2018年2月9日金曜日

シンバとナラと五輪












ネパールのシンバに家族が来ました。


まだ小さいですが、チベット犬の女の子だそうです。


ネパールのご信者さんが連れてきてくださいました。


名前は「ナラ」にしました。


まだ小さいので、心配。


仲のいい家族になってくれたらいいのですが。


この時間で、ようやくスリランカ、インド、ネパールからの連絡や相談が届いています。


朝まで忘れられない、深刻な相談もあれば、そうでないものもあります。


すべて、前進してる。またご報告します。


今日は無事に2席の教区御講を奉修させていただきました。


金曜日だったのですね。


夜は事務局会議でした。


オリンピックが始まっていますが、現地に行っている後輩の言葉を読みながら複雑な気持ちです。


五輪が、スポーツの祭典というよりも、政治やビジネスの舞台となっている現実。


ずっと選手に寄り添って来た後輩の言葉の方が、代理店のスポーツマーケティング局が作った言葉より重いのは当然ですが。


このビジネスモデルは.、もうもたないと思います。


スポーツの数だけ選手がいて、遊びの数だけヒーローがいるから。


僕はなかなかスポンサーもつかないスポーツをしていました。


「カメラが入らないとスポンサーはつかない」と何度も言われていました。


命がけの選手がいても、たくさんの観客がいても、地方の浜辺でやっている小さなスポーツイベントて選手も食べていけないし、人口も増えない、選手もアルバイトしながら練習するしかない。


スポーツには、実はいろいろな種類があると思います。


観るスポーツ、やるスポーツ、スポーツであると同時に人生や文化の備わったスポーツ。


宮廷文化の延長線上のような特殊なスポーツもあるし、野球やサッカーのようなスポーツもあるし、サーフィンやクライミングのようなスポーツもあるし。


オリンピックはその一部。


単純化されているから面白いかもしれないけれど。


数百億円が動くスポーツの祭典で、選手がアルバイトをしなければ生活できないなんて哀しい。


独裁者が褒賞としてメダリストを囲うのもちょっとだけど。


仕方ないかな。


それこそ、まさに「スポーツマーケティング」だから。


個人的には、オリンピックとは関係なく、一生続けられる、文化を持ったスポーツはいいと思うな。


スポーツの数だけ選手がいて、遊びの数だけヒーローがいる。


メディア目線に乗るのではなく、メディアに乗るしかない選手たちが垣間見せる本気の演技、戦い、気持ち、かっこよさ、いさぎよさ、素晴らしさまで、見たいし、見つけたいです。


せっかく、驚くようなお金をかけて、あり得ない数のカメラ、メディアを入れて開催されているオリンピックですから。


運営も大変だろうけれど、それはそれ。


選手、スタッフ、サポーター、オーディエンス、がんばれー!


とはいえ、本当に相撲の報道は見たくない。


手塚治虫さんの『ブッダ』の8巻を読めば分かるけど、人が寄れば組織が生まれる、しかし組織が生まれれば一緒に厄介なこと生まれる。



組織、協会、選手。


改革の騎手であるとしても、そうはしない。


勝負をするところが違う。


大学卒業直後、いろいろなものを目の当たりにしたからか、そういう道は選べない。


面倒でも、母や兄弟と向き合い、大切にし、何よりもそう言うならば世界最高の、日本人の、横綱を、まず自分で育て上げるしかない、ということになる。


先日、貴乃花に似ていると言われて、本当に激怒し、悲しくなりました。


全く違うから。


どんな組織でも運営するのは大変です、でもそれだけじゃない、僕らの世代は。


猛烈な孤独は誰でも同じ。


そこでなびいたら同じ。


まだしていないことがこれだけあるのに「人のせい」にしているのは未熟。


組織が小さな人間をつぶしたり無視するのも簡単だしイヤだけど、一部の人間が酔いながら組織を相手に批判するんも簡単でイヤなことですから。


たとえ問題の所在が明らかになっていたとしても。


結局、それはこちらの流儀ではない。


あくまでも、ご弘通です。


何とか、ご弘通をさせていただかなければ。


本物の、弘通家を育てておかなければ。


今だけ見るな。


父の教えです。

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