2013年8月20日火曜日

日峰上人

8月17日、伊勢佛立寺の野崎清流ご住職がご遷化になられました。小僧の弟子となっている清翔師のお祖父さまであり、淳慧師の厳父でもあります。このようなご縁から私も機会のあるごとにご教導いただきました。

法寿90才。昨夜はお通夜、本日13時から告別式を奉修いただき、参列させていただきます。最晩年は孫の清翔師の成長を最も楽しみにされていたとのこと。そして、私のような者の健康についても、一日に何度も聞いて心配くださっていたとのことでした。

ご心配いただいていたことを心に刻んで、改良しようと思います。これからは、もっともっと、一歩一歩、本当に踏みしめて、噛みしめて、ご奉公させていただくようにいたします。無常を噛みしめて。身体の健康のことだけではなく、心も、ご信心も、いつも健康であるために。

先日のテラコヤスコラの日、ボランティアでご奉公いただいた瀬尾さんから、私の祖父・大僧正日峰上人の写真をいただきました。スライドのネガとプリント。50才くらいでしょうか。お若い頃のお写真でした。

父は、日峰上人が40才の時に生まれ、私は父が30の時の子。物心がついた頃、お祖父さまはすでにすっかりお祖父さまでした。それでも、たくさんの重要な思い出、お言葉があります。

断固たる強さを感じました。それは、攻める人の強さではなく、守る人の強さでした。それこそ、本当の強さです。長らく、私はそれに気づけませんでしたが、今、ようやく分かります。

マトリックス。その双方に真があり、学びがあります。随縁真如。

お袈裟に、仏丸と共に日聞上人の御家紋が見えます。日峰上人のご生涯、その強さを継承して、大切なことを、守ってゆきたいと思います。

それにしてもハンサム。さすが。

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