2014年7月5日土曜日

御講の素晴らしさ

御講は、本当にありがたい。このことを改めて教えていただいた今日の御講席です。

最初のお席主は丹羽さん。お母さまの吉岡さんは戸塚の名教区長でした。まだ25、26の頃、吉岡さんと一緒にご奉公させていただきました。教区御講は本当に久しぶりのことで、約20年ぶりにお参りさせていただきました。20年前、こちらのご宝前でお看経させていただいていた時のこと、鮮明に覚えています。

もう一つ。吉岡さんがご病気なられて、いよいよ重篤な状態とお聞きして病院に駆けつけました。

「清潤師が来られましたよー。」

ご家族や平石さんがそう言って呼びかけてくださいました。すでに意識はなかったはずですが、吉岡さんは元気でご奉公されていた時と全く変わらない口調で、

「ありがとうございますー。」

と応えてくださいました。その6時間後、吉岡さんは帰寂されました。死は誰の身にも訪れるものですが、吉岡さんの帰寂の姿は本当に佛立信者らしい見事なお姿でした。

また、御講の素晴らしさは、そこでお聞きする一人ひとりのご信心の実体験。今日は、あゆみさんがお話くださいました。聞きながら泣かれている方もいました。

いま、よく耳にする事件と同じような怖い体験を通じて、ご信心をさせていただいて1年間の感謝を、お母さん、ご家族、周りのご信者さま方、たくさんの方々に対して、本当に、丁寧に、お話くださいました。

心に残りました。御本尊さまを自宅にお迎えした時、鳥肌が立つほど感激したと。一段、一段の、感謝。

本堂でお参りできたことへの感謝。自宅でお看経できる喜び。実家でお看経できる幸せ。誰かの家でお看経できる御講やお助行の有難さ。何より、周りの方々の優しさに感謝されていて、まさに、みんなのご信心を増進させるお話でした。ありがとうございます。

午後は神奈川県の真ん中あたり、寒川に向かいましたが、渋滞もあって少し時間が遅くなってしまいました。しかし、朝から雨が降ったり止んだりのぐずついたお天気でしたが、不思議と雨が止み、全く傘を使わない教区御講でした。

生後1ヶ月に満たない長谷川さんのお孫さんを抱っこして大満足。離したくなくなったー。小さかったー。かわいかったー。

昨日は長男の誕生日でした。12才になりました。あんなに小さな時もあったなー。毎年、誕生日にいないのが気に入らないみたいですが、130年間続いている麩屋町のお総講、外すわけにはいかないし、むしろご奉公の功徳を彼の未来に贈りたい。とにかく、長男が無事に誕生日を迎えさせていただいて、感謝です。

神奈川県を、東から西、西から東。もうすぐ18時です。明日も教区御講を3席ご奉公させていただきます。

素晴らしい週末をお送りくださいー。

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