2007年12月3日月曜日

堀田さんのご信心

 妙深寺の堀田さんは、長年東京都庁に勤務され、重要な職務を歴任されてこられた。この度、その功績が認められるところとなり、《瑞宝小授章》を受賞された。奥さまは戸塚教区四部で部長のご奉公をされており、長女の薫さんは青年会の会長のご奉公をしてくださったこともある。堀田さんご自身も評議員として妙深寺の中核を支えてくださっている。
 その堀田さんが、皇居から妙深寺へお参詣くださり、御宝前に御礼の言上をされた。ちょうど私も本堂に行かせていただいて、堀田さんにお会いすることが出来た。本堂の御宝前に向かって正座をされ、深々とご挨拶される堀田さんと奥さま。その姿勢、ご信心を、ぜひ学ばせていただきたいと思った。
 今月の妙深寺報には詳しくご本人が感得されていることが掲載されている。このような受賞を通して、それを御宝前のご加護、お導きと受け取っておられるところに随喜させていただく。生い立ちからお母さまのご信心、そして奥さま、ご家族への感謝。
 加えて、その心境を御教歌をいただきながら説明してくださっていた。
 第一には、
「うたがひて見んと思へど疑へぬ 信じて利益かうむりし身は」
との御教歌であり、現在の堀田さんの心境であるという。御利益を実感した、体感された方だけが分かるご信心の心境。いつでも、どこでも御法さまに見守られているということ。
第二には、勲章の伝達を受ける前にお参詣された折、正教師が御法門された御教歌。
「世の中の苦楽は夢のしばしなり 御法にあいし大事忘るな」
 この御教歌をいただき、ご本人は『堀田さん、勲章をもらったといって浮かれちゃだめですよ、夢のようなものかもしれませんよ、もっと大事なことがたくさんありますから、しっかりご信心に励んでください』と言われたような気がしたという。これもまた感服。ありがたいではないか。
 私たちは、社会人として生きている。その責任を、それぞれの職場の中で果たさなければならない。それは大切なことだ。しかし、その上で、さらに人生の先輩である堀田さんのように、もう一つ上の心境、ご信心に向かう姿勢ができれば有難いと思う。

1 件のコメント:

Tony さんのコメント...

Nice Pictures. You need a relationship with Jesus Christ.

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