寒参詣と共に、ついに「坂本龍馬と仏教展〜龍馬が目指した本当の維新〜」がスタートしました。初日からこれまで佛立宗と全くご縁の無かった方々が来館くださいました。
寒参詣、御法門、告別式、教務会議と、横浜で慌ただしくご奉公しておりましたが、ミュージアムの様子が気になりました。あの照明を直さなきゃとか、パネルの角度やスピーカーの位置、音量を直したいとか、来館者の方々が見やすいように改善したいことが頭に浮かんで、夢にまで出てきました(汗)。
とにかく、『閑愁録』の実物も展示されていますし、長松清風が書写した『随喜閑愁録』も展示されています。スクリーンからは『閑愁録』の現代語訳をナレーションで流しています。ソファーが置いてありますので、そこに座って、じっくりと海援隊の主張を聞いていただきたいと思います。きっと、全く新しい龍馬像が浮かび上がってくるはずです。私は、それが真実の龍馬像だと信じています。
圧巻なのは勝海舟の御題目。静岡の蓮永寺さま以外で展示されるのは、ほぼ初めてのことだと思います。すごい迫力、大変な事実です。さらに、お気づきになるはずです。こうして「南無妙法蓮華経」と草書体で書いているのは、開導聖人のご染筆の御題目と重なるのです。日蓮宗で拝見する御題目は「ヒゲ題目」と呼ばれる書かれ方が多いのですが、勝海舟、山岡鉄舟のそれは、そうではないのです。草書体なのです。
どうか、ゆっくりとご覧ください。
そして、ミュージアムの展示会場の横に、小さな本棚を設けました。長松清風(開導日扇聖人)や坂本龍馬、廃仏毀釈や国家神道についての本を並べてあります。館外にお貸し出しすることは出来ませんが、椅子に座って自由にお読みいただければと思います。
本当に、展示内容が整ってよかったです。いよいよ、開導聖人をさらに広く世にご紹介できます。ありがとうございます。
2013年1月6日日曜日
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