2012年8月18日土曜日

夕立ちと凡夫の愚かさ

今日は朝からゴロゴロと雷が鳴り響き、午前中なのに「夕立ち」という感じでした。でも、この天候がまさに、昨日と今日の特別御講の御教歌、御法門でお教えいただいたことでした。

御教歌
「あまつつみ してましものを夕立に
たちぬるゝまで ふらじと思ひし」

凡夫の転倒。無常を知らぬ。すべて逆に捉えてしまう悪癖。転倒の4つ。常・楽・我・浄。

常なきものを常と思うほか、不幸の因を不幸と思えぬことども。そもそも壊れてしまっている考え方。

空を雨雲が覆って、いつ降り出してもおかしくない。でも、「たぶん大丈夫」「まだ大丈夫」と思って、
結局夕立ちのどしゃ降りに濡れなければ分からない。

人生も同じと教えてくださいました。家族の健康も、その幸せも命も、常ではない。いつ壊れてしまうか分からない。御法さまを侮ってはいけない。謗法していて、「まだ大丈夫」なんて思っていてはいけないのですね。

鈴江御導師をお見送りさせていただいて、そのまま東京の学士会館まで越させていただきました。先日、京都佛立ミュージアムの開館式にご出席いただき、講演をいただいた小美濃先生が主宰する幕末史研究会という会合に出席させていただきます。御礼とご挨拶。そして、今後ともミュージアムへのご支援などと賜りますよう、お願いしたいと思います。

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