2025年7月21日月曜日

男の元気、男のやる気。












今日は海の日。古くから7月20日は「海の記念日」でしたが平成8年に祝日となり、平成15年から7月の第3月曜日に変更されました。


昨日は妙深寺の男子信徒住職御講でした。たくさんのお参りをいただき、40才、60才の祝い会もあり、その後の親睦会も本当にありがたかったです。


1部でも2部でも、それぞれにインタビューしていく流れが自然で、マイクを渡された人がしっかりと自分なりの心を語ってゆく。簡単なようですが、すごいことだと思います。


今年は「男の元気、やる気で、歓喜踊躍のご奉公」というテーマをいただき、頭を抱えながら御法門の研鑽をさせていただきました。


御教歌「人に生れ みのりにあふてしぬるなり こんなうれしいことははじめて」


男性と女性の違いはどこにあるでしょうか?差別はありませんが、区別はあります。


「男女平等」が強調される現代では性別による差別は許されません。しかし、「平等=みんな同じ」ではない。み仏の教えでは、命は平等でも、それぞれの「縁」によって現れる姿や役割は異なると説かれています。それぞれ役割が違うのです。


男性は女性より身体が大きく、体力もある。これは生物学的な違いです。ですから、歴史を振り返れば、戦争や災害が起きた時、戦場に行く、災害で身体を張る、命がけで危険な場所に飛び込み、家族を守ってきたのは、多くの場合、男性でした。


今や「男らしさ」という言葉すら使いにくい時代です。多くの男性が自信を失い、人生の目的にも迷ってしまっているように感じます。


なのに、なのに、今日のテーマは「男のやる気、元気で、歓喜踊躍のご奉公」。きっと、男性が男性として、苦難、困難、天災、人災の多い世の中、四苦八苦に溢れた人生で、率先して、やろうぜ、率先して、負を取ろうぜ、みんなが苦しんでいるなら、まず自分が先に行きます、先頭に立ちます、先に出ます、やります、と言っていきましょう、ということだと思います。


「覚悟」だと思います。そこには、覚悟があります。男性の覚悟、です。しかし、単なるマッチョな、戦争が起きた時に盲目になって死ぬと言うことではない。


嘆いても一日、笑っても一日、遊んでも一日、精を出しても一日。

どうせなら、明るく、楽しく、正しく、楽しんで、過ごしましょう。


生きづらさを感じている人、生きていくことが大変、面倒、辛い、苦しいと思っている人が多くいる混沌とした世の中。その世にあって、男性が率先して、「歓喜踊躍のご奉公」をすることこそ、現代の覚悟だと思いました。


困難な時代、何があるか分からない時代、苦難や困難の多い人生、だからこそ、人間に生まれて、御法さまに出会えた喜びを全身にまとって、先頭に立ってお題目を唱え、人をたすける道に励む。


女性は命を生み育てる尊い存在。男性は命を生み出すことはできなくても、命を守る、支える、導くことができる。男性、女性、「覚悟」の種類が違うだけで、高いも低いもありませんが、ただ男だからこそ、女性以上に覚悟して、特に、ご信心、ご奉公に、励むべきだと思いました。随喜して、感激して、明るく、笑顔で、ご信心させていただきましょう。


『御講聞書』に記された日蓮聖人のお言葉。

「所詮信と随喜とは心同じなり。随喜するは信心なり。信心するは随喜なり」

            

開導聖人の御指南

「娑婆に功徳をまきちらかして、死ぬること肝心なり」8-229


功徳を、まき散らす。すごく素敵なコンセプト。どうせなら、この世に、功徳をまき散らして、死ぬぞー、ということか。


素晴らしい男子信徒の方々がいて、勇気をいただきました。

ありがとうございます。

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