2008年10月19日日曜日

トゥクトゥク

 カスン君のオフィスには、準備ご奉公のために3日前と昨日の夜に伺った。
 最初に訪れた日の夜、雨が降っていた。最速のコンピューターが並ぶオフィスに、カスン君の会社のスタッフとディリーパ君が作業を進めていた。彼らが準備ご奉公に追われていたのでホテルへの帰りはスリランカ名物の乗り物、トゥクトゥクで良いと申し出た。車で送ってもらうとなると時間が掛かるし。第一、ずっと乗りたかった。タイでは「タクタク」だか「ティキティキ」だか、もう何と呼ぶか忘れてしまったが、何度か仕事でタイを訪れた際に使わせてもらった。タイのものは少し大きい。アジア各地で、この乗り物は市民の足として大活躍している最もポピュラーな乗り物だろう(タイかフィリピンで乗ったバイクのタクシーも面白かった。乗る前に、「ねぇ、本当にタクシーなの?」と聞いた。どこに連れて行かれるか、ドキドキしたなぁ)。
 スリランカのトゥクトゥクはタイのものよりも小さいそうだが、すべてインドから輸入しているという。街中、いたるところに走っていて、よく事故が起きないものだといつも感心していた。
 雨の中、トゥクトゥクに乗り込んでホテルまで。何やらディズニーランドのアトラクションに乗っているようだ。2キロで100ルピーくらい。カスン君のオフィスからホテルまで5分で300ルピーくらいだろうか。支払いをしようと思ったら、カスン君が払うからいいと言われてしまった。どちらにしても、申し訳ないなぁ。
 カスン君は、きっと立派なリーダーになるだろう。仕事も順調だし、心根が良いとガマゲ氏も絶賛していた。本当に、私もそう思う。スリランカにも、これほど素晴らしい佛立青年がいることを誇りに思う。第3回の青少年の一座の担当、北崎くんが団参に加わっているのだが、このカスン君へのインタビューを行うつもりだ。今日、記念大法要の後でカスン君のオフィスをもう一度訪れる。帰りは、もう一度トゥクトゥクに乗りたいな。

0 件のコメント:

妙深寺に杉野宣雄先生の大作が

杉野宣雄先生の企画展が終了し、図録も大好評をいただき感激しています。 杉野宣雄先生は京都佛立ミュージアムに見事な作品十数点を寄贈くださいました。今後数百年にわたり大切にしたいと思っています。 これらの素晴らしい作品をミュージアムの倉庫にしまっておくだけではもったいないので、貸出契...