2022年10月31日月曜日

カンピーナス 蓮徳寺






































カンピーナス 蓮徳寺での高祖会・新本堂上棟式、併せて創立40周年記念法要、盛大に奉修されました。本当に、晴天、盛大、無事奉修、ありがたかったです。


私ですら蓮徳寺には5回ほどお参りさせていただいていますが、新本堂の建立を誓願してから長い長い時間が経過しました。


進むかと思ったら問題が起こったり、なんとか前に進んだと思ったら新しい壁が立ちはだかったり。


なんとか、ようやく、ここまで来た、ここまでご奉公を積み重ねることができた、という感慨。


今年からブラジリアの担当だった田所行宗師がご住職に就任してご奉公を進めることとなりました。行宗師は蓮徳寺で初めて「住職」になりました。住職というのはまた全く別の責任や在り方の修行があり、大変だったと思いますが、乗り越えて、乗り越えて、この日を迎えました。


ブラジルの、歴史的な大統領選挙の日と重なってしまい、様々な制約が発生しています。日本のいい加減な選挙制度とは違い、ブラジルでは投票しなければペナルティがあります。罰金があったり、パスポートが取得できなくなったりするのです。有権者は必ず投票しなければなりません。


御会式が重なるということは、それだけで参詣の将引に大きな障害が立ちはだかるということです。大切で特別な法要なのに、みんなの参詣できない理由になります。蓮徳寺、また行宗師のご奉公、大変だったと思います。


しかし、ブラジル教講の皆さんは、予定をやりくりして、お参詣くださいました。遠くブラジリアからもお参りがありました。


産経目標は150名。しかし、参詣数が上回ることを予測してご供養を50個追加。それでも当日になると参詣が多く上回り50個足りなくなってしまったということです。ありがたいことです。お参詣総数281名とのことでした。


45年前、鈴木御導師がブラジル教区長だった当時にスタートしたのがカンピーナスのご奉公でした。この鈴木御導師が特命巡教の際に40周年のお祝い、そして新本堂上棟式という節目を迎えました。偶然ではないでしょう。ありがたいことです。


行宗師のご挨拶は感謝と強い覚悟に溢れていました。いつもながら、ブラジリアでもそうでしたが、ロベルタ夫人は、いつも行宗師を支えて、必死に、必死に、ご奉公しておられました。走り回る姿が、本当にありがたく、なんとも言えず胸がいっぱいになりました。


行宗師も泣き虫だし、ロベルタも目に涙をいっぱいためたりするので、ご奉公の苦労が伝わります。頭が下がります。しかし、苦難、困難を乗り越えてこそ、本物のご奉公、本物のご信心です。



お祖師さまは開目抄に御妙判されています。

「鉄は炎打てば剣となる、賢聖は罵詈して試みるなるべし。」


鉄は、炎に焼かれ、何度も打たれて、剣になります。不純物が取り除かれるために、炎の熱も、鍛え打たれることも、必要であったということでしょうか。


私たちも、困難や苦難に直面して、邪魔や意地悪、誤解されたり、悪口を言われたりしながら、謗法や罪障が消滅されてゆく。毒素や老廃物や不純物が取り除かれていく。


困難や苦難に直面した時、「試されている」と覚悟して、腐らず、逃げず、負けず、その時こそ異体同心で、心を奮い立たせて、ご宝前におすがりする。必ず現証が顕れる。


長男のカワン君、長女のマヤちゃんには会えなかったけれど、行宗師とロベルタのご奉公、ブラジル教区教講みなさんのご奉公を拝見して、感激しました。


御教歌「苦しみてつとむる中におのづから ありとし聞けり御仏の道」


カンピーナス蓮徳寺のご奉公に拍手とエールを送ります。ありがとうございます。

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