20年前、あの猛烈なお助行と現証の御利益を、高島さんが和歌にしてくれていました。
絶体絶命の先住のご容態と、連日妙深寺の本堂で行われていたお助行。20年目を迎えた今月、このタイミングで、高島さんが自費を投じて冊子にまとめてくださいました。必ずプレミアがつきます。本当に有難いです。
当時の状況を生々しく伝える歌の数々。是非とも手に取って、ご覧いただきたいと思います。
冒頭の歌は、恥ずかしながら、自分のことを見て、詠んでくださったものです。あれから20年。変わったこともあり、変わらないこともあり。
このタイミング、この時に、あの時を思い返せる有難さ。
一進一退の、厳しく、険しい中でも、佛立信心の真髄、お看経、貫と徹、お縋り、お懺悔、改良など、何より大事なプロセスに気づかせていただけるはずです。
ミラクルな結果よりプロセスにフォーカスするのが私たちのご奉公であり、本因妙です。昔話ではなく、いま現在の、真剣なお看経、真剣なご奉公が、出来ているのか、いないのかが問われています。
見せかけでは、いただけない。本音しか、伝わらない。脅しても、無駄。誘惑しても効果はない。
人間の、脚色、理屈も、修辞も、技術も、通じない世界。そんな世界もあるのです。そんな世界が、本当に大切な世界なのです。だから、まごころが大切と言うのです。まごころしか通じない世界があるからです。
とにかく、高島さんのご奉公、今回の決意や行動に感謝しております。出版物としてまとめてくださり、また宝物が増えました。あの時を思い返して、厳しいご奉公に臨みます。そして、みんなが、本当に大切なことに気づけたらと思います。普段は、なかなか気づけないから。幸せから学べる人は本当に少ないから。
ピュアな、プレーンな心。その大きさや深さこそ、人間の本当の価値なのだと思います。
"お看経のうた"
「拍子木も 折れるかの如君祈る
父君想う 若きお講師」
「花さそふ 庭の真下に身を挺し
祈りの真髄 伝えかりしか」
2013年4月15日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
遺嘱伝承の儀式
7月2日、京都本山宥清寺ご宝前において木村日覚上人が髙須日良上人より遺嘱を伝承され、佛立第27世ご講有にご晋位なされました。 昨日は宗門要路の方々ご参列のもと、厳かに「本門佛立宗第二十七世講有・本山宥清寺第六十八世住職遺嘱伝承の儀式」が奉修され、私たちは各部署に分かれてご奉公させ...
-
今日、12月11日、谷村新司さんの満75歳のお誕生日に、グランドプリンスホテル新高輪の飛天の間でお別れ会が開催されています。 別れを惜しむファンの方々が集い、何重にもなる長い列を作っておられます。谷村さんのご遺骨を真近に、お焼香いただくことができます。貴重極まりないお別れ会です。...
-
4月3日、無事にFMヨコハマ「横浜ラグーン」を放送させていただくことが出来ました。ご奉公に追われてまたまたお知らせが遅くなってしまいました。 「横浜ラグーン」は、時代の激しい波の中、日々世界へ出航してゆく皆さまに、安らぎとエネルギーをお送りするエンパワーメントプログラムです。免疫...
-
目の下で太ったクマが寝ています。トイレの鏡を見てビックリしました。 無事に山内日得弘通局長と共にチェックインを済ませました。13時半過ぎのフライトでソウルからネパールのカトマンズへ飛びます。成田からは鈴木日樹上人を先頭に、山内弘通部長、小林教養部長、兼子清顕師ほか13才から87才...
0 件のコメント:
コメントを投稿