今回最大のミッションは信くんとの時間です。
信くんは伏見妙福寺・松本ご住職の長男、15才。56才の長松清潤、同じベッドで枕を並べて寝ています。
松本御導師の孫。このことを考えるだけで胸がいっぱいになります。
松本御導師と過ごしたご奉公の日々。国内はもちろん、スリランカ、ブラジル、イタリア、アメリカ、韓国、世界中でご一緒させていただきました。
2016年12月のブラジルは松本御導師と私の一番大切な今生人界の思い出です。絶対に忘れられないご奉公でした。
落とせないバトンがあります。老いてゆく僕が信くんに伝えたいこと。今回、よく来てくれました。彼にとっても「あの時、長松住職とスリランカに行ったんだ」と思い出せますように。
この、日本とはいろいろな面で違うスリランカで、心の幅を広げ、深さを獲得してほしい。
説明することはとても難しいけれど、日本のようにきれいに整頓され、整備された国では、生きているというか、生かされているという面が多い。「生かされている」と気づくことは大事だけれど、油断して、甘えながら、かろうじて「生かされている」という面があると思う。
ここは、容赦ない。油断していたら、道も渡れない。阿吽の呼吸を読まなければ、人と付き合えないし、車も運転できない。空気を読んで自分の意思を強くして、相手の動きも確認していかなければ生きていけない。説明することは難しいけれど、彼はスリランカでたくさん学んでくれているようです。
生かされていることに甘んじず、まず真剣に生きること。みんなが丁寧に整えてくれて、準備してくれて、守ってくれて、運んでくれて、生かされている。それに甘んじていたら、生きていることに真剣になれないから。
松本御導師へのご恩返しのように、信くんとご奉公させていただいています。ありがとうございます。








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