2008年10月1日水曜日

帰ってきたウルトラマン

 月末、長男が帰ってきた。
 大きくなって、生意気な口をきくようにもなって、帰ってきた。ご奉公があったので、空港には姉に迎えにいってもらった。連絡を取りながら、到着時間に玄関の外に出て待った。
 車が入ってきた。うー、うれしい。久しぶりに会える。車の中から騒いでいるのが見える。ドアが開いて飛び出してきた。すると、私のことなど目もくれず、弟のところに…。「心配してたんだよ。会いたかったんだよ。帰ってきたよ~」と、弟を抱きしめながら泣き出した。なるほど。
 兄弟愛とは、すさまじいものだなぁ。次男は「にーに、にーに」と言い続けていたし、長男も弟のことばかりを気にしていた。そういう男同士の兄弟というのはすごいもんだと思っていたのだが、本当に、この帰ってきた時の姿を見ていて感心した。へー、ほんまなんや。
 家に入っても、ずっと一緒に遊んでいる。次男は一番手のかかる時なので、長男が面倒をみてくれているのが嬉しい。弟想いなんだな。ありがたい。
 これからも、二人で仲良くしてくださいね。面倒も、ちゃんとみてくださいね。長男は、前歯が二本すっかり抜けていた。これも成長の証かな?
 いままで静かだったのだが、一緒の布団にもぐりこんでくる。一晩中、モゾモゾモゾモゾと動き続けてる。淋しかったから、それもいいか、と思いながら、一緒の布団に寝ることを許してる。夜中まで原稿を書いていて、4時ごろ布団に戻ると起きている。そこから頑張っていたことを話し出したり、あれを買って欲しいとねだりだしたり。もう、「ウルトラマン、ウルトラマン」とやかましい。大怪獣バトルというものがあるそうで、そればっかり言っている。しかも、ウルトラマンのことになると驚くほど詳しい。すごい。うちの子どもがスゴイというか、子どもの心を掴むマーケティングがすごいなぁ(こんなこと考えるのも変か)。親もウルトラマンに夢中だったのに、子どもまで。同じネタで話が出来るというのも面白いものだ。とにかく、私の中では「帰ってきたウルトラマン」ということになっている。
 まぁ、どこまで成長したか、ゆっくりと見ていこう。いい子にしてないと、部屋に(押し入れに)入れるぞ。

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