2013年4月10日水曜日

陸前高田と大船渡まで

昨日は佛立研究所の会議。今日はこれから陸前高田、大船渡へ向かいます。東日本大震災から2年と1ヶ月目となる4月11日。素晴らしいご縁をいただくことが出来ました。また、明日ご報告したいと思います。とにかく、花巻空港で信仰師、清従師と合流して、明日のご奉公に備えます。

あと2週間ほどで、門祖日隆聖人550回御遠諱の記念大法要を迎えます。準備が最終盤ギリギリのところに来ています。

日隆聖人は、濁流の中に清流を見出され、濁流を清流に戻されました。言葉にすれば簡単ですが、濁った水や濁った水の流れが清くなるなど、本来あり得ないほど困難なことです。

それを、日隆聖人はご奉公くださり、ほぼ御一代で、駆けるように各地をご弘通に歩かれ、晩年は弟子教育のために力を尽くされました。第三下種の教相は、実践者でなければ分からず、弘通家でなければ伝えられない。偉大なご弘通の方、それ故に偉大な教育者であらせられました。まさに「蓮師後身」こそ日隆聖人に違いありません。

日隆聖人を思う時、まず思い浮かぶのは「再興」「正導(唱導)」という日隆聖人を讃えるお言葉です。その「再興」こそ、現代の私たちが心がけるべき心得だと思います。

記念大法要では、この報恩ご奉公を振り返ります。そのご奉公の結果は厳しいものでしたが、御正当法要で宗務総長が示された成果としての3点とは何か。

1つは新・佛立会館の落成。第2は海外弘通の進展と佛立宗のグローバル化。第3は青少年の一座による若い世代の台頭。これを、希望として、未来に向かいたいと思います。記念大法要でも、こうしたご奉公をお伝えできればと思います。

高知の朝、はじめて佛立寺にお参詣させていただきました。大感動。素晴らしい本堂で、美しいお花に見惚れました。ありがたいー。

もうそろそろ、出発の時間。花巻空港は寒いかなー。

0 件のコメント:

遺嘱伝承の儀式

7月2日、京都本山宥清寺ご宝前において木村日覚上人が髙須日良上人より遺嘱を伝承され、佛立第27世ご講有にご晋位なされました。 昨日は宗門要路の方々ご参列のもと、厳かに「本門佛立宗第二十七世講有・本山宥清寺第六十八世住職遺嘱伝承の儀式」が奉修され、私たちは各部署に分かれてご奉公させ...