全く暑さを感じない、爽やかな、涼しい風を感じながら、妙深寺創立七十周年・平成の改新・「私と家族と妙深寺」をテーマに開導会第一座を奉修させていただきました。お参詣、誠にありがとうございました。
70年の間には、妙深寺と、日博上人と、先住と、御講師方と、お役中さん、ご信者の皆さま、自分と、家族と、様々な、悲喜こもごも、様々なドラマがあったはずです。今年は、この重みを噛みしめて、ご奉公させていただいております。
お寺には、なかなかいい時には来てもらえません。一般的に考えても、「大学に受かったー!」「子どもが出来たー!」という時に、「よしっ、お寺に行こうー!」とはならない。誰かが亡くなったり、悪いことがあったりした時に、「すいません、お寺さん、よろしくお願いします。」という感じになります。
それでもいいんです。そういう時に、生きたお寺・妙深寺は、日博上人、日爽上人を先頭に、ご家族の様々な問題に立ち向かってゆきました。そうやって立ち向かっていって、そして、みんなで乗り越えて、泣いたり、笑ったりしながら、積み重ねてきた70年間だったはずです。
しかも、哀しい時だけじゃない、日博上人は社会奉仕活動や福祉活動に力を注ぎ、ボーイスカウトを創設。先住日爽上人は着任早々ガールスカウトを創設し、お寺を上げて「運動会」を開催されました。全部、もっともっと、子どもたちのために、ご家族とともに、一緒にできるご信心、生きたお寺・妙深寺であるために行われてきたご奉公でした。それは、「お寺は法事やお墓参りのためにあるんじゃない」「生きている一人ひとりが、家族が、みんなで来るものなんだよ」ということを、表明したご奉公だったと思います。
そうやって歴史を積み重ねてきました。
そして、今日、70周年の開導会で、ツリーハウスが完成しました。これは、妙深寺70年の集大成のような、「生きたお寺・妙深寺」、「私と家族と妙深寺」の、象徴的なモニュメントだと思います。感激です。感動ですー。
辛い時も、楽しい時も、哀しい時も、嬉しい時も、これからも、私と家族と妙深寺として、みんなでご信心、ご奉公させていただきたいと思います。
お参詣も、本堂めいっぱい。またまた、溢れていました。
御法門に引き続いて、「私と家族と妙深寺」をテーマにして、陶山さんご一家と箕輪さんご一家のお話を、ビデオとインタビューを交えてお話ししてくださいました。本当に、有難いお話でした。私と、家族と、ご信心なのですね。
そして、ツリーハウスの完成セレモニーとして大きな「鍵」をいただきました。建設ご奉公に携わった全ての方々のお名前が書かれています。薫化会のみんなの名前も書いてあります。後ほどツリーハウスの中に飾りますね。サプライズとして、私からご奉公者の方々に感謝状をお手渡しさせていただきました。汚い字の手書きにこだわりました。
さらに、「陸前高田 in サマー」のご披露、ビデオ放映。盛りだくさん、素晴らしい開導会でした。
明日、第二座のご奉公です。10時からの奉修です。一人でも多くお参詣ください。
ありがとうございますー。
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