2010年2月24日水曜日

研究

研究の内容は、青少年の一座で寄せられた約500人の声を分類して、ご奉公に活かせるデータや指針にすることです。

若い方々の苦しみや悩みに、どのように向き合い、どのように寄り添い、一緒に支え合って、現証のご利益を感得してゆけるか。そういうことをまとめています。

逆に、これほど素晴らしいお薬である御題目をいただきながら、もし彼らの心に届けられないでいるとしたら、それは如何なる理由によるのか。こうしたことを明らかにして、改良点を示します。

また、それぞれの項目に提言も盛り込んでいます。

同じ病気で苦しんでいる人が、どうやってご信心でご利益をいただき、乗り越えたか。それを知ることができれば、御法門を何回聴聞するより力強い励ましやご信心増進のきっかけを得ることができるかもしれません。

「ご信心体験バンク」ではありませんが、 自分の所属するお寺では見当たらなくても、全国、いや全世界の誰かが、同じように悩んだり、苦しんだりしていた、それをこうやって乗り越えた、ということが分かれば、よりご利益がいただきやすくなると思うのです。

就職の悩み、学校生活のこと、家庭環境の問題、結婚や夫婦の問題、霊についての不安やトラブル、薬物のこと、心のこと、病気のこと、恋愛や性に関係することなど、プライバシーを守りながら、そのような苦しみや悩みを共有したい、共有できたらいいと提言します。

以前もあり、問題や課題もあったと聞いていますが、結婚紹介や婚活サポートなどのユニークな提案もあります。

特に昨日から今日は「お折伏」について考えさせられました。私たちの「言葉」への配慮が足りないという指摘です。ご信心を長くしておられても、それが形ばかりになると、優越感や独善的な気持ちばかりが前に出て、言葉が粗雑になったり、上から目線になったります。結局、その人の言葉は誰にも届かなくなり、教化も人助けも、当然青少年の育成もできなくなります。これでいいわけがありません。そんな風に「お折伏」を形骸化させている人がいた、大変です。

これは難しい問題です。結局慢心しているのですから、自分で気づくことが難しいからです。

そうしたことを議論して、普遍的な活かせる研究結果が出るように努力しています。頑張っています。

ありがとうございます。

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