2014年11月30日日曜日

華燭の式典

天縁既に熟し、人法の証鑑を具足し、茲に恭しく結婚の式典を挙ぐ。

本日、素晴らしい晴天の下、ご宝前で結婚式を奉修させていただきました。

本当に、うれしい、ありがたいご奉公です。

大切な人生の門出ー。

ご両家の、ご両親の思い。

本当に、すてきな二人に、感動しました。

披露宴の結び、新婦のご挨拶にはいつも涙がこぼれてしまう。

節目。

これまでの感謝、これからのお願い。

純粋な気持ちが、ありがたいです。

こちらも、また初心に立ち返り、生き直せる。

こうして、また尊いご奉公で11月を締めくくり、明日から今年の最終月、12月を迎えることが出来ます。

ありがたいですー。

玄関先で真っ赤な身をつけていた鉢植。

ヒメ柿。

とし子さんにいただきました。

今日の花嫁のように、あまりに美しくて写真を撮りましたー。

2014年11月29日土曜日

語り続けよう。

風邪をひいた次男坊を連れて病院まで来ましたが、長蛇の列でビックリしました。

予防接種の方もいるということですが、やっぱり風邪が流行っているとのこと

季節の変わり目、気をつけていただきたいです。

昨日は乗泉寺での授業が終わってから親友に会いに行きました。

渋谷から広尾まで。

少し時間が早くて、彼の会社の待合室で待っていました。

彼は、隣の部屋で打ち合わせ中。

隣の部屋から、18才の頃から知っている彼の声が聞こえてきます。

何も変わってない。

熱く語っていました。

なんか、胸がジーンとしました。

ずっと、伝え続けてるんだな。

そりゃ、熱く伝え続けなければ、伝わりませんわ。

分からないと思いますけれど、熱くいなければならない理由、そうやって語り続けなければならない理由が、僕には痛いほど分かって、反省しました。

もっと、前面に出て、語らないと。

奥まってる場合じゃない。

必死さ。

大事。

また、未来へ向かう力をもらいました。

今日は布教区のテラコヤステイの代表者会議。

じっくり話し合いました。

月末で原稿がたまってます。

もう12月はすぐそこだー。

がんばろー!

2014年11月28日金曜日

来年の「地涌緑茶」ー!

今朝は修学塾のため渋谷の乗泉寺に向かっております。

先日、来年の地涌緑茶について、財団が誇る美しく、麗しく、エネルギッシュな方々に、京都まで弾丸ツアー、ハードスケジュールの出張ご奉公をしていただきました。

テラコヤスコラの翌日だったのですが、現薫師にまたご奉公、ご案内いただいて、地涌緑茶の産地、童仙房高原まで、3人の財団女史が訪問させていただきました。

布施田さま、畠山さまには、本当にお世話になり、ありがとうございました。

準備を整えて、いよいよです。

来年、財団法人 佛立生活文化研究所は、まさに大きな広がりを目指して、仏教的なライフスタイルを提案します。

地涌緑茶は、美と健康を支える、安全で美味しい無農薬サプリメントです。

いや、サプリメントという特別なものではなく、日本人が古くから親しみ摂り入れてきた究極の健康飲料、ごくごく身近な「お茶」です。

僕は、外出先で出てくるペットボトルのお茶がどうしてもいただけず、困っていました。

カテキンというものがきつ過ぎるのか、添加されたビタミンCなどが強いのか、水の問題なのか、なぜか飲んだ後に胸がムカムカしてしまいました。

お茶は、究極の健康飲料のはずなのに、市販のポピュラーなお茶が、美味しくない、安全でもないなんて。

市販のものでは、無添加の麦茶とかほうじ茶のペットボトルならば飲めたのですが、なぜか緑茶が飲めない。

本当に、添加され過ぎています。

この矛盾を、何とかしたいと思っていました。

それが、ついに、何とか出来そう。

財団メンバーのトンチとパンチ、何よりも布施田さんや畠山さんのお力をいただいて、大々的に前に進みたいと思います。

美と健康。

安全で、美味しい。

無農薬で、無添加で、自然食。

信で結ばれたネットワーク。

その時々で終わらずに、暮らしの中に息づくライフスタイル密着型仏教ー。

食。

本当に、心強い方々ばかりで、ありがたいです。

ありがとうございます。

2014年11月27日木曜日

児童虐待重大事件のご回向

今日のブログは、あまりにも重たいので、読んでいただかない方がいいかもしれません。

 

でも、私にとって、今日のご奉公は、今生のご奉公の中で、またひとつ忘れがたい、尊いご奉公をさせていただくことが出来たという思いで、いっぱいです。

 

日本の児童虐待の、大変な研究者である川崎先生、増沢先生が、妙深寺までお参詣くださり、ご著作に取り上げられた、日本の児童虐待十代致死事件で亡くなられた子どもたちのご回向を、勤めさせていただきました。

 

先生方は、彼らの死を無駄にすることなく、その恐るべき事件から様々なことを学び得ようと、研究を重ねられ、著書にまとめられました。

 

http://www.amazon.co.jp/dp/4571420552

 

研究者の方であっても、そこにある子どもたちの苦しみ、痛みを調査なさるたびに、背負ってしまう重たさがあると思います。

 

私は、ほんとうに、今から10年前、ちょうど2004年の7月に、翔くんの事件について、妙深寺報の巻頭言に書かせていただいたことがありました。

 

それから、ずっと、ことあるたびに、翔くんのこと、こうした心の闇について、考えてきました。

 

何度も、ブログにも、再掲したり。

 

http://www.butsuryushu.or.jp/jp/eyes/200407.html

http://hbs-seijun.blogspot.jp/2009/04/blog-post_24.html

http://hbs-seijun.blogspot.jp/2010/04/blog-post_4318.html

http://hbs-seijun.blogspot.jp/2014/11/blog-post_14.html

 

何度も、何度も、翔くんについて、ブログに書かせていただいてきて、今年の夏、増沢先生とお会いすることが出来ました。

 

最初は、全く、増沢さんが大変な先生だとは知りませんでした。

 

それから、お仕事や、著作について知ることになりました。

 

今日、ご縁をいただいたその先生方から、妙深寺の本堂での、日本における児童虐待重大致死事件で亡くなった子どもたちのご回向をさせてもらいたいとお話をいただき、緊張と、深い思いの中、ご奉公させていただいた次第です。

 

先生方の著作にある、一人ひとりの事件。

 

父や、母への、無条件の愛。

 

裏切られてゆく愛。

 

傷つけられてゆく命。

 

今日は、名前だけではなく、この末法の、恐るべき心の闇を、ご宝前にもお伝えした上で、ご回向をさせさせていただこうと、その事件の経緯を、言上させていただいたのでした。

 

言上しながら、胸がつかえて、涙が溢れて、痛くて、苦しくて、仕方なかった。

 

本当に、つらかったろう、くるしかったろう、と思って。

 

失われた命は戻ってこないけれど、こうして、想っているよ、み仏の功徳を、回向し、志し、供養し、弔い、抜苦与楽、、、、。

 

それでも、御題目をお唱えできる私たちで、よかった。

 

そうでなければ、どこかを麻痺させておかないと、直視できない。

 

今日を、はじまりとして、心の闇を照らすご奉公を、重ねてさせていただきたいと、思いを新たにしました。」

 

「吾祖師の御なは日蓮世の人の こゝろのやみを照す妙法」御教歌

 

「いよゝ猶つたなくならん人の世を 漏さずすくふ妙法の五字」御教歌

 

鬼は、外にいるのではなく、自分の心の内側にいます。

 

「心の鬼が地獄へ連れ行き、心の菩薩が寂光へ導くと云う事、此の一句を口癖のように云いなれて、よくよく味わい、御法門聴聞に行く道々にも、心にたくわえ、お看経の時にも、心に忘れず、朝起きても、一番に思い出し、一日暮れて、夜臥す折にも、心の鬼が地獄につれ行き、心の菩薩が寂光へ導くと、一日、二日、三日、乃至、一年、十年、一生の間、忘れざれば、臨終の時には、心の菩薩が寂光へ導かせたまふものなり。御臨終の夕べには、日蓮必ず御迎えにらむかうべしとは是なり」開導聖人 御指南

 

虐待、ネグレクト、決して遠くの話ではありません。

 

今日の、言上文。

 

苦しく、哀しい事実を、ご宝前に言上させていただき、ご回向の御題目を唱え重ねながら、先生方と、新しい出発、とにかく、このような事件が起こらないための、努力を、続けてゆこうと、誓ったのでした。

 

大変心が重たくなりますので、読まない方がいいと思われる方は、そのようにしてください。

 

「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。

 

法華経常住一切三宝諸仏諸尊この室に来臨し給ひ、一切の障礙を払い、哀愍救護を垂れ、知見照覧せしめ給え。

 

本日茲に、蓮師相伝秘要の対境、本地本法本門法華経の御宝前において、恭しく壇を設け、礼をもって営み奉るところの法要は児童虐待死事件回向法要一座、修し奉る。哀愍納受なさしめ給え。

 

御宝前に謹んで回向をし、弔うところは、去る平成十二年より二十二年に亘り、虐待により命終せし児童の諸精霊。

 

弔うところ、

俗名 谷川(たにがわ) 依織(いおり)

両親より身動きのとれないダンボールの中に入れられ、暴力を振るわれ、十分な食事を与えられず、衰弱し、去る平成十二年十二月十日 三歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 勢田(せた) 恭一(きょういち)

継父よりトイレの前で正座をさせられ、暴力を振るわれ、逃げ出そうとするも継父に頭を蹴られ、去る平成十三年八月七日 六歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 加藤 翔(しょう)

継父よりパイプ椅子で殴られ、顎の骨を折られ、両親に風呂場へ連れて行かれ、熱湯をかけられ、ハサミで皮膚を切り取られ、「カー、助けて」と母親に助けを求めるも、衰弱し、去る平成十五年六月十七日 五歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 森島(もりしま) 勇樹(ゆうき)

母親と同居人による暴力から逃れんがため、四〇〇キロ離れた祖父のもとへ逃げようとするも、家に戻され、同居人に何度も顔を殴られ、腹を蹴られ、去る平成十五年十月十九日 四歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 小林 一斗(かずと)ならびに小林 隼斗(はやと)

同居人より暴力を振るわれ、連れ去られ、橋から川へ投げられ、去る平成十六年九月十三日 一斗 四歳、隼斗 三歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提

 

俗名 島内(しまうち) 碧(へき)

両親より金属モップで交互に殴打され、冷水の張られた浴槽に正座をさせられ、去る平成十八年二月七日 三歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 畠山(はたけやま) 彩香(あやか)

母親に橋の上に登らされ、「怖い」と母親に助けを求め抱きつくも、突き落とされ、去る平成十八年四月九日 九歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 米山(よねやま) 豪憲(ごうけん)

畠山彩香の母親より首を締められ、去る平成十八年五月十七日 七歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 吉川(よしかわ) 民香(みんか)ならびに吉川 祥貴(よしき)ならびに吉川 優民(ゆうみん)

長男より殺害され、自宅を放火され、去る平成十八年六月二十日 吉川民香(みんか)三十八歳 祥貴(よしき)七歳 優民(ゆうみん)五歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 白髭(しらひげ) 広(ひろむ)

両親より十分な食事を与えられず、体重八キログラムまで衰弱し、去る平成十八年五月二十八日 三歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 佐々木 拓夢(たくむ)

食事は継母より五日に一回、コーンフレークを与えられるのみで、歩くこともできぬほど衰弱し、去る平成十八年十月二十二日 三歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 山崎 青空(そら)

母親より育児放棄され、一ヶ月以上自宅に放置され、食事も与えられず、去る平成十八年十一月 一歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 藤岡 和輝(かずき)

継父より日常的に暴力を振るわれ、持ち上げられ、度々畳に投げつけられ、去る平成二十年二月四日 十一歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 新藤(しんどう) 力人(りきと)

両親より十分な食事を与えられず、「お水をください」と懇願しながら衰弱し、去る平成二十年二月十一日 四歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 松本 某

去る平成二十年七月四日 八ヶ月をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 富石(とみいし) 弘輝(こうき)

病を抱える母親に馬乗りにされ、ホースで首をしめられ、去る平成二十年九月十八日 六歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 高木 某 去る平成十三年 三歳

俗名 高木 結衣(ゆい) 去る平成十六年 二歳

俗名 高木 新奈(にな) 去る平成十八年五月五日 八ヶ月

入院中に母親から点滴に水道水を注入され、命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 松本 聖香(せいか)

母親と同居人より暴力を振るわれ、寒空の下、ベランダに放置され、衰弱し、平成二十一年四月五日 九歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 大石 修平(しゅうへい)

母親より無理心中を図られ、首を締められ、去る平成二十一年八月二十日 六歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 高月(たかつき) 嘉彦(よしひこ)

重度のアトピー性皮膚炎だったにも関わらず、両親に病院へ連れて行ってもらえず、去る平成二十一年十月九日 七ヶ月をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 岡本 海渡(かいと)

母親と同居人より暴力を振るわれ、木刀で叩かれ、「ごめんなさい」と許しを請いながら、衰弱し、去る平成二十二年一月二十四日 七歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 吉田 智樹(ともき)

母親より日常的に暴力を振るわれ、天井のロフトとトイレでの生活を強いられ、食事を与えられず、体重六キログラムまで衰弱し、去る平成二十二年三月三日 五歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

俗名 羽木(はぎ) 桜子(さくらこ)

俗名 羽木 楓(かえで)

母親から育児放棄され、二ヶ月間自宅に放置され、食事を与えらず、去る平成二十二年六月下旬 羽木桜子 三歳、楓 一歳をもって命終の霊位。妙法経力追善菩提。

 

右、児童虐待死事件犠牲者の諸精霊、妙法経力追福作善 証大菩提の為。

 

仮使遍法界断善 諸衆生一聞法華経 決定成菩提。

 

生死の長夜を照す大灯明、元品の無明を切る大利剣、妙法経力追善菩提。

 

経に曰く

「若有聞法者 無一不成仏」

「毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身」

「於我滅度後 応受持此経 是人於仏道 決定無有疑」之文。

 

高祖曰く 妙法蓮華経者、上は悲想の雲の上、下は奈落の炎の底までも、皆この光明に照らされて、一切の群生、諸々の苦患を逃るるものなりと大慈大悲大恩報謝

 

納種在識 永劫不失 名字信行 即身成仏。

 

弔主並びに家内の面々、只今参詣の面々、各々謗罪消滅定業能転 信心増進身体壮健 現世心中所願成就円満一切無障礙 南無妙法蓮華経。

 

一人でも多くの皆さまと、こうした、まさに心の闇を照らすために、精進させていただければと思います。

 

ありがとうございます。

木々の紅葉

美しい森のコントラスト。

iPhoneでパッと撮っただけの、今朝の妙深寺の森。

きれい。

坂本龍馬が作った和歌。

題名は「秋の暮れ」

嵐山夕べ淋しく鳴る鐘に こぼれそめてし木々の紅葉」

22日と23日は横須賀で、ご講有巡教のご奉公をさせていただきました。

24日の祝日は見事参詣目標を達成した妙深寺の壮年会・男子信徒御講。

25日は京都佛立ミュージアムで山崎先生のテラコヤスコラ。

昨日は逗子の顕信寺さまをお借りして、神奈川布教区の住職会。

来年のご奉公について、ご住職方と細かく協議することが出来て、貴重な時間でした。

今日は、これから、大切な、大切な、ご奉公。

児童虐待によって亡くなった子どもたちのご回向の一座を勤めさせていただきます。

このご奉公、ご回向をさせていただけることに感謝し、ひたすら非力な自分をお懺悔し、ご宝前に向かい、御経力におすがりして、ご奉公させていただきます。

2014年11月26日水曜日

平成27年 佛立カレンダー

みなさんは、このカレンダーをご存知ですか?

平成27年の佛立カレンダーです。

京都佛立ミュージアムで開催されていた「宮沢賢治と法華経展 雨ニモマケズとデクノボー」がカレンダーになったのです!

このお話を広報局からいただいた時、とても実現できそうにないと思いました。

しかし、林風舎の宮澤和樹さまからご許可をいただき、こうして完成させることが出来ました。

いつもながら、和樹さまには感謝、感激です(涙)。

「平成27年 佛立カレンダー」

亀村俊二先生が岩手まで行き、賢治さんの足跡をたどりながら撮影してくださった写真も美しい。

どこかで買えば間違いなく1500円以上はするはずのカレンダーです。

しかし、利益を考えず300円で頒布ー。

法灯相続していただきたいお子さんやお孫さん、お友だち、ご縁のある方々、思い浮かぶだけ、いろいろな方に差し上げても、必ず喜ばれると思います。

そして、何よりも大切な、「雨ニモマケズとデクノボー」の心が、多くの人の心に伝わり、温かい輪や絆が、世の中に広がってゆくと思うのです。

賢治さんのカレンダーは、きっと、たくさんの話題を提供してくれます。

しかも、来年、一年中。

こんなすてきなことないな。

こんないいことないな。

こうしたご奉公を積み重ねてゆきたいです。

また、書きますが、実は数週間に一度、悲しいお知らせのメールをいただきます。

お一人ではなく、たくさんの方からですが、開導聖人の御本尊や揮毫された扁額などがオークションに出品されているというお知らせです。

私にも対応できず、ミュージアムでも財源もなく、宗門へご連絡いただくようにお願いしていますが、次から次へと出ているようで追いつきません。

本当に残念で、お知らせくださる方々も心を痛めておられます。

数日前も、お知らせくださる方にお便りを書かせていただきました。

最近、ほぼ2週間に一度、こうしたご連絡をいただきます。

本当に、忸怩たる思いです。

しかし、これが現実。

全くご信心の尊さを知らない家族がいて、法灯相続も出来ていなければ、御本尊も扁額もただの骨董品のように、売りに出されてしまいます。

そういう人にとっては、ただの掛け軸なのでしょう。

救いは、開導聖人の評価が上がっていることだけです。

私たちは、こうしてオークションに御本尊さまが出ていることに対して、このようなご奉公の不成就を続けていることを、深くお懺悔しなければなりません。

そして、さらに本当の佛立信行を実践し、取り戻してゆかなければなりません。

コレイア御導師が言っておられたように、種まきを、しまくらなければ、とても死ねません。

傍観者、評論家ではなく、ひとりの不軽菩薩を目指して、末法の、凡夫の輪の中に飛び込んで、随喜を展教し、随力演説して、ご奉公させていただかなければなりません。

法灯相続が出来ず、佛立信心の尊さを知らない世代が増えていても、私たちは、さらに、一人でも多くの佛立教講に対して、社会に対して、開導聖人、長松清風という幕末・維新の仏教改革者の存在を知らしめてゆきます。

開導聖人に対する社会の評価は、まだまだこれからです。

これから、もっと、もっと、開導聖人のすごさや素晴らしさが、評価されてゆくと確信しています。

そのための、ご生誕200年のご奉公ですし、そのための京都佛立ミュージアムです。

となれば、これからも、オークションには次々と開導聖人の御本尊さまや扁額などが出品されてしまうかもしれません。

なぜなら、法灯相続が出来ていないということは、ご信心はもとより、佛立らしさの象徴である、開導聖人のことを、伝えられていないということでもあるからです。

宗内の評価と、社会の評価の間に、矛盾した、おかしな、ギャップが生じているということなのだと思います。

宗門でも、私たちでも、きっと、出品されたものを取得し続けることが出来ません。

残念です。

でも、だからこそ、種まきのご奉公をしまくろうと、決意を新たにすることが出来ます。

お懺悔をし、悔しさをバネにして、精進いたしたいです。

みなさん、ぜひ、佛立カレンダー、お求めください。

佛立宗のお寺や別院、教会であれば、頒布しておられると思います。

たった300円ー!

お教化や法灯相続につながりますようにー。

ちなみに、すでに5000部を完売してしまい、これから増刷だと思いますが、お申し込み次第で増刷の部数も変わりますので、早めにお求めください。

今日は飛行機、明日は電車

今日は飛行機を使わせていただいて、明日は小倉駅から新幹線、京都駅でサンダーバードに乗り換えて敦賀、敦賀で北陸新幹線に乗り換えて長野へ向かう予定です。 小倉から京都は591キロで148分、京都から敦賀は94キロで52分、敦賀から長野は353キロで110分だそうです(乗換案内さんが教...