明日、80年目の終戦の日を迎えます。
今週の「ヨコハマ・ラグーン」では10年間の想いをこめて、「焼き場に立つ少年」の写真と「トランクの中の日本 〜戦争、平和、そして仏教〜」展についてお話させていただきました。
10年前、私はこの死んだ弟を背負う少年の写真と出会い、体当たりで写真展の開催許可をいただきました。多くのご支援をいただき、この写真をローマ教皇フランシスコに届けたり、サンマリノやイタリアで写真展を開催したり、東京展では上皇后陛下にお手紙をお送りし、映画『火垂るの墓』との共同イベントも開催できました。
しかし、この10年間、戦争や紛争は増える一方、超大国が平然と国際法を無視し、他国に侵略し、攻撃し報復し、力による現状変更が公然と、至るところで行われ、今や80年間で最も核兵器の使用が現実味を帯びていると言われています。日本でも短絡的で無責任や言説が飛び交い、明らかに地球上で日本人にしか出来ないこと、言えないことを忘れています。
今年の写真展開催にあたり海外から寄せられたメッセージ。
「悲惨な写真を見るために美術館に行く必要はない。ウクライナで、ガザで、至るところで、私たちは今日も、幼い弟や妹を殺され、無言でその死体を運ぶ少年や少女を見ている。」
全身から力が抜けてゆくようです。
「我々が歴史を勉強すると、我々が歴史から学んでいないことが分かる」 ドイツの哲学者・ヘーゲル
「人間が歴史から学んだことは、歴史から何も学んでないということだ」ウィンストン・チャーチル
「恐怖の描写をするだけであれば、われわれは正しく戦争に反対することにならない。しかし、生きることの喜びや無駄な死の非情さについて声高く述べるだけでも、同じように正しく戦争に反対することにはならない。数千年以来、母親の涙について語られて来た。だがその言葉も、息子が死ぬことを妨げ得ないことをしっかりと認めなければならない。」サン=テグジュペリ
是非、番組をお聴きいただければと思います。明日が終戦の日ですので、本日シェアさせていただきました。そう、番組で「ヒロシマ」と言っていますが「ナガサキ」の間違い、「焼き場に立つ少年」は長崎で撮影されました。
別件ですが、NHKの番組でジョー・オダネル氏自身が「焼き場にて、長崎」と名付けた写真を「裏焼き」とする説が紹介されました。これはホワイトハウス付プロカメラマンだったオダネル氏に対してあまりにも失礼な言説です。プロカメラマンがそのようなことを見過ごし、発表し続けることはあり得ません。しかも、あの日の記憶が目に焼き付いて離れず、苦悩してトランクを開けたオダネル氏です。長崎の役所の学芸員さんのようですが、ぜひ訂正していただきたいです。
今週はJOHN LENNONの「イマジン」と「GIVE PEACE A CHANCE(平和を我等に)」を選曲しました。ボーズワードはお休みさせていただきました。
ONAIR DATE 2025/08/13 (Wed)
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