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2013年9月30日月曜日

運動会だったそうです

今日は、9月最後の日ですね。何と明日から10月。本当に早いなー。驚きです。

9月最終日の今日も、目まぐるしい一日でした。体調が悪いなんて言っていられません。重ねてご面会をいただいた中で、お祖師さまのお給仕、夜はシェーカーとインド教区の打ち合わせをさせていただきました。

明日から10月ですから、今日はお祖師さまのお裏頭(おかとう)のお召し替えをさせていただきました。こうしてご奉公させていただくと、つくづく明日から10月なんだなー、本当に
秋なんだなー、と思うのです。いいですよね、衣替えということ。

先日、私が静岡でご奉公の日は、次男坊の運動会だったそうです。同じ小学校に通う楓ちゃんのお父さん、洋くんから写真をいただきました。

きれいな写真、ありがとうございますー。運動会、いいですねー。

2013年9月29日日曜日

草木のトンネル

iPhoneの上のボタンを押しても反応がなくなり、困っていました。

今日、ご奉公の合間に横浜駅に行って、アップルの修理窓口に行きました。ありがたいですね。横浜駅にあるんです。

しかし、窓口で聞いてみたら、「270分待ちです」と表示してあり、チケットを渡してくれたカメラのキタムラの店員さんが、「いま、4時間待ちですー」と教えてくれました。

それは全く無理だなぁと思って、隣のドコモのショップなどに行き、少し質問をしていました。4時間も待てないし、月末のしなければならないご奉公はたくさんあるし、明日も予定がびっしりだし、ガックリ肩を落としてさっきの修理窓口の前を通り過ぎようとしました。

すると−。なんと、さっきの店員さんが、「お客さまは何番でしたか?」と聞かれたので、チケットを見て「はい?私は86番です」と答えました。まだ呼び出しは40番台です。「まだまだだなー。なんだろー。」と思って店員さんの顔を見ると、「いや、いま、お声を掛けてもみなさんいなくなっていて、お客さまが一番近いです。はい、こちらでどうぞー!」と言ってくださいました。

えー!?奇跡、岩石、下関—!こんなことがあるなんて、うれしー。すぐに窓口に座り、iPhoneの症状を伝えました。大きな傷はありませんが、iPhoneの修理は難しいし、自分の責任もあるのかないのか、どうなるのかなーと思って聞いてみると、

「はい、では無料でお取り替えしますねー(笑)」

えー、なんという有難さ!

「本当ですかー?いいんですかー?ありがとうございます!」

少し傷もあったのですが、全く新しいiPhoneに変えていただきました。数日前にバックアップも取っていたので、本当に新品になってしまいました。

こんなこと、あるんですねー。ありがたいです。ほんとーに。

というわけで、またご奉公がサクサク進みます。パソコンの調子は悪いのだけど、またお計らいがいただけるように、ギリギリまで頑張ります。しっかりご奉公させてもらおー。

写真は、賢治の碑を追い求めて、熊が出てもおかしくない種山ヶ原の森の中を夢中で歩いている時に撮った写真です。

草木のトンネルでした。静かな森の中に、虫たちの鳴き声が聞こえたり、ミツバチの羽音が聞こえたりして、うれしかった。熊が出そうだったから、時々手をパチンパチンと叩いたりしながら歩きました。しばらく歩くと、開けた場所に出て、賢治が好んだ不思議な岩が、高原の頂上で存在感を誇示していました。賢治の手のぬくもりを感じようとしながら、岩を撫でました。まさに取材でしたー。

都会の忙しい人の波の中で、今日もおはからいをいただくことができて、本当にありがたかったです。明日もがんばりますー。

2013年9月28日土曜日

「このたびの生き方」

美しい富士山に、薄いビロードのような雲、透明な三日月。

午前中から、山見、雲見、月見まで出来ましたー。パラグライダーも飛んでいて、きれいだったなー。

混んいたのでギリギリの到着となりましたが、清水清啓寺を会場とした静岡布教区の壮年会錬成会で、無事に講演のご奉公が終了いたしました。婦人会や青年会の方々もたくさんお参詣くださり、ありがとうございました。

専任指導員をされている倉持師と打ち合わせした際、やはり実際に動き出せるような具体的な内容でなければならないというお題をいただき、会長さまからいただいたお手紙にはスリランカやインドのご奉公について聞けたらと書いてあり、頭を抱えていました。

結局、今朝5時過ぎまで資料作りをして、バタバタと車で静岡へ向かいました。

テーマは「このたびの生き方」とさせていただきました。単なる「いいお話」や「おもしろいお話」にならないように、魂の底から、とにかくご信心で、お話をさせていただいたつもりです。錬成会の予定どおり1時間半の講演と30分の質疑応答。今日は涼しかったはずなのに、終わった時には汗だくでした。

少しでもお話が心に残り、生活の中の何かが、すてきに変わることを願います。日々の行動、アクションこそが、ご信心ですから。

行歓師にもお会い出来ました。お元気でよかったですー。

帰りも、空も山も雲もきれいでした。はじめて清朋師の運転で高速道路を走っています。眠くて、眠くて。でも、運転が心配で眠れないのだけど。混んでいて、まだ妙深寺に着きませんが、また一つ大切なご奉公が終わり、ホッとしています。

2013年9月27日金曜日

雨ニモマケズとデクノボー

昨日、みんなでミュージアムの会議、ほとんど作業中心の分科会でしたが、遅くまでご奉公いただきました。まだまだ準備は続きます。

昨日は同時進行で映像紙芝居のナレーション撮りも行いました。永井プロデューサーのご指示で、僕は「虔十公園林」と「ひかりの素足」をさせていただきました。練習から泣いてました。

厳しい生、あっけない死、そして未来。どちらも素晴らしい作品です。

虔十さんは、まさに賢治さんですね。みんなから、どんな風に馬鹿にされても、遠い未来の子どもたちの喜ぶ幸せな顔がみたいって。虔十さんも、虔十さんを殴っていじめていた平二も、あっけなくチフスで死んでしまう。二人一緒に。でも未来が違う。

賢治さんは、常不軽菩薩と重ねてデクノボーを思い描いていたのですね。虔十も、まるでデクノボーだけど、すてきだもの。

いよいよ、「宮沢賢治と法華経展〜雨ニモマケズとデクノボー〜」が始まります。ポスター、チラシも完成しました。福岡なおこさんにデザインしていただきました。素晴らしいものが出来て、感動です。

昨日から今日にかけて、佛立研究所の会議もあり、お昼には大切な打ち合わせもあり、重ねて13時からはウェブで支庁協議会に参加しと、あまりに目まぐるしい日程となりました。これから長松寺に戻り、明美ちゃんと会ってから横浜に戻ります。

明日は清水清啓寺にお参りさせていただき、静岡布教区壮年会の研修会で講演をさせていただく予定です。がんばろー。

2013年9月26日木曜日

みんなで、まっすぐ、やりましょう。

ふと手にした岩手日報。

紙面をめくってゆくと、村上さんが出ておられました。記事の内容はもちろんですが、感動するのです。

こうして、このタイミングで、岩手県で出会い、少しずつご縁を深めて、去年の6月10日には横浜に来てくださり、今年は沼田の山車を一緒に曳かせていただいて、そして、弾丸岩手往復の中で、新聞を通してですが、お会いできたなんて、なんと嬉しいことでしょう。

少し前でも、後ろでも、巡り会えないことがあります。この新聞も。一日前でも、後ろでも、この記事を見つけられない。となりの別の新聞を手にしていたり、手にしたとしても一枚ページをめくらずに読み終えていたら、村上さんの記事は見つけられなかっただろうなぁ、と思うと、大げさと言われるかもしれないのですが、小さな、小さな自分にも、宇宙の巨きな力が働いているのを感じたりして、心があたたかくなります。

岩手県に知り合いもいなかった小さな自分が、たくさんのご縁をいただくことが出来たことに、あらためて気づきました。とっても、うれしい気持ちになりました。

昨夜は佐々木さんにもお電話しました。お声を聞けて、よかったです。みんな、大切な方々です。

一方で、法華経の信仰をしているつもりの人びとが、自分の中に巣食う我と欲に絡め取られ、また相手を責めることに終始し、自屈と上慢と二乗心という窮屈な穴の中に入り込み、「ケンクヮヤソショウ」が始まってしまうのを哀しみ、「ツマラナイカラヤメロ」というだけではなく、繰り返されてゆく謗法や罪障による負の連鎖を、断ちたい、断たせたい、と願うのです。

身勝手な法華経の信仰者は、謗法の信仰や信仰者よりも、なお罪が重いと心得て、潔く改良すべきです。真実普遍の仏法は、外側からは壊れません。内側からしか壊れないのです。素直で、正直な、一人の凡夫の信仰者。自戒が大切なのです。

そうすると、妄想的な自己正当化や拡大解釈ではなくて、一念三千、森羅万象、雲見、風見、空見、地見、草見、花見、日見、月見、星見、山見、水見、石見、虫見、鳥見、本見、人見、などなど、自分の周りにある、たくさんの真実の相、すがた、動き、営み、意思に、気づくのだから。諸法実相。あらゆるものの、真実のすがた。

謗法と罪障に曇れば、隠れたまま。見えぬまま。現れぬまま。

凡夫ですから、いつもいつも見えるわけではないけれど、御題目をお唱えし、素直に、正直に、教えていただいたとおりに動いてみたら、出会える、見えてくる、現れてくる。

だから、見えたり、聞こえたりした時は、とっても、とっても、うれしい。

みんなで、まっすぐ、やりましょう。

2013年9月25日水曜日

風とゆききし 雲からエネルギーをとれ

「風とゆききし

雲からエネルギーをとれ」

「われらに要るものは

銀河を包む

透明な意志

巨きな力と

熱である」

「日ハ君臨シ

カガヤキハ

白金ノアメソソキタリ

ワレラハ黒キツチニ俯シ

マコトノクサノタネマケリ」

「新たな詩人よ

嵐から 雲から 光から

新たな透明なエネルギーを得て
人と地球によるべき形を暗示せよ

新たな時代のマルクスよ

これらの盲目な衝動から動く世界を

素晴らしく 美しい構成に変へよ

諸君はこの颯爽たる

諸君の未来圏から吹いて来る

透明な清潔な風を感じないのか」

「われらは世界のまことの幸福を索ねよう」

2013年9月23日月曜日

一郎と楢夫に

取り憑かれたように、資料を読み漁って、類推や思いつきではなく、資料に裏打ちされて、原文に明らかにされていることを、しっかりと伝えられたらと思います。

清耀師の着眼点が、今回の企画展のポイント。賢治と法華経。お伝えしたいことばかり。法華経を敬う私たちに、賢治ほどの深い洞察力と法華経の思想を伝えねばならないという情熱があるか。試されていると思っています。

『ひかりの素足』

「こわいことはない。

おまへたちの罪は この世界を包む大きな徳の力にくらべれば

太陽の光とあざみの棘のさきの小さな露のやうなもんだ。

なんにもこわいことはない。」


「お前はも一度あのもとの世界に帰るのだ。

お前は すなほないゝ子供だ。

よくあの棘の野原で弟を棄てなかった。

あの時やぶれたお前の足は

いまはもうはだしで 

悪い剣の林を行くことができるぞ。

今の心持を決して離れるな。

お前の国には こゝから沢山の人たちが行ってゐる。

よく探して ほんたうの道を習へ。」

生まれ変わり、死に変わり。

やっぱり、法華経の信仰をしている者に、表と裏なんて、あり得ない。真っ直ぐ、真っすぐ。それしかない。

でないと、一郎と、楢夫に、申し訳ない。

秋のお彼岸の総回向

秋のお彼岸の総回向、多勢のお参詣をいただいて、盛大に奉修させていただきました。お参詣、ご奉公いただいた皆さま、ありがとうございました。

2013年9月22日日曜日

重なれば重なるもの

重なれば重なるものです。

明日は10時からお彼岸の秋季総回向を奉修させていただきます。今日はたくさんの方々で準備ご奉公いただきました。

パンパンです。

2013年9月21日土曜日

賢治さんの祥月命日

今日は賢治さんの祥月命日。

企画展の内容を頭の中で組み立てて、文章を書いてゆくのですが、優秀な委員の方々が、褒めて伸ばすという猛毒のプレッシャーをかけてくれるので、フラフラしながら、頑張ることが出来ます。

しかも、このタイミングで、京都佛立ミュージアムが誇るクリエイティブ集団が、権威もお金も時間もないという悪条件を、いつもながらご信心の気持ちで受け止めてくださり、苦々しい顔色ひとつ見せず(笑)、不眠不休でー、賢治の作品を描き上げてくださいました。これを、またミュージアムの誇る映像制作チームが編集し、ナレーションを入れて動画にしてゆく計画です。

すごいなー。本当に、感謝の言葉もないです。こんなにクリエイティブな方々がいることこそ、佛立っぽい。さすがっ。ご信者さんの数だけヒーローがいます。

次回の企画展、「宮沢賢治と法華経展」を、どうかお楽しみにー。

http://goo.gl/zYk4ES

2013年9月20日金曜日

健康は1日にして成らず

健康は1日にして成らず。まだヘルペス治らず。

この看板が目に止まり。

毎日毎日、積み重ねないと。運動、バランスの良い食事。

本当にクタクタで、今日は歩けない。賢治についての文章も浮かばない。寝ないと無理かな。

月が落ちてきそう

宗会に引き続き、スリランカのご奉公について、大切な会議が持たれました。

ご弘通ご奉公が、本当にご弘通ご奉公であると、困難に出会います。本当でないと、難しいことは起きない。

そして、ご信心が本当であると、困難に困らず、困難が次の幸せだと感じられます。

生きたご弘通は困難の連続です。問題や課題が次から次に出てきて、なかなか予測はつきません。人の心のこと、人と人とのことですから、当然です。

ご弘通が、生きて、動いている。ご奉公が本当である。とても、大切ですね。いつも、ずっと、挑戦です。

今日は、よかったです。前に進めて、よかったです。

外に出たら、お月さまが落ちてきそうなほど、間近に輝いていました。昨夜は中秋の名月だったのですね。

碁盤の目のような京都の道。東に折れたら真っ正面に浮かんでいます。

写真にはー、映らないー、美しさー、があるー。

本当に、落ちてきそうだ。

2013年9月18日水曜日

『坂本龍馬と憲法』とか

午前中、岩崎鏡川(英重)の末裔であられる方と面談させていただきました。何と、本門佛立宗のご信者さんであられましたー。

『仏教徒 坂本龍馬』にも書いてあるのですが、岩崎鏡川といえば明治から大正にかけて『坂本龍馬関係文書』を編纂した方です。この資料があればこそ、散逸しつつあった龍馬の関係資料の多くが後世に伝えたと言っても過言ではありません。

話は尽きませんでしたが、つくづくご縁の不思議さを感じます。佐々木高行との書簡、田中伯とのやりとり。時空を超えて、幕末と明治が目の前に浮かぶ感覚。久しぶりでしたー。

私は、とにもかくにも、時代の波間に埋もれていた『閑愁録』に着目し、本を書きました。類推を排して臨んだために非常に読みにくいものとなりましたが、世にある「トンデモ龍馬本」ではなく、研究者が読んでも検証に耐え得るものになっていると思います。

『閑愁録』は、その内容のために龍馬から遠ざけられていたのです。龍馬が仏教徒であってはならない、それでは気に入らない勢力が、明治初頭の復古神道を奉ずる者たちをはじめ、中期には自由民権運動の者たち、後期には海軍関係者、昭和では右から左までにいました。だから、埋れたのです。

海援隊の三部作と呼ばれるものの中で、龍馬存命中に唯一刊行された『閑愁録』。龍馬が隊長を務め、生殺与奪の権を握っている海援隊の名を冠して刊行された出版物です。この意義を、認めなければ龍馬研究は常に不十分なものにたるはずです。

坂本龍馬は、水戸学や平田派国学の思想とは一線を画した、仏教徒でした。仏教による国民の融和と世界の平和を願っていた。これを指摘したのが、『仏教徒 坂本龍馬』でした。

まだまだ、書き足らないこともあり、加筆したい部分もあります。この本を前提にして、もっともっと、分かりやすく書きたいなー。昨今の社会情勢もあるので、『坂本龍馬と憲法』とでも題して次の本を書きたいですねー。踏み込んだ議論が出来るはずです。

まだ読んでいない方ー、頼みますよー。まだ在庫がAmazonにもあるみたいだからー。

http://www.amazon.co.jp/dp/4062178516

ひこうき雲ー

さわやかな朝ー。

朝一番のプレゼントは、ひこうき雲ー。こんな綺麗なひこうき雲、見たことないなー。

秋の空、もうすぐそこに。

最初にスカイダイビングをしたのも、9月の中頃だったかなー。先輩たちに連れていっていただいて、真っ青な秋の空の中を飛びました。

高度4000メートルの、ドアが開いたままの飛行機の中で、岩城のお父さんから「ナガマツ、地獄の三丁目で待ってるぜ」って言われたのが忘れられないです(笑)。

スカイダイビングのライセンスを取らせていただいて、みんなでフォーメーションを作って飛んでいたのを、今朝のひこうき雲を眺めながら思い出しました。

本当に、すてきな人たちにお会いできたこと、素晴らしい体験をさせていただいたこと、勉強させていただいたことに、感謝です。いつも、みんなに、恩返ししたいと思ってます。

また飛びたくなるなー。

2013年9月16日月曜日

大自然の猛威

まだ強い風は残っていますが、雲の隙間から空がみえます。現在台風は東日本を北上中とのこと。まさに、また東日本大震災の被災地を通過します。どうか、どうか、お気をつけください。

滋賀、京都、福井に、一時特別警報「経験ない大雨」が発表されました。京都市で26万人に避難指示、大阪市では30万人に避難勧告が出たそうです。福知山市では市内全域に避難勧告が出されたようです。大変な事態です。

今現在、危険な状況にある方やお困りになられている方もおられるのではないかと思います。台風が通過した地域でも、まだまだ予断は許されません。十分な警戒が必要です。連絡を取り合いながら、助け合っていただきたい。

本当に、大規模な自然災害が地球規模で増加していることを痛感します。

福島第一原子力発電所も、本当に、本当に、大丈夫なのでしょうか。全くコントロールできていない中で、この台風、この大雨です。

ツリーハウスは無事でした。さすが黒崎さんの設計、みんなの努力の賜物。全くビクともしていません。すごいです。

ゆかりさんからご連絡をいただいていたのですが、あまりに心配過ぎて、飯田のお師匠さまに電話しました。ご無事とのこと。田んぼも何とか大丈夫なようでよかったですー。

大変申し訳ないのですが、今夜の京都へのご奉公は、断念いたしました。13時20分現在、まだ三島〜静岡駅間は運転を見合わせています。

予定どおり長松寺のお総講は奉修いたしますので、どうかお参詣できる方は是非お参詣ください。

台風直撃か

昨日は穏やかに晴れて有難かったのですが、台風は着実に上陸すると予報が出ています。

窓の外から強い雨の音。森の中からは木々の揺れる音が聞こえてきます。

ツリーハウスが心配。何か準備できないかな。直撃すれば風速40メートル。世界に一つのツリーハウス。みんなで守りたいです。

みなさまも、どうか今日一日お気をつけて。

2013年9月15日日曜日

雨が何処かへ行っちゃった

この天気予報で、晴れてしまうのはすごい。神奈川布教区のファミリー会でご奉公くださっている皆さまや参与の鈴江ご住職の功徳だなー。すごいっ!

結局、第1部の佛立パークは、朝のどしゃ降りは何処かへ行ってしまった中で開催されました。これから、第2部としてファミリー会の御講を奉修させていただきます。

大きな雲の割れ間から空が見えて、晴れ間まで見えてます。すごいなー。

台風、心配

台風が近づいています。どうやら週末としては久しぶりに大荒れとなりそうです。

アメリカでもロッキー山脈の東側で大変な洪水被害が出ています。コロラド州ではたくさんの死者が出ています。地球規模で気候変動期の大災害が続いています。

台風も、日本近海でも成長を続けています。勢力を強めながら上陸するようなので警戒が必要です。

残念ながら今日の佛立パークは屋内で行われることになったそうです。行き帰りの交通には、十分注意してください。

はざかけした稲穂が心配です。飛ばされやしないかな。濡れてしまって、乾燥がうまくいかないんじゃないかな。師匠やけんちゃんや重雄さんが、台風に備えて大変なんじゃないかな。

やっぱり、自然と一緒に生活していないと、この緊張感はありませんね。本当に農家の方々の心労は絶え間ない。台風が、各地の作物に被害を与えないように願うばかりです。

自然災害の多発や大規模化。福島第一原子力発電所の事故プラントも、汚染水のタンクも、排水溝も、台風で大丈夫なのでしょうか。大丈夫であるわけがないです。

教区御講が始まった6日から14日までは穏やかな天候が続いて有難かったのに、4日のように16日も台風で新幹線が止まったら京都に帰れません。困りました。

とにかく、油断せず、気象情報に注意してくださいー。

2013年9月14日土曜日

『あまちゃんの笑顔』 妙深寺報 平成25年9月号

NHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」。久しぶりに全国的な大人気ドラマとなりました。

お母さんと一緒に初めて北三陸にやってきたアキちゃん。現役の海女として東北の厳しい海に潜るお祖母ちゃんと出会い、大感激。東京では都会のスピードに付いてゆくことができず引きこもりがちだったアキちゃんは、この三陸の田舎町で生き生きと輝き出します。

「おら、この海が好きだ!」

「海女になりたい!」

ワクワクする、愉快なドラマが始まり、半年間にわたって全国が東北に注目することになりました。あまちゃんは、ドラマの中だけではなく、本当の世界でも町おこしをしてくれました。このドラマを観ていた方々にとって東北や三陸地方はとっても身近な街となり、そこに暮らす人たちに対しても、親近感でいっぱいだと思います。本当にすてきなドラマでした。

東北で暮らしておられる方々には申し訳ないことですが、東日本大震災の前までは、とても遠い場所のように思っていました。青森も岩手も宮城も福島も、それぞれ何度も訪れていたのですが、観光のために通過するだけだったのです。地域や場所は分かっても、そこに暮らす人びととの出会いが薄かったのですね。

そこに暮らす人たち、その方々との出会い、その方々と私たちの人生が交差して、血が通うのですよね。「あまちゃん」が、悲喜こもごものストーリーを見せてくれたから、東北や三陸が身近になり、みんなの心が温かくなったのです。

東日本大震災を通じて出会えた、たくさんの素晴らしい出会いから、私たちも数え切れないことを学びました。遠く離れていた人たちと、かけがえのない縁が生まれました。

私たちのような遠方の者たちが、あまちゃんの舞台に暮らす方々と出会い、これほど深いご縁を築くことが出来ました。あの大震災は、忌まわしい出来事でした。しかし、私たちはここから学び、ここから変わりました。本当に大切なこと、人間にとっての本当のしあわせを、学び、感じることが出来ました。

気候も、風土も、文化すら違う場所。戸惑いもあり、迷いもありました。ただ、三月十一日のあの日から、走り出しました。

自分たちに出来ることを探して、被災地と連絡を取り合いながら、往復を始めました。秋山ご住職は東北を駆け巡り、切迫した被災地の現状について教えてくれました。その情報に従って、私たちもまた駆け出しました。

あの日から今月で二年半が経ちます。何も知らなかった私たちに、今はかけがえのない友人がいます。

今や、私たちにとって陸前高田や大船渡は、とっても身近な町になりました。しかし、振り返ると最初はどれだけ手探りで、怯えていたか分かりません。

私たちの行動が、被災した方々にとって本当に喜ばれるものか、自問自答しました。時に慈善活動は押しつけになり、自己満足にも陥ります。妙深寺は、すぐに支援活動のルールを決めました。

被災地でガソリンや燃料を給油しない。三月から四月中旬までは携行缶にガソリン、ポリタンクに軽油や灯油を持って走りました。同じように、数日分の食事も全て持ってゆき、ゴミも現地に一つも残さず持って返ることにしました。

四月二十九日、バス二台に分乗して妙深寺から約一〇〇名が陸前高田に入り、一〇〇〇名分の炊き出しを行いました。バスを下りる直前、支援者全員に心得が伝えられました。

「被災した方々に御礼を言われるのではなく、支援する私たちが、『ありがとうございます』と言い、私たちの支援は『させていただく』という気持ちで、黙々と頑張ろう」

この時も妙深寺ルールを大切にして、避難者のための仮設トイレを使わない、スタッフが使う簡易のトイレを横浜から運び、汚物も持ち帰るようにして炊き出しを行いました。

こうした模様は当時の妙深寺報に掲載されていますので、お読みいただければと思います。

今や妙深寺のみなさんと、東北は岩手県陸前高田市のみなさんのご縁は、太く、大きくなりました。私たちにとって陸前高田が身近で大切な場所になっただけではなく、高田のみなさんが私たちのことを身近に受け入れてくださっていることが、心から嬉しく有難いです。

本門佛立宗は、真っ直ぐに仏の道を歩み、生きた仏教を実践する者の集まりです。ですから、一人ひとりの仏教徒としての真面目な自覚を大切にしています。どんな神さまも仏さまも一緒と言って、手を合わすようなことはしません。

地神から水神までを敬いながらも、別々に信仰することは仏教と違います。ですから、子どもの頃からこうしたことに気をつけるように教えられているのです。

本当の仏教徒は神社が執り行うお祭りに参加することをしません。それが本来の信仰だと思います。

たとえば、「瓜田に履(かでんにくつ)、李下に冠(りかにかんむり)」という言葉があります。

李(すもも)の下で冠を直せば李を盗もうとしていたと疑われ、瓜畑で靴をはき直せば瓜泥棒だと疑われる。同じように、神社や仏閣の前で靴紐を直すことも信仰を不純にし、誤解を与えるものとして慎むのでした。

仏教は森羅万象を一つの真理として捉え、バラバラになるのを戒めるのです。

普通であればお祭りに参加することのない私たちですが、「うごく七夕まつり」だけは特別でした。

まず、このお祭りはお盆のご回向のために開催されており、しかも復興に向けて被災者の方々が夢と希望を託したお祭りで、さらには大切な山車に法華経本門の御本尊をご奉安させていただけることになったのです。ここまでの経緯が、東日本大震災から積み重ねてきた手さぐりのご奉公のかけがえのない成果のように思えました。

昨年に引き続き、今年は妙深寺の子どもたちを連れてゆきました。

住職として強い覚悟を抱きました。「相似の謗法」を恐れながらも、皆帰妙法を担う佛立教講の責務を想いました。ここで、この高田の地で、荒涼とした被災地の野原で、積み上げられた瓦礫の山や轟音を立てて被災地を走るトラックを見ながら、私たちが何をしてきたのかを見せ、この地に住むみなさんと一緒になって、汗だくになりながら、子どもたちの心に芽生える、ご信心の誇りや喜びを思いました。

神主さんが運行前の法要をした地区もありました。それぞれの地区がそれぞれのやり方で無事運行を願います。そして、長砂地区の皆さんは、私たちに無事運行の法要を託してくださり、山車に御本尊を奉安させていただき、みんなで一緒に御題目を唱え、無事運行のご祈願とお盆のご回向、東日本大震災で亡くなられた方々のご回向をさせていただきました。

廃墟の野原を、山車を引きながら子どもたちと歩きました。御題目をお唱えしながら、歩きました。本当に、忘れられない夏となりました。歩きながら、涙が溢れました。本当に、ありがとうございました。

いつか、子どもたちが、こうしたご弘通の経験を思い出して、佛立信者の誇りと喜びを抱き、あまちゃんが笑顔でみんなを元気にしてゆくように、強く、明るく、正しく育ち、苦しむ方々の間に入り、飛び込んで、みんなを元気にできる菩薩となりますように。

2013年9月13日金曜日

地涌米が出来ますー

深恭師と瓜生さん、チノブ姉と車で横浜に戻ってきましたー。明日は教区御講が3席。日曜日は妙深寺をテーマパークにして、様々なアトラクションを用意した神奈川布教区ファミリー会主催の「佛立パーク」。がんばるぞー。

今回の稲刈り、本当に有難かったです。笑顔の絶えない2日間でした。お世話になりっぱなしで、ぐっすり眠れましたし、食べ過ぎて体重が2キロも増えました(涙)。

お米になるまではまだ作業がありますが、今年も無事に妙深寺のブランド米「地涌米」が出来ました。

ご信者さんが御題目で育てたお米、田植えから稲刈りまで、ご信心で作ったお米を、もうすぐみなさまにお届けします。「地涌米」って、ネーミングがいいでしょー。去年からしっかりとパッケージのデザインまで出来ていて、かっこいいんですよねーかっこいいんですよねー。師匠の顔写真まで載ってるの。でも、ちょっと写りが悪いな−。もっと男前なのになー。実物は高倉健さんに似てるのにー。

このプロジェクトには、高い高い志があり、大きな大きな夢があり、深い深い理念があります。必ずや実現してゆきたいと思います。

今は、点と点でしかないものを、ご信心で結んで、輪にして、大切な命を回し巡らせたい。誰かは、誰かのために、特別なことをしなくても、そう無理をしなくったって、もっと、もっと、力になれる。

増え続ける精神疾患、脅かされ続ける食の安全、過疎化する地方、高齢化する村、徳育や食育、都会と地方、超少子高齢化。いろいろなことを、いろいろな風に考えて、いま、私たちに出来ることに取り組んでいます。

お金もなければ、力もないですが、体力と気力だけはあります。そして、何より大切なご信心がエネルギー。もうけるとか、もうからないとか、そういうことではなく、今はまだ無い、もっといいサイクルを生み出したい。

今日は、心がいっぱいです。師匠に、もっともっと教えてもらいたい。今ごろお疲れになっていないかなー。大丈夫かなー。

とにかく、天から降りてくるのではなく、本化の菩薩は大地から涌出する。まさに、生命なのですね。

今日は、お野菜もたくさんいただきました。佛立ファームだけではなく、中井さんやとし子さんが頑張ってくださっている妙深寺の佛立農園で育つ素晴らしい野菜もあります。「地涌米」に「地涌野菜」ですね。ありがたいです。

来年の春、みんなで田植えがしたいな−。子どもたちにも体験させたいな−。心地良い疲れですー。