんですね。
そこに、ウォーリーは残されていたんですね。
イヴは、地球に小さな緑の苗を探しにきていました。
その苗を見つけた瞬間から、イヴはモードが切り替わってしまった。
ウォーリーはイヴを救うために一生懸命でした。
ここからは、書くのを止めた方がいいですよね。
映画を観ていただいた方がいいかな。
どうやら、イヴは、地球を捨てた人間たちが送ったロボットだったようです。
人間は愚かです。
人間は、人間自身で、人間同士で、その愚かさに気づくことが出来なくなってしまったんです。
それを、ウォーリーが、ロボットが、教えてくれるんですー。
そこが、とっても深くて、センスのいい皮肉で、しかもポッカリ、ホッコリ気づく形で示してくれる映画なので、いいなーと思うのです。
「自然災害が国を滅ぼす」と書いてからも、この大雪。
大雪に閉ざされて、まだ身動きできない方々がいるのに、いつもながら情報が少ない。
日本のテレビは娯楽でしかないことを、いつもながら痛感します。
20日にスリランカへ向けて出発しますが、また大雪になるとか。デイ・アフター・トゥモローの世界。成田に辿りつけなかったら、どうしようかと思案しています。
強くて激しい情熱をもって、環境問題や人間の愚かさについて語りたいと思うのですが、時に「WALL・E(ウォーリー)」のような映画を観て、ホッコリ、しっとり、うっとりしながら、人間の生き方、自分の生き方を考え直したり、改めたりするのも、いいと思いますー。
お時間があれば、ぜひ。
ご覧あれー。
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