2010年9月2日木曜日

班長さんへの手紙 平成22年9月1日

ありがとうございます。
9月を迎えました。激動の平成22年もいよいよ年末に向かいます。本年後半のご奉公が本格的に始まりました。本年度のご奉公の誓願や目標が成就できるか、出来ないかは、この9月のスタートや過ごし方にかかっています。どうか、全員で励まし合い、支え合って、ご奉公に精進していただきたいと思います。
つくづく今年は御法さまの御意志、御法さまのご采配、御法さまのお力をはっきりと感じられる年です。辛いこと苦しいこともありますが、だからこそ、現証の御利益が次々に現れて驚かされる、感動できる、改良できる、そんな年です。
「そうかしら。例年と変わらないわよ」と思っている方がおられるとすれば残念賞です(笑)。信心を改良したり、ご奉公の仕方、取り組み方などを改良したりすれば、必ず現証の御利益が速やかに、はっきりと、明らかに、顕れてきます。
御教歌
「妙法の賞罰あらたなることを このごろしりぬ 改良の故」
もっと素直に、もっと正直に、ご宝前を中心に、ご信心させていただきましょう。

開導聖人の御指南の一つに、ご信者さんが飼っておられた牛についてのご利益談があります。

当時、あるご信者さん所有の牛が病気になったそうです。当時、農家の方や酪農のご信者さん方もおられました。牛は大変な財産であり、貴重な労働力でもありました。その牛の病についての御指南。
御指南
「牛の病、御花を煎じてのます~」
日扇聖人全集10巻129頁
牛の病気に、ご宝前にお供えした御花を煎じて飲ませたり、いただかせたりしたと記述されています。そうして牛が病気から回復したという御利益を感得した。すごい。
つい先日まで口蹄疫の問題で日本中が大騒ぎでしたから、この御利益談は身近に感じられます。酪農をされているご信者さんが佛立コープに協力してくださるお話を進めたいと思っていますが、やはり牛にも御題目を聞かせたい、ご宝前の御花もあげたい、そうすれば、きっと牛も健康になり、御題目やご信心がギュッと詰まった牛乳が誕生するだろうと、夢が広がります。
他にも、毒虫に刺されたら、まず御題目を唱えて、その口の中の「つばき」を塗るということも御指南にあります。ですから、もっともっと、ご宝前中心、ご信心中心の生活をすれば、現証の御利益を肌で感じられるようになるはずです。

「毒虫にさされて、口唱のつばきをぬる等、決心してかく行ふ事、人の得ざる所なり。無疑曰信」

有難い御指南です。植田所長、ありがとうございます。

まず、今月は5日日に敬老松風大会があります。工夫を凝らして、教養会が協力してご奉公くださっています。その思いを、老若男女が知ってください。妙深寺での「敬老」とは、単なるお祝い事ではなく、お祝いされる方々がご自身にお参詣いただく「長寿御礼御講」です。一人でも多くお参詣ください。お楽しみのプログラムがたくさんあります。

そして、12日は一万遍口唱会。出来る限り最初から最後まで、1分でも長く本堂ご宝前にいて、一遍でも多く御題目をお唱えしましょう。その「座して動かぬお看経の決定」こそ、御利益の基本です。
そして、住職は14日から22日までスリランカ・シンガポールのご奉公。清顕、清朋、良潤を連れて、他の御講師方も同行してご奉公に行ってまいります。南部にある軍事施設を訪れ、兵士たちに御法門を説き、御題目をお唱えするというプログラムが組まれているようです。どうか、無事に帰国できるように、ご祈願ください。
帰国の翌日はお彼岸の秋季総回向です。留守中、どうか将引ご奉公にお気張りいただきたいです。今月は本当に大切です。お互いに励まし合って、ご奉公に精進いたしましょう。

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