2014年5月21日水曜日

祇園精舎の鐘の声

ネットの環境、道の状況が悪いです。

それでも、ネパールからインドに戻り、シュラヴァスティまで辿り着き、無事に仏陀の聖地への訪問と、一同での口唱会は、すべて終わりました。

最後の聖地は、いつも祇園精舎のあったシュラヴァスティです。

ここには、大きな鐘がありました。

京都の祇園の原点もここ、平家物語の冒頭もこの場所のことからはじまります。

「祇園精舎の鐘の声、

諸行無常の響き有り。

沙羅双樹の花の色、

盛者必衰の理を顕す。

奢れる人も久しからず、

只春の夜の夢の如し。

猛き者も終には亡ぬ、

偏に風の前の塵に同じ。」

こちらの朝陽を眺めながら口ずさんでいたら、なぜか、平家物語なのに、涙が浮かびました。

これから、ラクノーからアグラ、デリーへ向かいます。

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