妙深寺の成人式で最も感動するのは、ご家族へのインタビューやメッセージ、成人者からのお礼の言葉を聞く時間。
「成人」と言われても、何か漠然としていても不思議じゃないけれど、このやりとりこそ「あぁ、成人だ」という節目だと思えます。
インタビュアーの由香ちゃんなんて、もうプロフェッショナルだもの。
臨機応変だし、まごころがあるし、配慮にあふれてる。
ご両親の気持ち、本人の気持ちを、丁寧に引き出していく。
いったい、社会でどれだけ活躍しているんだろー。
すごいなー。
そんなところにも感心していました。
青年会の成人式、教養会がみんなで協力して作り上げる成人式、ありがたかったー。
圧巻だったのは、サプライズで登場したビデオ!
何と、悠時くんには、遠くブラジルからお祝いのメッセージが届きました。
「これ、いじめ。みんなの前で、泣きたくない(涙)」
感動しました。
熱い、メッセージでした。
「ユウジ、ガンバレ。ガンバレ、ユウジ」
そして、朝陽くんへの温かいビデオ!
これはレベルが違い過ぎて、もはや本堂中が歓喜の輪に包まれました。
結婚式みたい。
すごい。
妙蓮寺拳法部の皆さんのご出演もあり(笑)、最高でした。
竹村ご住職からの熱い熱いメッセージもあって、朝陽は幸せ者だと思います。
20才からの人生、生き直しです。
最高の人生にしましょう。
最高の人生に出来ます。
するか、しないかは、自分次第。
やるか、やらないか。
どれだけ大変な困難が立ちはだかっても、どう考えても理不尽なことが降りかかってきても、乗り越えられる、切り抜ける、やり遂げる。
斜に構えるのは簡単だけど、一度きりの人生を、精一杯、だったら熱く、信念の道、真実の道を、歩んでもらいたい。
僕の20才は、大学生。
ジェットスキーばかりしていました。
大学時代にいただいたトロフィーが部屋の戸棚にゴロゴロしています。
昨日、それを出して、話をしました。
懐かしいです。
ほんの小さな、雨のしずくも、ついに石を貫くように、努力を積み重ねれば、必ず報われる。
根性が違う。
そう言えるほど、努力して欲しい。
自分という作品を、試行錯誤しながらでも、作り上げてもらいたい。
見落としてると、直せないし、変な形のままになる。
磨いて、磨いて、積み重ねて、厚さを増し、重みを増し、丸みを増して、自分だけの人生が出来てゆく。
時は、誰にとっても同じなのだから。
どう過ごすか。
その内容で、結果が異なるのだから。
やるしかないのです。
3 件のコメント:
小生のクルマよりも高価なジェットスキーを、お寺のご子息であり、当時はまだ学生の身であられたご住職が、どのように購入なさったのか。
全国を転戦なさるときの経費は、どう工面なさっていたのか。
学業と修行とレーサー生活を、どのように両立なさっていたのか。
以上、凡夫の身にははなはだ謎であります(笑)。いちどプロレーサー立志伝をくわしくご開陳いただければ幸甚です。
ありがとうございます。
いかにも伊那谷さんらしいコメント、ありがとうございます。
ジェットスキーは友人たち12人で調布でお花屋さんを経営していた関くんという高校時代の友だちのお父さんに、みんなで念書を書いてお金を借り、買いました。
みんなで交代しながら持ち回り、練習に明け暮れた。
ワイルドストロベリーズ、東京中央食肉市場、原田畜産、学校に行かずバイトと練習。
2年後ようやく自分でジェットスキーが買えました。無論みんなと同じようにローンでしたが。
フィットネスウェアを販売していた会社が私たちの最大のスポンサーで、お世話になりました。チャンピオンになる前、フロイラインエアロジェットスキーチームのキャプテンとなり、横浜博覧会の海のパビリオンでデモンストレーションのお仕事をチームとしていただき、学生連盟も作ることができました。この頃の転戦費は自腹ワリカン、宿泊は雑魚寝、テントやバス代はスポンサーでした。
プロになり、ダイビングメーカーや洋服メーカー、オイルメーカーからスポーサードをいただきました。SAS、パリス、パーソンズ、BPなど。1300万円くらいだったと思います。チームトラックをはじめ転戦費用、エンジンもすべてでしたので手にしたことはありませんが、みんなで徹夜でメカニックをしていた時代からは解放されて、ありがたかったです。
学業との両立は難しかったですが、裏口入学でも裏口卒業でもありません(笑)。ダイヘンをお願いしたゼミもありますが、なんとか卒業できました。
プロレーサー立志伝までは行きませんが、こうした成績が残せたのは友人たちの力、先輩のお力添え、スポンサーの皆さま、もちろん両親、小遣いを一切もらわなかったわけではないのですから、妙深寺のご信者みなさまのおかげであると思います。
いま、こうして、あのスポーツで得たことを、あの時の友人たちが妙深寺のメンバーとして支えてくれたり、あのスポーツをしていなければ会えなかったであろう方々が、いつもご奉公してくださっているのを考えると、大変にありがたく思います。
しかし、スポンサーをいただいて、余裕が出てからは、いい成績は出なくなった。追っている時の力、追われている時の力、身軽な自分、背負う自分、プレッシャーの中でたくさん勉強になりました。
らしい、といわれると苦笑せざるをえませんが、小生は『古事記』ではないけれど「足らざるところをおぎない」たいとねがう者であります(笑)。
当時の状況が、小生どうにか理解できるようになりました。昼は学校、遊ぶまもなく夜はアルバイトをし、奨学金で苦学した愚息たちにも、すこしはご住職への親近感が深まるのではないでしょうか。
レジャーとしてのジェットスキーは、とかくマナーの悪さがめだちます。プロからのマナー啓発運動はいかがでしょうか。
ありがとうございます。
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