2015年4月17日金曜日

京都の美しさ

今日はパソコンとにらめっこしながら、久しぶりにいくつもの資料を作成したり、お礼状、お願い状、ご挨拶、お手紙などをお送りすることが出来ました。

ホッとひと息。

こうした時間が、とっても大切ですね。

お会いする人が多ければ多いほど関係性は希薄になると言いますし、かといって内にこもって少人数とお付き合いしているだけでは仕方ありませんし、ご流儀から逸れます。

山林に閉じこもるのは、ダメです。

信仰の純粋性を守るための「謗法を恐れる」という思いや生き方と、五濁悪世末法の中に入って白い蓮の花のように生きる菩薩行への思いや生き方を、いかに高い次元でバランスよく立ち、行ってゆけるかが、本当の修行だと思います。

謗法払いの前に、お教化です。

こんなシンプルなことも、忘れてしまっていることが多いので。

何を書こうとしたのかな。

そうそう、昨日の朝、京都に帰ってきたのですが、久しぶりに京都の悪口を言いたくなりました。

四条通りを一車線にする工事もやっていて、大変なのです。

本当の本当に、観光都市や、市民の利便性や、渋滞緩和や安全に配慮して計画されたのか首を傾げたくなる計画ー。

数年前、四条川端の交差点がスクランブル交差点になったのですが、これも改悪でした。

渋滞がひどくなったのはもちろん、歩行者が斜めに渡ろうと思ってもスクランブル交差点の線は引いていないし、秒数が短すぎて早歩きでも斜めには渡れない。

四条の一車線化も、フィレンツェやその他の観光都市のようになるのか、どうしたいのか。

また失敗を繰り返しているように思えて、心配です。

日本という国の、最大の観光都市です。

その京都駅の南口、八条口が、再開発のために工事が始まり大混乱しています。

しかし、この工事、全くダメです。

外国から来られたお客さまをはじめ普段の利用者を含めて、タクシーは長蛇の列ですし、軽く何十分も待たなければならなくなりました。

全く「おもてなしの国」ではないです。

京都でこれですから。

恥ずかしい。

工事の敷地は何日間も数台の車があるだけで、工事の作業員も少ない(汗)。

観光客の方々にご迷惑をおかけしていても、日本最大の観光都市が、必死に、総力をあげて再開発しているのであれば分かるけれど、相変わらず、のらり、くらり。

宣伝しなくても観光客が来る街であるのは分かりますが、だからこそしっかりしないと恥ずかしいです。

本当に、直さないと。

京都で生まれて、横浜で育ちましたが、こういうところが嫌いです。

なんでもそうです。

どの分野でもそうです。

坂本龍馬が船中八策に書いたとおり、「有名無実の官」を廃して、既得権益でもなく、特権階級でも、世襲でもなく、もっと、天下の優秀な人材を登用しないと、腐敗も求心力の低下も硬直化も避けられないのです。

シンプルだけど分からないことがあります。

京都は、本当に美しい。

外観を保存することも大切ですが、見せかけではない美しさを保つことこそ大切です。

盆地。

ガンバロウ。

工事は今年いっぱい続くようです。

タクシー乗り場、バス乗り場での待ち時間を考慮して動いてくださいませ。

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