2013年4月23日火曜日

幸せは分かち合っても減りはしない

今週末、27日、28日、29日の記念大法要に向けて、京都で準備ご奉公が始まりました。タスクが同時に5つは立ち上がっている状態です。まだまだ終わりませんー。

世界初となる世界同時中継の記念大法要。その中継はパスワードで保護されていますが、妙深寺も参列する28日18時からの「海外の座」はパスワードが解除された本当の世界中継、山内御講有の御唱導、福岡御導師による全編英語の御法門が予定されています。宥清寺の700年以上の歴史の中で、英語の御法門は初めてとなるはずです。

いろいろと不具合や準備不足が出るかもしれませんが、初めての試みということでご容赦いただきたいと思います。もちろん、ご奉公成就のために全力を尽くします。

いま、人々の心が、暗く閉ざされているのを感じます。宇宙にまで届くテクノロジーを持ちながら、隣りの人とも語り合えない、真剣に対話できない人が増えています。インターネットで知り合った遠くの誰かに慰めてもらっても、そこに甘んじたままであれば険しい人生は乗り越えられない。いい意味で期待してはいけない。

裏切られたと嘆く人に出会う。この世界が期待どおりでないとしても、「泣きながらでもいいことをせよ、悪いことはするな」という仏陀の言葉を伝え続けたい。そして、犀のように、菩提の道を、独り、歩む。孤独だけれど、菩提の道を歩く中で、虚構でも空虚でもない、本当の命と本当の縁に気づく。

「願わくは此の功徳を以て、普く一切に及ぼし、我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜん」

この功徳が、世界中に広がることを期待します。たとえ最初は一本の蝋燭の灯火でも、そこから数千、数万の灯火を点すことができるように。

今日まで、たくさんの方からインドへのご有志をお預かりしました。遅くなりましたが、これからお一人おひとりに、お手紙を出してゆこうと思います。

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ありがとうございます。

皆さまに於かれましては、日々為法為宗のご奉公の段、心より随喜申し上げます。

この度はインドへの支援活動にご理解をいただき、志篤くご有志をお預かりいたしましたこと、心より御礼申し上げます。

こうしてお預かりいたしましたご有志は、インド親会場・仏教学校の建設、またいつでもきれいなお水を提供できる井戸の掘削作業など、一円も無駄にすることなく使わせていただきます。

「何千本の蝋燭も、ただ一本のろうそくで灯すことができる。そして、その蝋燭の命は短くなることはない。

幸せは分かち合っても減りはしない。

- 仏陀 」

"Thousands of candles can be lit from a single candle, and the life of the candle will not be shortened.

Happiness never decreases by being shared.

- Buddha"

私たちの信仰のルーツ、仏陀のこの有名なお言葉を思い返しながら、聖地・インドでの活動も積み重ねてゆきたいと思っております。

いつか、私たちのこうした活動が、数千、数万の人の心に、灯火を点す日が来ると信じています。仏陀が仰せのとおり、幸せは分けても決して減ることがありません。私たちは、むしろ増えると信じております。

どうか、今後ともインドに於けるご弘通進展のため、ご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

末筆では御座いますが、皆さまのご健康とご多幸を祈念申し上げます。

合 掌、

長松清潤拝、

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