2016年2月21日日曜日



数百頭のゾウの群れが走るのを見たり、道の真ん中を体長1メートルくらいの大トカゲが歩いていたり、時々美しい孔雀に出会える。

大トカゲ、ときどき火の鳥。

スリランカという国に来ていただきたいものです。

一人で、イスラエルに行ったのは、2003年のこと。

イラク戦争が始まってから半年後。

エルサレムの旧市街、ダビデの塔から続く壁の上で、人間が作り出した恐ろしい呪縛を胸に刻みました。

人間を縛り付けられているものの正体は意外と単純で身近です。

ところが、それに気づく人は少なく、むしろ警戒心なく近づいて、そのまま囚われて一生を終えてしまう人が多く。

人びとを、いかに解放するかということが、仏教徒の使命だと思いました。

仏陀は、悟りを開かれた後、すでに涅槃に入る、つまり生きていても仕方がない、いっそ死んでしまおう、と思われたそうです。

そうですね、自分が見えたら、すべてを見ることが出来、分かってしまったら、もう、本当はそれでいいと思ってしまう。

しかし、そこが終わりではなかった。

そこから始まる旅がありました。

その旅こそ、求めていた旅、歩むべき道でした。

問題も多く、何ともならないこともたくさんあるのだけれど、感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。

生きとし生けるもの、ありとあらゆるものに、感謝ー。

きっと、こういう御教歌なのだと思います。

「あな嬉し嬉し嬉しといひ続け  やまざる物は南無妙法蓮華経」

こういうの、感じちゃう。

御教歌の解釈が御法門ではないのです。

その心。

本当に、心から、ありがたいと思います。

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