2013年8月7日水曜日

人生の一部に

快晴の陸前高田。随分と日に焼けました。

陸前高田の中心部。今は背の高い雑草が生い茂り、見る影もありませんが、メインストリートだった広い道に山車が集結します。

去年と同じ、透き通った青い空。太鼓やお囃子、勇ましい掛け声。届け、届け、という純粋な思い。

みんな、そんな強い思いを込めて、ここに詰め込んで、今日を迎えているんですね。

子どもたち、暑い中でよく頑張りました。みんなの人生の一部に、大切なことが刻まれたはず。みんなで、破壊された陸前高田の旧市街を歩き続けました。

片道9時間。ほぼ一日目は移動、明日も移動で終わってしまいます。だから、今日です、今日でした。

東日本大震災には、特別な意味があったと信じています。ここから学ばなければ明日は無いのと同然です。自然災害が爆発的増加傾向にある中、いつか、わが身、わが家族も、同じような大災害に遭遇するでしょう。ですから、決して遠くの他人事ではありません。

重ねて、東日本大震災には特別な意味があったと確信しています。ここが学ぶ時であり、実践してみせる時でした。

開会式のご挨拶で、遠い遠い陸前高田のキャンプへ参加してくれた子どもたち、このご奉公を実現してくれた全てのご奉公者の皆さまに、まず御礼させていただきました。往復18時間のキャンプなんて、無茶です。でも、このキャンプの意味を、深く、深く受け止めて、また一つ、こうして大きな夢を実現することが出来ました。みんなのおかげです。

すべてを伝えることは出来ないけれど、東日本大震災が、子どもたちの人生の一部になったらいいな。被災地のみんなの思いや行動、僕たちの2年5ヶ月。

今日のお昼は久しぶりに炊き出しをさせていただきました。妙深寺スタッフのマジックのようなおもてなし。直射日光が降り注ぐ荒野に、すてきなレストスペースが出来ていて、美味しい絶品カレーが待っていました。完璧でした。このタイミングでの炊き出し。皆さんが喜んでくださいましたー。ありがとうございますー。

夕方まで少し休憩です。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ありがとうございます。

陸前高田での長期に渡るご奉公、ご苦労様です。

ブログの写真を見て、いままで仏立信者にお祭りは関係のないものと教えて来た自分にはっとするものがありました。

仏立の山車に、地域の方が仏丸の飾りを作ってくださるとは、本気のボランティアが地域の皆様に感謝されている現われなのだと感じました。

夏祭りやバレンタイン・クリスマスなど、そういった世間の神事に仏立信者は背を向けないといけないと考えていた自分に、もっと色々なアプローチがあるのではと考えさせられました。

陸前高田で活動されている皆様の安全と早い復興を祈念いたします。

ありがとうございました。

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