心を引き裂かれた少女。
バラバラに砕けた心の底から、彼女の泣き声が聞こえてくる。心の奥の、深い闇の中から。
今日、2時間寝て法深寺の門祖会へ出座させていただき、戻ってからお助行に加わりました。
今日は13時から0時半の11時間半。先ほどお助行が終わりました。本当に、妙深寺の教務部、清和会、ご信者の皆さまに支えられています。この2日間、全く動かなかった大きな山が動いたのを感じた夜。これほどの喜びはありません。
複雑に絡んだ業の糸を、佛立教務として、丁寧に解いているつもりです。それが役割なのだと痛感します。
そして、万策尽きてお看経しかないとお縋りする時に、本当に大切なことに気づきます。
なぜ、今まで気づかなかったのだろう。なぜ、今まで出来なかったのだろう。
人間の欲望や怒りや慢心は、苦しみの原因をブラインドします。そのことに気づき、乗り越えられたら、ピュアに、プレーンになれる。そうでなければ、ずっと酔ったまま、本当に大切なことを失ってゆくことになります。
ずっと、ご宝前にお縋りする日々を過ごして、思います。
僕は、新幹線のホームで5分待つのも嫌いな程せっかちです。止まっているのが何より苦手な人間なのです。
ですから、子どもの頃は、「お看経しなさい」と言われても、ジッとしていることが出来ず、少ししたら立ち上がって走り出していました。今でも本質的な性格は変わっていないと思います。
だからこそ、思います。
きっと、自分のためのお看経であれば、僕はこれほど長い時間お看経できません。自分のためではないから、こうして御題目を唱え重ねることが出来るのだと思います。ジッとしていられます。いや、ジッとしているわけではないですね。御題目による祈りは、どんな時間の過ごし方より濃い時間の過ごし方だから。
誰かのために祈れること、そのメソッドを持っていること、そんなライフスタイルを持っていることが、どれほど尊いか。人生の景色が全く違うはずです。
少し寝ます。
明日は長野教区の教区御講で長野まで参ります。
ありがとうございます。
2013年4月15日月曜日
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