清康は、私の従兄弟であり、学生時代から妙深寺の庫裡に起居して高校に通い、大学に入ってからは当時社会に出ていた私と一緒に仕事を手伝ってくれた。沖縄ロケ、ミシシッピーの縦断ロケ、その他たくさんの仕事に同行したり。たくさんの時間を過ごして、たくさんのことを教え込んだと思っている。当時の仲間も参集して、大変なお祝いになった。
彼が佛立教務道を歩み始めたのは先住ご遷化の日。息を引き取られる直前に、横浜市立病院の病室で剃髪得度をした。劇的なスタートであり、その一事だけとっても、死にものぐるいで佛立の菩薩行に励む戦士として、命がけでご奉公させていただかなければならないと本人も思っていると思う。
鈴江御導師からの訓辞は、佛立教務はご弘通の戦士である。とにかく、イヤなことも、腹の立つことも含んで、耐えに耐え、命をかけてご奉公させていただき、生きてゆくもの。まず、そのことを忘れぬように。その上で、そういう戦士の帰ってくる家を、綾子さん、つくってな、笑顔で迎えるだけでいいから、とお話しされた。ありがたい。
古くからの大先輩、友人たちも駆けつけてくださり、素晴らしい時間を過ごした。うれしかった。心から嬉しい時間を過ごすことが出来た。ヤスの先輩とは私の友人で、本当に気心の知れている仲間であり、かわいい後輩もいる。先住が亡くなって9年。友人たちも、いろいろな角度から私を見守ってきてくれた。彼らに、見ていただけただけでも、嬉しい。大きな節目を迎えられた。そういう気持ちになれた。今までの自分の人生を振り返り、有難さがこみ上げてきた。そして、ちょっと俺も人生を見つめ直さないとな、再スタートだな、と思った。
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