もう12月、師走となってしまいました。
30日はピーター・マクミラン氏からお招きいただき、先生のオフィスで支援活動についてお話をさせていただきました。
東日本大震災、そしてネパール、その他、インドやスリランカでの活動など、いろいろなお話をさせていただきました。
12月1日、今年最後の月始総講を奉修させていただきました。
妙深寺の農園からは、旭くんが植えてくれた大きな大根が届き、財団の皆さんがお参りの方々にお分けしてくれていました。
旭くんの妹さん、芳さんもお手伝いをしてくれて、本当にありがたかったです。
御法門では、旭くんのご奉公を振り返り、長野別院の三祖会、男子信徒御講でも拝見させていただいた御教歌を頂戴いたしました。
夕方から、妙深寺の教務会。
さらに、異体同心で、困難なご奉公に臨むことを確認し、旭の分まで、妙深寺らしく、法華経本門の仏教僧、佛立教務の覚悟を固めて、ご奉公を進めてゆきます。
妙深寺では総祈願を一新し、ご信者さま一人ひとりと向き合い、顔の見える、胸襟を開いたご奉公、さらに細やかな、心と心が触れ合うように、平成28年度のご奉公を進めさせていただきます。
来月、もう一度、ネパールに向かいます。
来年度、京都佛立ミュージアムでは「スリランカと大乗仏教展 〜世界遺産に隠された物語〜」と題した企画展を開催することとなり、妙深寺スリランカ・コロンボ別院、ディリーパ・良潤師とコミュニケーションを密にして、その準備を進めます。
インドのご奉公も、シェーカーとも連携を深め、第二段階の支援活動、ご弘通ご奉公に入ります。
毎朝、一向に出口の見えない戦火拡大のニュースが届きます。
貧困や差別が、狂信的な宗教へと彼らを誘い、恐るべき蛮行に走らせてしまう。
ひとたび狂信的な宗教の虜となれば、それを心の中から排除することなど容易ではありません。
兵器の中で最も恐ろしいのは「リーサルウェポン」、つまり人です。
一人の人間が起こす凶行は、複雑化した社会となればなるほど、圧倒的な破壊力をもたらします。
だから、人です。
機械的な、金属的な、科学的な兵器を使って駆逐しようとしても限界があります。
人の心を正しい道へと導かなければ、一向に出口が見えないのは当然の帰結だと思います。
この世界に、仏教という希望があるということを、伝えてゆかなければならないと思います。
対岸の火事のように思っているのは大きな過ちです。
文明の衝突、ジハードにも十字軍にもしてはいけない。
宗教は、本当に恐ろしいです。
つくづく、そう思います。
だからこそ、仏教を伝えたいというと矛盾があるように思われるかもしれませんが、この矛盾の中に、「立正安国」や「一天四海皆帰妙法」という、私たちのご奉公のエッセンスがあります。
今日は、小学館さまと打ち合わせ、17時からインドご奉公のミーティング、19時半から局長室会議です。
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