2012年12月8日土曜日

War is Over, if you want it

今日は朝から教区御講が三席、夕方にはご面会をいただき、18時から夜の住職御講、19時からボーズバー。たくさんのお参詣をいただきました。特別な日を目一杯のご奉公で過ごさせていただきました。幸せです。ありがとうございます。

今日は真珠湾攻撃の日ですが、同時にジョン・レノンの祥月命日でもあります。1980年12月8日、彼はマーク・チャップマンの凶弾に倒れました。

毎年彼の命日である12月8日に併せて『Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ』が開催されています。今年ははじめて息子のショーンが出演したようですね。ショーン。偉大な父親であるジョンの影に隠れてしまいがちですが、とても才能ある人です。観に行きたかったなー。でも、ご奉公があったのですから、一番有難いですね。

毎年書いているかも知れませんが、ジョン・レノンのクリスマス・ソングに『Happy Xmas (War Is Over)』があります。僕は、この時期に溢れるクリスマス・ソングやムードの中でこの曲だけは聴いてもいいのではないかと考えています。

なぜか。それはこの曲が一つの宗教を越えて平和を訴え、何も考えずにクリスマスを祝う者たちを強烈に皮肉っていると思えるからです。

私は、オノ・ヨーコさんが監修したDVD「レノン・レジェンド~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン~」(http://goo.gl/f7s1f)の中にある、この『Happy Xmas (War Is Over)』を観て衝撃を受けました。クリスマスを祝う歌であるはずの曲なのに、そこにあるのは戦争で傷ついた子どもたちの映像、子どもの死体、争う大人たちの姿、泣き叫ぶ母親の姿、ライフルを構える少年兵、両足を失った少年、涙する老婦人の姿が写し出されていました。これが、この曲で訴えていることなのだと、痛切に感じて、涙が溢れました。

「War is Over, if you want it」

僕たち次第。そこに気づかなければならないのだと思いました。愚かに、クリスマスを祈っても、何も変わりません。ずっと、戦争は続いている。子どもたちも、傷ついてる。死んでる。

一人が変われば世界が変わるのです。

このビデオの最後に用意されているテロップは、ガンジーの"An eye for an eye makes the whole world blind."。「"眼には眼を"で行けば、しまいには全世界が盲目になってしまう」という言葉です。

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