2011年5月21日土曜日

ここからはじまる

帰国して、怒涛の11日間を振り返る。よく体調を壊さずご奉公出来ました。ご祈願のお陰です。

すでにスケジュールは目一杯。今夕、今後の支援活動について打ち合わせ。一つにならなければ単発的で続かない。自己満足は最も忌むべきこと。善意があればいいということではない。だからこそ、善意のヒト・モノ・カネというものを、心して取り扱わなければならない。

帳尻合わせのご奉公、前後見境ない獅子武者の自己満足にさせてはならない。その可能性は十分あるし、すでにその傾向が全国で見て取れる。指導者の鈍さや場当たりなプランで貴重な善意や命を無駄にしてはならない。

今後、さらに意見を集約し、巨大な災害に立ち向かって力を合わせてゆかなければ。御本意がどこにあるかの見極めと、少異を捨てて大同につき、体裁ではない真剣なご奉公が組み立てられたらいい。

海外から帰ってきたばかりだが、「海外」という言葉を使うから「国内は置いてけぼりか」という意見が出る。海外のご奉公にだけ力を入れるつもりなどない。何度も書いているが、国内も海外もない。国内弘通のための海外、祖願や佛立らしいご奉公の一つであるだけだ。だいたい「海外ばかり」という者は国内での自坊のご弘通ご奉公も出来ていない。

真剣にご弘通を思う者は、「海外」も「国内」もない。これからは「世界」という言葉を使った方がいい。それは、どこかの新興宗教のような、戦略的な、政治的なものではなく、お祖師さまの弟子旦那として、日本を含めた世界に対して、命懸けで上行所伝の御題目をご弘通させていただこうという「同志」たちによるご弘通ご奉公を開始すべきだと思う。必ず、佛立菩薩は奮起する。その先頭に、教務が立つ。研鑽を重ねれば、必ず一騎当千の教務が誕生する。優秀で、ご信心の堅固な教務はたくさんいるのだから。ご信者さんの中にも、私たちよりも思いの深い方々はたくさんいる。

コレイア師と、二人でそんな話をしていた。そして、このインドのツアーを決して無駄にしないように、今日、この時から、この機会から、スタートしよう、と。さよならパーティーの時に、少しだけコレイア師と私からご披露させていただいた。

来月、スリランカとシンガポールのご奉公もあり、少々倦怠ぎみ。ディリーパにちょっと弱音。でも、この機会は逃せない。

ボーッとした頭で、インドを振り返る。その意味を。報道の深刻さを思いながら、重ねて、意味を振り返っている。

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