2014年8月4日月曜日

常識を疑え!

今朝、日本時間9時40分頃、中国南西部で巨大な地震が発生し、建物などが倒壊してたくさんの方々が亡くなったと報道されている。速やかな救援活動が行われますように。

ガザでは国連の避難施設がイスラエル軍の攻撃を受けて死傷者が出ている。20世紀にはヒトラーという殺戮者がいたが、21世紀にはイスラエルという殺戮者がいたと記録されるのではないだろうか。

高い壁に囲まれた劣悪な環境。「ゲットー」と呼ばれた地域の中に押し込められたユダヤ人。経済封鎖、資産没収、食糧難、ついには収容所でホロコースト・大量虐殺が始まった。

ヒトラーのユダヤ人への憎悪は、どれほどユダヤ人の人権を侵害し、生命まで奪い去っただろう。

その地獄から立ち上がったユダヤ人。国連でのイスラエル建国の承認。国連、つまり「United Nations」とは、第二次世界大戦の連合国のこと。ドイツ、イタリア、日本と戦い、勝った国家連合。そこが多数決で建国したのがイスラエル。

結局、イスラエル問題とは英国が開発した油田権益、エネルギー問題に端を発している。つまり、これもまた豊かな経済発展を目指す人間たちの欲望の対価として生まれた泥沼の紛争と言える。

無理に無理を通し、連合国、国連によって突如建国されたイスラエル。ホロコーストを経験したユダヤ人は、今や自分たちの権利だけを声高に主張して、ヒステリックに、傲慢に、他民族と対峙するばかりではないか。

イスラエル建国の大義を旧約聖書に求めた彼らは、それを掲げてパレスチナ人を「ゲットー」と全く同じように、高い壁を築いてパレスチナ人を押し込め、ジワジワと入植地を広げて、約束の地の、自分たちの国を、確かなものにしたいと戦う。

なぜ、女性や子どもたちが死んでゆくのを、ユダヤ人は見ていられるか。どんな気持ちで、学校や避難施設で、一般人が、女性や子どもが傷つき、亡くなってゆくのを、見ているだろう。

きっと、憐れに思っているだろうけれど、ユダヤ人の宗教、旧約聖書のヨシュア記を読めば、まさに、神から授けられた、あの約束の地を取り戻すために、モーゼの後を受け継いだイスラエルの王・ヨシュアは、神を信じて進軍を続け、女性や子どもまでも殺して、奪還を果たす。それを、神に報告すると、神はヨシュアを褒める。

国連は許さなくても、神に認められ、神に許され、むしろ褒められる殺戮。

誰も彼も、答えなんて持っていない。矛盾に満ちた理屈がまかり通っているし、つまらないジンクスに縛られているし、まさに迷信に迷わされ、一方的なシステムに惑わされている。

「ソイレントグリーンは人間だ!」

ブッダは、当時「常識」とされていたことから全く離れていた。仏教徒は、まずこのことを肝に命じなければいけない。

ヒンドゥーの世界観の中で、誰も疑いもしなかったことに向きあい、思考し、発言し、説き、伝え、行動した人こそ、ブッダではなかったか。

誰一人、疑いもしなかったこと。金持ちは金持ちは、奴隷は永遠に奴隷。人間の階級は生まれながらに決まっているという世界の中で、「全くそんなことはない。人は行いによって貴くもなれば、賤(いやしくもなる。」と説いた。

現代から考えると「当たり前」と思われるようなことでも、当時の人たちは驚愕した。まさか、そんなことを、堂々と言う人はいなかったし、それを確信して、何ものにも囚われずに真っ直ぐに生きるブッダは、真の穏やかさや強さを兼ね備えているように見えた。

それが、仏教。

僕は、昨日、若者たちに言った。

「常識を疑え!」

信心に住して、常識を疑う。

本当の、気高く流れる普遍の真理を、世界の真実を、見て取れ。

囚われるな。

縛られるな。

混沌とした世界の中に、明確な視座と答えを持っている者はいない。

政治家も、科学者も、実業家も、迷っているし、迷い込んでいるし、決められないし、動けないし、見えていない。

もう、戦争は始まってる。

関係ないと思うかもしれないけれど、いつ、ロシアを背景とした勢力がイスラエルに侵攻し、イスラエルがヒステリックに報復して、戦火が世界に飛び移るか分からない。

仏教徒として、行き、生きる。

眠ってる場合ではない。

誰も答えのない中で、若者たちよ、佛立青年たちよ、立ち上がれ!

未来は君たちの手の中にある。

くだらない理屈や常識に縛られるな。

インターナショナル御講で、熱くなりました。

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